大和鮭さん、誤字報告ありがとうございます
梔子ユメ 留年の危機!?
「いっそげ急げ!土砂降りだー!!!」
土砂降りの中、桃色の衣服に身を包んだ金髪の少女は土砂降りの中どこか楽しそうに走って家に帰っていた。
「まさかゲリラ豪雨に遭うなんて・・・って・・・あれ?」
「・・・・・・」
ふと、奇妙な物が目に入って少女は足を止める。
「何だろうこれ・・・?ドラゴンのロボット・・・?」
少女の目の前に落ちているのは水色の装甲に包まれた機械龍の姿だった。
「そうだ!折角だし持って帰ろー!ミドリ・・・きっと驚くぞー!」
そして少女は充分に抱えられる大きさになっている機械龍を抱き抱えると家に向かって笑顔で走り出すのであった。
※※※
「ワカラァァァァァァァァァァァァン!!!!!」
『グアアアアアアアアア!!!!!』
・・・あっ
そうして・・・俺が思わず吐いてしまった炎で目の前に座っていたボルシャック・ドギラゴンは黒焦げになっちまった。
「ひぃん・・・ひぃん・・・」
「ほら、早く手を動かしてくださいユメ先輩」
そして俺の横では梔子ユメ・・・多分もうそろそろ卒業する・・・はず・・・だ、うん
まぁともかくユメが脳から湯気を出して苦しんでいやがった。
なんでこんな状況になったのか・・・事態はちょっと前に遡るぜ・・・
※※※
「・・・ユメ先輩」
あのカイザー襲撃事件から数ヶ月の時間が経ったある時、ホシノの奴が深刻そうな顔で話しかけてきた。
「どうしたのホシノちゃん?」
「ああ・・・随分と深刻そうな表情だぜ」
「・・・まず、ユメ先輩は今年で卒業するというのはご存知ですよね?」
何を当たり前の事を言っているんだ?
三年生のユメは今年、アビドスを卒業する・・・
ん?
そういやこの世界って卒業したらどうなるんだ?
今まで俺達は現役の高校生にヘイローが付いてるのは見てるがそういや大人にヘイローが付いてることはねえ・・・まぁこの辺は追々考えるか・・・
「うん、それがどうかしたの・・・?」
「・・・どうしたの?ですって・・・?」
な、なんだ・・・?
ホシノのやつワナワナと震えてやがるぞ・・・?
「どうしたもこうしたもないですよ!!!このままじゃ・・・ユメ先輩馬鹿すぎて卒業出来ないですよ!?」
「何ィィィィィィィィィィ!?!?!?」
「ひぃぃぃぃぃぃん!!!」
ゆ、ユメが卒業できないだって・・・!?
「ど・・・どう言う事だよホシノ!!!
「まず・・・これを見てください!!」
バン!!!!
そういうとホシノはキレ散らかしながらユメのテスト?の点を机に叩きつけた
総合点数
梔子ユメ:38
「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!?!?」
「ひぃん・・・」
「総合点!?テストの点全部合わせて38点ンン!?」
「とりあえずユメ先輩の学力は大体小学三年生レベルです」
「どうやって高校まで入学出来たんだよ!?」
「こ、このままじゃ私・・・」
「余裕で軽く留年ですね」
「ひぃん・・・」
不味いな・・・このままじゃユメが一生卒業出来なくなっちまう。
こうなったら・・・俺が一肌脱ぐしかねえな・・・!
「安心しろ・・・俺が勉強を教えてやる!」
「えっ!?ドギラゴンって勉強できるんですか!?」
俺は懐から眼鏡を華麗に取り出してスチャッと装着する。
「こう見えても俺はな・・・火文明で一番頭の良いドギラゴン大学を卒業してるんだぜ?」
「す・・・凄い!ドギラゴン君って頭がよかったんだ!」
さぁ・・・華麗にどんな問題でも解いて解説してやろうじゃねえか!どれどれ・・・?
「・・・が・・・する・・・えよ・・・?」
「「・・・え?」」
・・・・・・
「ワカラァァァァァァァァァァァァン!!!!!」
「ひぃぃぃぃぃぃん!?!?」
「危なっ!?炎吐かないでくださいよ!!」
※ドギラゴン大学は猿でも入学卒業出来ます
よ・・・読めねぇ・・・
問題文が・・・そもそもこれは何を表しているのか・・・!!!
「・・・コツコツと勉強するしかないですね」
「ひぃん・・・」
なんてこった・・・まさに地獄だ・・・