大和鮭さん、誤字報告ありがとうございます!
「勝っ・・・た・・・」
辺りの風景がアビドスに戻ると、ユメの奴は腰が抜けたのかその場にへたりと座り込んでいた。
そりゃそうだな・・・俺ですらめちゃくちゃヒヤッとしたぜ。
「ユメ先輩!!」
「やった・・・やったよ皆!!私・・・アビドスを守れたんだ!」
『ああ!文句無しの完全勝利だぜ!』
「もう・・・心配させないでください!」
「いやぁ・・・カイザーの奴のヤラレっぷりも爽快だったな⭐︎」
「さて・・・後は・・・」
俺は気絶しているカイザーに近づいてデッキからビナーのカードを抜き取った。
全く・・・一体どんなクリーチャーがカイザーに協力なんてしたんだ・・・?にしても・・・
種族:ネクスト・コマンド・デカグラマトン/???
なんだこの種族の「???」って・・・?
どっかで見た事ある気がするんだが・・・まぁ今考える事じゃねぇか。
「とりあえず・・・気絶している今のうちにカイザーを拘束しましょう」
「ああ!この『ナチュラル・トラップ』で出来た縄でぐるぐる巻きにしてやるぜ⭐︎」
『えーと・・・こう言う時ってどこに突き出すんだっけか・・・』
とりあえずカイザーについてはアイツらに任せて・・・
「ユメ!やったな!お前のデュエマが、諦めない心が・・・アビドスを救ったんだ」
「私だけの力じゃないよ!ドギラゴン君達が居たから・・・私は最後まで戦えたんだよ」
いやぁ・・・そう言われると嬉しいぜ!
さて・・・戦いで腹も減ったし・・・なんか食いたい所だが・・・
「折角だ、カイザー撃退祝いになんかパーティでもして食いもん食べるとしようぜ!」
「ひいん・・・私も疲れてお腹空いちゃったよ・・・」
「それじゃあ・・・また柴関ラーメンでも行きますか?」
『いいじゃねえか!また行こうぜ柴関ラーメン!』
「わ、私も一緒に行ってもいいですか?」
「俺もだ!カイザーの奴を突き出したら合流する事にするぜ⭐︎」
さあてそうと決まれば・・・柴関ラーメンに向けて・・・!
「出発だぁ!!!」
「おー!!!!」
そうして俺達は柴関ラーメンへと行くのだった・・・
※※※
あの戦いから数日が経った。
どうやらカイザーコーポレーションはカイザー理事の度重なる不祥事が明るみになった挙句今回の襲撃事件の件もあってか動かざるを得なくなり、連邦生徒会も重い腰を上げたようだぜ。
その結果借金の法外な値段は半分以下になって返せる目処が立ったんだ。
『だかよぉ・・・連邦生徒会もケチだよなぁ、俺達あの危険なビナーを倒したんだぜ?ドーン!と借金を無しにしてくれてもいいのによぉ』
「流石にそう言う訳にはいかないんでしょうね・・・」
「ま・・・でも返せる目処が立ったんだ、クリーチャー問題を解決したら報酬も貰えるんだしコツコツ返していこうぜ!」
ゴホン、と珍しくユメが咳払いをする。
「これからも楽になったとはいえ多分大変だと思う・・・それでも・・・必ず皆でアビドスを復興させよう!!」
ユメの言葉に、俺達は頷くのだった。
第二章:対クリーチャー対策委員会編
完
※※※
「・・・モモイ」
「んー?どうしたの?」
双子のそっくりな中学生の少女、そしてその間には一体のマスコットのような青い機械のドラゴンが居た。
「・・・やはりおかしいと思わないか?あの男はどこか怪しい・・・!」
「もー!クエスチョンは心配性だなー!!大丈夫だって!」
「うーん・・・でもお姉ちゃん、流石にここまでしてくれるのは怪しいような・・・」
「えー!?ミドリまでそんな事いうの!?」
モモイは財布から本来ならとてもじゃないが手に入らない程の大金を取り出す。
「それよりも折角こんなに貰ったんだしいっぱいゲームを買お!これならアレも買い放題だし・・・いやっほー!!!」
そうして駆け出す少女の姿を・・・クエスチョンは心配そうに見つめるのであった。
第三章
天災達のパヴァーヌ編