ドギラゴンと青き世界   作:アオドラ

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変数

 

 

「だが・・・どうやってモモイを起こすんだ?」

 

才羽モモイはギュウジン丸にしっかりと握られていた。

 

「・・・分からん!!何とかして起こすしかない!!」

 

「一番重要な所じゃないですか!!」

 

「えっと・・・もしかしたらだけど、いつもモモイちゃんを起こしたりしてる言葉を使えば飛び起きたりしないかな・・・?」

 

「・・・何をコソコソと話している?早くしないと・・・」

 

ギュウジン丸はモモイを眼前へと持ち上げ握りつぶそうとする。

 

「もう・・・それに賭けるしかないようだな・・・!!」

 

クエスチョンは大きく息を吸い・・・

 

ーー腹の底から声を出した。

 

 

 

 

 

 

「モモイィィィィィィィ!!!早く起きろォォォォ!!遅れるぞォォォォォォォォォォ!!!」

 

 

 

 

 

 

「えっ!?もうそんな時間!?」

 

 

 

意識が回復したモモイは辺りをキョロキョロと見渡した。

 

 

 

「えっ・・・何これ!?どうなってるの!?何でミドリはクエスチョンに銃を構えてるの!?今私を掴んでるのって何!?」

 

 

 

「今モモイちゃんは人質にされてるの!!このままだとミドリちゃんがクエスチョンを殺す事になっちゃう!!」

 

 

「えっ・・・」

 

「全く・・・何を企んでいるかは知らないが今更彼女を起こした所でどうにもならないさ」

 

「・・・ミドリと・・・クエスチョンを」

 

「・・・うん?」

 

頭に付けている猫耳の様なヘッドホンに熱が籠っていき・・・

 

 

 

 

「イジメるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

 

 

 

 

目の前にモモイを持ってきていたギュウジン丸の眼前で大爆発を起こした。

 

 

「お・・・お姉ちゃん!?」

 

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

「あれ?このヘッドホンって・・・モモイちゃんがしてたヘッドホン?」

 

机の上に置いてあった猫耳の様な突起が付いたヘッドホンを手に取る。

 

「それはこの会社でお姉ちゃんのヘッドホンを模して作ったんですけど・・・販売停止になってしまって・・・」

 

「販売停止?」

 

「はい、脳波を読み取って音量を自動調節できるんです、音量を最大にしたら自爆するんですけど・・・」

 

「欠陥品じゃねぇか!!!」

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

ギュウジン丸は頭脳だけでなく戦闘能力も上位に位置する強力なクリーチャーである。

とはいえ完全に予想していなかった位置から突如として眼前で起こった爆発はダメージこそ無くとも彼に一瞬の隙を作る。

 

 

「今だ!!!」

 

 

そして、ドギラゴン天(ドリーム)はその隙を逃すようなクリーチャーでは無い。

瞬時にギュウジン丸に向かって後ろ足で地面を蹴り上げ、急接近をする。

 

「オラァッ!!!!!!!!」

 

そして口に咥えている槍でモモイを抱えている腕・・・左腕に向かって斬撃を放つ。

 

「ガッ・・・!」

 

ドギラゴン天(ドリーム)というクリーチャーの一撃はギュウジン丸の腕の力が無くなるのには充分だった。

 

「よっしゃ!!モモイ回収!!」

 

「ゲホッ・・・ゲホッ・・・」

 

そしてドギラゴン天(ドリーム)はモモイを回収すると梔子ユメの所へと戻る。

 

 

「お姉ちゃん!!」

 

 

「モモイ!!」

 

 

至近距離で爆発を食らったからか、モモイは咳き込んでいた。

 

「ご、ごめんクエスチョン・・・酷い事言っちゃって・・・」

 

「・・・いや、僕こそすまない、明らかに言い過ぎだった」

 

「何はともあれ・・・形勢逆転だな、ギュウジン丸」

 

「ふ・・・どうやらその様だ」

 

人質を失い、この場にいる全員を敵に回している・・・だと言うのに、その態度にはまだ余裕が残っていた。

 

 

 

「だが、手がないわけでない、梔子ユメ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴様に真のデュエルを申し込む」

 

「え・・・?」

 

「なっ!?しまっ・・・!!」

 

瞬間、その場から全員の姿が消え去った。




次回はちょっと時間かかるかもです
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