「ーーーーーー!!!」
背部のVHSから鉄柱のような大径のミサイルが、白煙を噴き上げて撃ち出される。
「大人しく喰らうかよ!!」
だが、ドギラゴン天は両手に銃を構えてミサイルを撃ち抜き空中で爆破させた。
そのまま突き進みビナーの背部に向かって咥えている槍を突き立てる。
(こいつ・・・硬え!?)
ーーしかしながら、クリーチャー化によって今のビナーの装甲はドギラゴン天の攻撃すら通さない域にまで達していた。
(なら・・・このまま一点を集中して狙って押し切る!!)
槍が弾かれた瞬間、ドギラゴン天は同時に爪による斬撃を槍を突き立てた場所に放った。
「ーーーーーー!!!」
目に見えたダメージこそないものを衝撃は伝わっているのかビナーは雄叫びを上げる。
「がっ!?」
その雄叫びによる風圧はドギラゴン天に襲いかかり、その身体を吹き飛ばした。
「ーーーーーー!!!」
すかさずビナーは背部から再びミサイルを発射し、ドギラゴン天に向かってミサイルは一直線に飛んでいく。
「くっ・・・!」
吹き飛ばされ怯んでいた物をドギラゴン天は身を捩ってミサイルを寸前で回避、直撃は避けるのだった。
※※※
『不味いな・・・このままだと・・・ドギラゴンの奴負けるぞ!!』
「そ、そんな・・・!?」
その言葉を聞いてノノミは膝から崩れ落ちた。
「ど、どうしよう・・・そうだ!私がドギラゴン君みたいにボルシャック・ドギラゴン君も・・・!」
「いや、大型クリーチャーを二体も実体化させんのはユメの負担が大きいぜ⭐︎」
「それよりもイーヴィル・ヒートを呼び出してください・・・イーヴィル・ヒートに乗って私とボルシャック・ドギラゴン達でドギラゴンを援護しましょう」
「わ、分かったよホシノちゃん!えーと・・・イーヴィル・ヒート召喚!」
カードが光り輝き悪魔竜の姿になる。
「俺の力を信頼しすぎてないか?」
ホシノは無言でイーヴィル・ヒートの背中に乗り込んだ。
「それじゃあ・・・行きましょう!」
「おう!」
「任せな⭐︎」
※※※
「ーーーーーー!!!」
ドギラゴンが回避をした瞬間ビナーは口を開き、その喉奥に開かれたチャンバー内にエネルギーを収束し始める。
ーー本来ならエネルギー装填にもう少し時間がかかる熱光線、アツィルトの光はクリーチャー化の影響によりチャージ時間の短縮に成功していた。
「しまっ・・・!」
そして全てを焼き尽くす熱光線がドギラゴン天に向かって発射され・・・
「『「今(だ)!!!!」』」
ーーその瞬間、弾丸が、クロスボウによる矢が、拳が、無防備になったビナーの下顎に向かって襲いかかる。
「ーーーーーー!?!?!?」
発射の寸前に無理矢理口が閉じられた事により熱光線はビナーの口内にて暴発。
その熱と爆発により頭部の装甲はドロリと溶け出していく。
「サンキューお前ら!!助かったぜ!」
「早くトドメを刺してください!!」
「任せろ!!これで・・・!!」
ドギラゴン天は大きく槍を振りかぶり・・・
「終わりだあああああ!!!!!」
ーー槍による斬撃を首に向かって放った。
「ーーーーーー!!!」
溶けた装甲をドギラゴン天の槍は抵抗無く貫いていき・・・
ーー頭部が完全に切り離され、ビナーは活動を完全に停止するのだった。
※※※
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・見たかカイザー!!テメェの頼みの綱のビナーは倒したぞ!!」
ドギラゴン天は力を使い果たし、いつもの子竜の姿に戻ってしまっていた。
「これでお前も運の尽きだぜ⭐︎」
切り札であるビナーを無力化されるという絶望的な状況。
もうカイザーになす術は無く、後は然るべき裁きを受けるだけ・・・
「ハハハハハハ!!!なるほど!!思ったよりやるようだ」
ーーだというのに、カイザーは笑っていた。
「強がりですか?大人しく投降してください、もう勝ち目は・・・」
「何、一体で勝てないというのなら・・・それ以上の数を追加すればいいだけの話だ」
「何を・・・言って・・・!?」
カイザーは三枚のカードを取り出し、掲げる。
その瞬間、三枚のカードが光り輝き・・・
「・・・は?」
「ひ、ひぃん・・・」
『・・・マジかよ』
「ーーーーーー!!!」
「ーーーーーー!!!」
「ーーーーーー!!!」
ドギラゴン達の目の前には三体のビナーが居た
ドギラゴン視点と三人称視点、どっちがいいですか?
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ドギラゴン視点
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三人称視点