ドギラゴンと青き世界   作:アオドラ

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大和鮭さん、誤字報告ありがとうございます


第三章最終話 ゲームクリアはニューゲームの始まり

「た・・・倒したの・・・?」

 

景色が元へと戻り、その場へハラリとギュウジン丸のカードが落ちる。

 

(・・・倒した・・・んだよな?)

 

ドギラゴンはギュウジン丸のカードを拾いながら嫌な予感を感じていた。

そう、これは終わりで無い、まるで始まりかのような・・・

 

「でもこれでようやく安心して会社経営できるね、お姉ちゃん!」

 

「いやーそうだね・・・会社を・・・ん?」

 

じっと周りをモモイは見渡した・・・そう

 

 

ドギラゴンファイアーによる爆発で炎がそこら中に燃え移っている周りを

 

 

「ギャァァァァァァァァァァ!!!!火事だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「えええええええええええええ!?」

 

「しまったぁ!!!そうだったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「消火システムを起動しろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひぃん・・・な、なんとか消えたね・・・」

 

「あぁ・・・ここで死ぬかと思った・・・

 

疲労困憊した梔子ユメとドギラゴンはその場へと倒れ込む。

 

「いやぁなんとか最小限の被害で済んでよかったよ!」

 

「そうだね・・・それじゃあ改めて・・・」

 

才羽モモイと才羽ミドリがドギラゴン達の元へと近づいた。

 

「ありがとうございます、私達を助けてくれて・・・」

 

「昼間は酷い事してごめんね・・・あのままじゃ私、ずっと騙されてたよ」

 

二人は上半身を起こす。

 

「気にすんなって!それにお前達のお陰でギュウジン丸が被害を出す前に倒せたんだ!」

 

「うん!それに困ってるならお互い様だよ!ミドリちゃん!」

 

「えへへ・・・そう言われると照れるなぁ・・・」

 

「それじゃあ・・・これから私達が出すゲームもご贔屓にお願いしますね!」

 

「おう!後・・・クエスチョン!お前もありがとな!!

 

「当然の事をしたまでだ・・・それよりも、ギュウジン丸は随分とありがたい置き土産をしてくれた様だぞ」

 

クエスチョンが手に持っているのは先程ギュウジン丸がミドリ達に向けて投げ渡した銃であった。

 

「それは・・・確かクリーチャーにダメージを与える程出力がデカい銃だっけか?」

 

「あぁ、これの構造を分析すれば・・・もしかしたら量産出来るかもしれない

 

「本当!それならホシノちゃんに渡せば・・・」

 

「まさに鬼に金棒だな・・・あ、俺の分も用意しといてくれよ」

 

「無論だ・・・とはいえ時間はかかるぞ、少なくとも来年に持ち越す事は覚悟しておいてくれ」

 

「長えなぁ・・・」

 

「この会社の事もあるから僕は忙しいんだ・・・」

 

「うん!私達のゲームの続編も明日発売だから楽しみにしててね!会社の全予算を注ぎ込んだ約束された神ゲーだから楽しみにしててよ!

 

そう言ったモモイの高笑いが会社中に響き渡った・・・

 

(・・・なんか忘れてる様な気がしたが・・・まぁいいか!)

 

 

 

※※※

 

 

 

 

数日後

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ドギラゴンは無言ででそっとゲーム機の電源を落とした。

そしてネットのゲームのレビューを調べた。

 

期待の海岸線は、上陸した最新作の出来で真っ青に染まった。

 

燃えさかる業火ですら、そのクソゲーには及ばない。

 

このゲームの製作者とも拳で語り合える

 

そのタイトルを聞けば、誰もが震え上がる

 

つまらん。こんなものを市場に出したら、一方的に終わるに決まっている

 

システムの弱さが敗北させるのだよ!

 

このゲームも、GKBも、我らにとってはただのゴミと同じだ…

 

(・・・うん、こりゃひでぇ!)

