「も・・・モモイとミドリがなんでこんなにデカい会社作ってんだよ!?」
当然あの二人が会社を作った事があるなんて話、俺は前の世界では聞いていなかった。
シンプルに話さなかっただけって可能性もあるが・・・それでも誰かしらは話題にしているはずだ・・・一体何が起きてるんだ・・・!?
「・・・考えられるとしたら・・・一つしかねぇ・・・!」
クリーチャーだ・・・!
本来クリーチャーが来るよりもっと前にクリーチャーが来ちまったせいでとんでもない影響が出ちまったのか・・・!
てかもしかしてGKBって
ん?でも確かこの時代にゲーム開発部なんて存在してないよな?
ともかく・・・!!
「ユメ・・・もしかしたら・・・予定を変更しなきゃいけなくなったかもしれねぇ」
「えっ?ど、どうしたのドギラゴン君・・・?」
とりあえず・・・ユメに色々説明しておくか!
※※※
「なるほど・・・確かにそれは気になるねドギラゴン君」
「だろ?・・・そうと決まればちょっと中を見てみるか・・・」
俺達はエントランスの自動ドアから中を確認しようとビルの中へと入っていった・・・
「おい!!バグで止まったぞ!!!」「うわあああああああああああああああ!!!!発売日明日なのにぃぃぃぃいぃぃぃぃ!!!!!」「えっ・・・シナリオの変更!?そんな突然言われても・・・!」「うわぁぁぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉぉおおん」「うっひょおぉぉぉぉ!このキャラたまんねぇ・・・」「もうさっ!無理だよぉ!プログラム分かんないんだからさっ!」
「「・・・・・・・・・」」
俺達はエントランスの自動ドアから外に出ようとビルの外へと出ていった・・・
「・・・じゃねえよ!!!中を調べに来たのに外に出てどうすんだよ!!」
「ちょっと・・・流石に・・・見てられなかったね・・・」
あそこには間違いなくこの世の地獄が詰まっていた。
あらゆる怨と絶望が・・・
「こ・・・今度こそ中を調べるぞ!!」
※※※
「ここが社長室か・・・」
(・・・あれ?今更だけどこれ不法侵入じゃ・・・)
「ユメ!!鍵はかかってねえみてえだぜ!」
ドギラゴンは社長室の扉を開けて中へと飛び込む。
「あ・・・待ってよドギラゴン君!」
慌てて続け様に社長室の中へと入っていくのだった・・・
ーー目に入ったのは黄金だった。
その部屋は壁、窓、インテリア、食べ物、ゲーム、全てが黄金に染まっていた。
(なんだ・・・この・・・悪趣味としか言いようがない部屋は・・・)
「・・・ほう、僕達の部屋と知って乗り込んで来るとは・・・随分と度胸のある人間がいるものだ・・・そして、まさか君に会うとはな・・・ドギラゴン」
「「・・・!?」」
機械音が、部屋の中に響いた。
すると反対側を向いていた二つの椅子が、こちら側へと回転した。
ーー片方に座っているのは、桃色の衣装に包まれてサングラスを付けながらグラスでブドウジュースを飲んでいる少女、モモイ
ーーもう片方に座っているのは、緑色の衣装に包まれてサングラスを付けながらグラスでブドウジュースを飲んでいる少女、ミドリ
(・・・なんで二人共ブドウジュースを飲んでいるんだ?)
ーーそして、部屋のあちこちが開き、そこから大量の水色の三角や四角の物体が姿を現す。
ガシャリ
そしてその物体は組み上がっていき、やがては水色の機械龍の姿へとなるのだった。
「久しぶりだな、ドギラゴン」
「テ・・・テメェは・・・クエスチョン!?」