「新しい力を手に入れて・・・勝太に一番の切り札は俺だと認めさせてやるぜぇ!!!!!!!!」
切札勝太の切り札の一体であるドギラゴンは飛ばされたキヴォトスにてこの世界の戦い方をマスターする為歩きだした!
そして現在は・・・
※※※
「タスケテ・・・動いてないのにアツイヨ・・・」
アビドスの砂漠で干からびていたぁ!!!
いや本当に何をやっているんだぁ!!!
※※※
時は少し遡る
「・・・妙だな」
俺はキヴォトスを歩き回り、あちこちを見ながら違和感に気づき始めた。
「・・・俺達の世界の奴らの姿を見かけねえ、どうなってるんだ・・・?」
それと同時にクリーチャーの気配も普段よりかなーり減ってるんだよな・・・もしかしてだが・・・
「俺・・・別の世界線のキヴォトスに来ちまったのか?」
別世界の存在がやってきたり行ったりする事は別に珍しい事じゃねぇ。
俺達だって異世界出身だしジェンドルは・・・
・・・・・・
俺の記憶にふと浮かび上がるのはアイツとの一回目のデュエマ。
・・・半身を切断され、電気で繋ぎ止められたグレンモルト。
・・・四肢を歪に繋ぎ合わされたカツドンの野郎。
・・・足を取られ、別の体に挿げ替えられたガイアール。
・・・そして
首を取られて、縫い合わされた・・・
「ああ・・・クソっ!!嫌な事思い出しちまった・・・」
・・・ハムカツ達は、ボルシャック・ドギラゴンは・・・
勝太は・・・あっちの世界ではどうなったんだ・・・
「・・・あー!!!」
ダメだダメだ!頭がネガティブになってやがる!切り替えろ!!
「はぁ・・・後見てない所は・・・」
・・・アビドスか・・・
※※※
「相変わらずデカい砂漠だな・・・」
にしてもアビドスと言えば・・・多分、俺達の中で一番心に傷を負った少女。
「ホシノの奴、別世界ぐらいは元気にしてるといいんだが・・・」
ヨシ!それを確認する為にも・・・歩くか!!
※※※
ヤベェ・・・普段の肉体のスペックの感覚で行動しちまってた、そりゃ砂漠で歩き回ってたら干からびるわ・・・
「あぁ・・・ここまでか・・・ガクッ」
そうして俺の意識は暗闇へと沈んでいった・・・
※※※
「わわわわわわ・・・だ、大丈夫!?」
声がかけられるも、ドギラゴンは全く反応を示さない。
「と、ともかく急いで水を飲ませないと・・・!」
少女はそういうと倒れていたドギラゴンを背負い、青緑の長髪とアホ毛を揺らしながら、アドビス高等学校へと急いで帰るのだった。
※※※
忘れられないあの決闘、知りたくなかった他の世界の俺達の末路を知ってしまったあの決闘。
・・・数多の命を踏み躙ったジェンドルは勿論許せねぇ
だが・・・それよりも許せないのは・・・
※※※
「・・・はっ!?!?」
目が覚めた俺は辺りを見渡した、
ここは・・・アビドスの教室か・・・
「誰かに助けられたのか・・・危ねぇ・・・マジでソイツには感謝しねぇとな・・・」
体を動かそうと立ち上がる、弱体化しているとは言えクリーチャーの身体、回復力もしっかりと高いんだぜ!
するとガラリと扉が開く音が聞こえた、どうやらこいつが俺の恩・・・
「・・・あっ!よかった!目が覚めたんだね!」
・・・は?
「干からびかけてたから本当に危なかったんだよ!どうしてあんな所に・・・」
・・・どうなってやがる・・・確かこいつは・・・
「いや・・・助けられてなんなんだが・・・ちょっと聞いていいか?」
「大丈夫!あんな事があったら疲れてるだろうし・・・知りたい事があるならなんでも答えるよ!」
ヤベェ・・・心臓がバクバク言ってやがる・・・!
「・・・なぁ、あんた・・・名前は?」
「名前・・・?私は・・・」
ゴクリと俺は息を呑んだ。
「アビドス高等学校生徒会長の梔子ユメだよ!」
・・・おいおい・・・梔子ユメって・・・
あっちの世界で・・・ジェンドルの奴にディスペクターにされてた子じゃねぇか・・・!?
それに確かとっくの昔に亡くなったって・・・
・・・まさか、俺は別次元のキヴォトスに飛ばされただけじゃ無くて過去の別次元のキヴォトスに飛ばされてたって事かよ・・・!?
お、落ち着け・・・とりあえず話を続けるんだ・・・!
