「おいどういう事だ!?なんでビナーがクリーチャー化してるんだよ!?」
「ドギラゴン!あのビナーヤバイぜ!クリーチャー化してるからか戦闘力が俺達の世界より見るからに上がってやがる⭐︎」
「そ、そんなのが襲ってきたのぉ!?」
ドギラゴン達が動揺している時だった。
ーービナーの背後から一人の機械型キヴォトス人が姿を表した。
「アッハッハッハッ!!!素晴らしい!!これがデカグラマトンの預言者・・・ビナーの力か!」
「て・・・テメェは・・・カイザー理事!?」
機械な為表情は見えないが・・・仮に人間だとしたら確実に嘲笑っているであろう声色で彼は笑っていた。
「なるほど・・・貴様達がアビドスに肩入れする怪物共か」
「なっ・・・怪物って・・・!」
前に出ようとするユメをドギラゴンの手が遮る.
「質問に答えろ!!・・・なんでテメェがビナーを引き連れてやがる!!」
辺り一面に高笑いが響き渡る。
「私達にはいい取引相手がいてね・・・ビナーを見せてきた後しっかりと改造をしてくれたよ!」
「取引相手だと・・・!?」
『・・・御託はいい、要はテメェがあのビナーを操ってんだろ?』
ガシャリ、とボルシャック・ドギラゴンの赤い籠手が鳴る。
『だったらよぉ・・・!テメェをこの場で眠らせればビナーも止まるだろ!!』
ーー風を切る音と共に、ボルシャック・ドギラゴンが拳を握りしめてカイザーに飛び掛かる。
『一旦眠って貰うぜ!!カイザー理事!!』
拳がカイザー理事に向かって放たれ、それはカイザーの意識を容易く刈り取る・・・
ーー事は無かった
「・・・は?」
それは誰の声か。
通常ヘイローが無いキヴォトス人は大した戦闘力を持たない。
そして、クリーチャーという生き物は生物の最下級に位置するような存在でも人の命を容易く刈り取る力を持つ。
だが・・・目の前で行われているのはその常識が覆る光景だった。
ボルシャック・ドギラゴンの拳はカイザー理事の片手で止められていた。
(人間が・・・ボルシャック・ドギラゴンの拳を片手で止めた!?)
「フンっ!!」
『ガアッ!?』
片手で止められた拳はボルシャック・ドギラゴンごとドギラゴン達の方に弾き飛ばされる。
「ボルシャック・ドギラゴン!」
「・・・そういう事か・・・テメェ、自分の身体とビナーをクリーチャー化させやがったな!」
「クリーチャー化・・・!?そんな事が出来るんですか!?」
「・・・カイザーもビナーも機械の身体を持ってやがる、つまり・・・機械型のクリーチャーの部品や武装をくっ付けちまえばクリーチャーになる事はあり得るはずだ!」
事実、かなり前にボスカツはただの鎧を材料に強力なクリーチャーであるブリキングを作成している。
「だがドギラゴン!つまりそれってカイザーコーポレーションにあのビナーを態々捕まえて改造するほど協力するクリーチャーがいるって事だろ⭐︎」
「もしかして私みたいに騙されて・・・?」
「分かんねぇ!!ともかく今はコイツらをなんとかしねえと・・・!」
辺り一面に地響きが響き渡る。
「ーーーーーーーー!!!!」
「ハハハハハ!!!素晴らしい力だろう?この力があれば我々カイザーコーポレーションは無敵だ!!」
「ふざけないでください!第一こんなの立派な侵略行為・・・!」
「侵略行為か・・・ならば一つの話を聞かせてやろう」
両手を広げながらカイザーは愉快そうに語り出した。
「正体不明のクリーチャーが出現、アビドスは対応するもあえなく返り討ちにされ全滅・・・そして残ったアビドスの土地権をカイザーが貰い受ける、という話だ」
「なっ・・・!?」
「い、イカれてやがる・・・!!第一そんなのが本気で通ると思って・・・!」
「通るさ!!万が一通らなければこのビナーを使えばいい!!クク・・・アーッハッハッハッハ!!」
高笑いが辺りに響き渡る。
『か・・・カイザーってこんなにヤベェ奴だったのか!?』
「もしかしたらクリーチャー化の影響で精神が凶暴になってるのかもしれないぜ⭐︎」
「ともかく、今はあのビナーっていうのをなんとかしよう!」
「で・・・でも・・・あんなに大きいのどうするんですか!?」
「・・・確かに、このままだと厳しいかもな・・・だがな・・・!」
ドギラゴンの姿がカードへと変わりユメの手に収まる。
「ユメ!デュエマみたいに俺を召喚しろ!真のデュエリストのお前なら出来るはずだ!」
「わ、分かったよ!えっと・・・ドギラゴン
カードが光り輝き、その姿がドラゴンの姿へと変わる。
身体は蒼き鎧に包まれ、背中には紅きマントが靡く。
「行くぜ・・・!蒼き無双 ドギラゴン
ドギラゴン視点と三人称視点、どっちがいいですか?
-
ドギラゴン視点
-
三人称視点