 

「・・・何でこのキャラは悪い事してるのに責められてないんでしょうか?」

 

『おい・・・こいつ性能弱いくせにパーティ固定なんだが!?』

 

「なぁ・・・これ前作の続きなんよな・・・?ヒロインの大半が新キャラに盗られたんやけど・・・」

 

「おい!全体的にカクカクして重いぞ!」

 

「カメラワークが動きに全く追いついていないでござる!」

 

「げ、ゲームシステムが前作と全然違う・・・」

 

「明らかに製作者の思想が強すぎるのではないか?」

 

「・・・こんな物を出してアイツ達、大丈夫か・・・?」

 

ドギラゴンはそっと今ここには居ないモモイ達に十字架を掲げるのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ところでユメ先輩、勉強は大丈夫なんですか?」

 

「「・・・あっ」」

 

 

 

梔子ユメ 留年

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわーん!!どうしてこうなったのぉぉぉぉぉぉぁぉ!!!」

 

差し押さえされたビルの前でモモイは大号泣をしていた。

 

「あ・・・あまりにも損害が酷すぎてビルごと何もかも売り払わないと賄えなかった・・・どういう事だ!?こんなの僕のデータに無いぞ!?」

 

「プロデューサーもスタッフも全員逃げちゃったね・・・」

 

「・・・も

 

 

 

 

 

 

 

もう会社なんて懲り懲りだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

モモイの泣き声がミレニアムに響き渡った・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

第三章

 

天災達のパヴァーヌ編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミラダンテ様、今回も見つかりませんでしたね・・・』

 

「ああ・・・ここまで見つからないとなると偶然という言葉では片付けられない」

 

廃墟の中、小さい白馬の様な姿の龍と巫女の様な姿の龍人が飛翔していた。

 

「恐らく何者かが私達の飛来を察して彼女達を・・・アリウス生とベアトリーチェを隠しているんだ・・・世界を移動しようとしても相変わらず戻されてしまうし我が主の助けは期待出来ないな・・・」

 

『う、うーん・・・でも、もしかしたらもう少し探せば見つかるかもしれませんよ!』

 

「私は構わないが・・・ミラクルスター、君は確か・・・そろそろ彼女との約束の時間では無かったか?」

 

『あっ!そ・・・そうでした!すみませんミラダンテ様!ありがとうございます!』

 

そして龍人・・・ミラクルスターは慌ててどこかへ向けて飛んでいくのであった。

 

「全く・・・彼女はどこかそそっかしいな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

「こ・・・来ないでくださーい!!!!」

 

とある場所にてとある中学生の少女がクリーチャーに追いかけられていた。

 

「・・・うう・・・全然引き剥がせない・・・!ーアイタッ!」

 

逃げる途中、少女は石に躓いて転んでしまう。

 

「こ、このままじゃ・・・あれっ?」

 

しかし、少女の目に入ったのは自身を追ってきたクリーチャーが意識を失う所だった。

 

『大丈夫ですか!?追われていた様でしたので助太刀しましたが・・・』

 

そして気絶したクリーチャーの背後から姿を現したのはミラクルスターであった。

 

「あ・・・ありがとうございます!これでようやく安心してペロロ様の最新グッズを持ち帰れます!」

 

「ペロロ様・・・?もしかして貴方が抱いている縫いぐるみの事でしょうか?」

 

「そうです!可愛いでしょう?」

 

「私はあまりこういったことには詳しく無いのですが・・・人間の皆様はこのペロロ様ってキャラが好きなんですね!」

 

ミラクルスターは無意識に最悪の選択肢を回避した。

 

「あっ!もしかしたら彼女は色んなことに詳しいのでペロロ様についても知ってるかもしれません!」

 

「本当ですか!?同じモモフレンズのファン・・・是非とも会いたいです!

 

二人とも絶妙に会話が噛み合っていないがこの場にそれを指摘する人間は残念ながら居なかった。

 

「それなら一緒に会いに行きましょう!きっと彼女も喜ぶはずです!」

 

「とても楽しみです!」

 

そうして二人は絶妙に噛み合っていない会話をしながら笑顔で彼女の元へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第四章

 

楽園樹編

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