「お、俺は・・・ドギラゴンっていうんだ・・・」
「・・・ドギラゴン?そういえば・・・見た事が無い顔だけど・・・もしかして、他の自治区の子なの?」
キヴォトスではドギラゴンなんてカタカナだらけの名前なんてほとんど居ないからか不思議そうな顔をしているな・・・
「ああ!その通りだぜ!」
キヴォトスには獣人やらロボットやらがいっぱいいるからか俺の見た目に追求される事は無い。
まぁ詳しく説明すると面倒だしここは嘘ついておこう。
だが問題はこれを信じるかどうか・・・
「そっか・・・そうだったんだね!」
・・・ヨシ!どうやら全く疑ってないみてえだな!
にしても・・・もうちょい疑り深い方がいい気がするが・・・
にしてもまさか過去に飛ばされてたなんてな・・・だが、これはむしろチャンスかもしれねぇ
俺はユメが死ぬって事を知っている状態で過去に飛ばされた、てことはユメが死ぬ未来を変える事ができる・・・!
といってもこの世界に俺達の世界の住人は来てねえみてぇだから多分俺達が過ごしてる世界の歴史が変わる事はねぇだろうが・・・それでも目の前で死にそうな奴がいるってのに見捨てる様な真似は出来ねぇ。
とはいえどうやってユメを助けるか・・・とりあえずここは・・・
変に俺が過去から来たって事を知られると面倒だしとりあえず知らないふりをしてアビドスの情報を貰うとするか!
「あ、あー・・・にしても何でここってこんなに砂まみれなんだ・・・?」
「・・・それは・・・」
※※※
・・・改めて事情を聞いたが胸糞悪い話だぜ、前の役員達もう既にボロボロになったアドビスをユメに押し付けてトンズラなんてな・・・
「えっと・・・ドギラゴン君?どうかしたの・・・?」
だが、それなのにこいつは文句も言わずに自分から必死にアビドスを守ろうとしている。
・・・世の中には無駄な事ってこいつを笑う奴もいるかもしれねぇが・・・
革命は、諦めさえしなきゃ最後まで起こる可能性がある。
俺達だってどんなに追い詰められても、どんな絶望的な状況になっても諦めずに何度もひっくり返して来やがったんだ。
・・・デュエマだって、最後の最後まで何が起こるかわからねぇ。
「・・・ユメ」
だからだろうな、俺が今の話で革命軍のクリーチャーとしてこいつを気に入ったのは。
「俺もアビドス復興に協力させてくれねぇか?」
「・・・えっ!?」
ーーこれは義務感じゃねぇ、正真正銘俺がやりたいって思った事だ
「ど、どうして!?」
「そんな話を聞いて放っておくなんてできねぇよ!俺達の手でアドビス復興させてやろうぜ!」
俺がそういってきた瞬間、ユメは俺の手を掴んでブンブンと勢いよく上下降り出し・・・イタタタ!!!身長差で痛ぇ!!
「ありがとうドギラゴン君!そんな事を本当に言ってくれる人がいるなんて!」
ユメは感極まっているのかさっきまで俺につけてた敬語も取れて俺の腕をブンブンと振り続けている。
「それじゃあそうと決まれば早速・・・!」
「・・・ユメ先輩、その人誰ですか?」
扉から聞こえてきた聞き覚えのある声に俺は振り返る。
「あっホシノちゃん!この人ドギラゴンさんっていうんだけどアドビス復興を手伝ってくれるんだって!」
「・・・ハァ?」
「えっとね・・・カクカクシカジカ・・・」
見た感じ雰囲気は俺が知っているホシノよりもかなり刺々しいな・・・髪も短けぇし
「・・・どう考えたって怪しいじゃないですか!?・・・前もまた似たようなのに騙されましたよね?」
「で、でも・・・ドギラゴン君はいい人っぽいし・・・」
「何度ユメ先輩はいい人っぽいと言った人に騙されてるか覚えてるんですか!?」
「ひいん・・・」
参ったな・・・こりゃ相当警戒されてやがる。
だが俺の手にかかればホシノ一人の信頼を得るなんて容易い事だぜ!
「・・・安心しろホ・・・じゃなかった嬢ちゃん、俺がユメの話を聞いて協力したいって思った事は本当だ!是非ともアドビス復興に協力させてくれ!」
ヨシ!これで完全に信頼を勝ち取れたはずだ!ホシノも俺の事を尊敬の眼差しで・・・
「・・・・・・」
あれ・・・?めっちゃ警戒されてるぅ!?
そんな・・・馬鹿な・・・!?
「・・・・・・・・・」
刺々しい雰囲気のホシノはずっと俺を睨みつけている・・・まぁこうなっちまった事は仕方ねぇ!
それじゃあ・・・サクッとアビドス復興してやるか!
※※※
ドギラゴンはこの時完全に舐めていた。
アビドスという土地の詰みっぷりを。
そして想像なんてしなかった。
あの因縁がここでもまた絡み合ってくる事になると・・・
「・・・パギャ・・・」
ドギラゴン視点と三人称視点、どっちがいいですか?
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ドギラゴン視点
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三人称視点