「それじゃあ・・・皆でこの研究所を探索しよう!」
「オー!!」
そんな訳でユメ達はこの研究所を探索しに行った、そして俺は・・・
「・・・さて、さっきの話の続きと行こうか」
「あぁ、頼むぜミラダンテ」
さっきユメが部屋に入ってきた事で遮られた話をミラダンテとしようとしていた。
「まず・・・あのスター進化・・・ユメが言うには神秘スター進化について話すとしようか」
カヅラリーチェと戦った時に俺とユメの間に起きた進化・・・自分で言うのもなんだがアレは一体なんだったんだ?
「神秘スター進化・・・私達で色々調べたが、結論としては絆を結び共に青春を過ごした神秘を持つ生徒とクリーチャーの間で両者間のマナと神秘が混ざり合った時のみに起こるスター進化の事だ」
「マナと神秘が混ざり合った?」
「あぁ・・・神秘マナとでも呼ぶとするか、あの時君はユメの神秘が混ざり爆発的な力を・・・そしてユメも神秘に君のマナが交わり大量のリソースを君に送れる様になっていた訳だ」
「ゆ・・・ユメにも俺のマナが流れていたのか!?」
「あぁ・・・あの時の彼女は脚の傷から火のマナが溢れ出していただろう?あれは真のデュエリストとして彼女が元々持っていたマナ、そして彼女に流れ込んだ君のマナが体に収まりきらずに溢れ出していた状態だったんだ、だから体力を消費し強制的に君とユメと繋がりが切られ神秘スター進化が解除された・・・今はとりあえず彼女の神秘は元に戻っている様だ」
なるほど・・・実際俺がここで見たユメにはヘイローがちゃんとあったしな
だが今はそれよりも・・・
「ユメに流れ込んだ俺のマナはどうなったんだ?」
「・・・そう、問題はここからだ・・・通常、生徒にはマナが無く神秘スター進化をしたとしても恐らく神秘スター進化を解除すればマナはさっぱり消え問題は無い・・・だが彼女は真のデュエリスト、元々マナを持っていた上に君のマナが流れたお陰で・・・」
※※※
「ふえ・・・ふえっくしょん!!!」
研究所の探索中、梔子ユメがクシャミをした時、脚の一枚の絆創膏が剥がれた。
その時・・・
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!
「ひぃぃぃぃん!?」
「ゆ・・・ユメさんの脚から大量の火が溢れ出してます!?」
「わわわわっ!?ど、どうなってるのぉ!?」
ユメは脚の炎に驚きよろけた拍子に壁に思いっきり腕がぶつかってしまう。
その瞬間・・・
ドゴォォォォォォォォォン!!!!!!
凄まじい音と共に壁が粉々に崩れ去った
「嬢ちゃん・・・見た目に反して怪力やったんやな・・・」
「ち・・・違うよぉ!?」
※※※
「元々のマナと合体し更に増え今の彼女は大量のマナを貯め込んだ歩くマナ貯蔵庫だ・・・身体能力でいえば最早クリーチャーと大差がない」
「なんてこった・・・」
俺は天を仰いだ・・・マジか・・・確かにユメが強くなるのは嬉しいがだからと言って人間離れして欲しかったわけじゃねぇ。
「少なくともあのまま放置しておいたら彼女の身体にどんな影響が起こるか分からない・・・だから一旦彼女のマナをあの絆創膏で抑え込ませてもらった」
「もしかしてあの絆創膏って・・・勝太が使ってたのと同じ奴か?」
「あぁ、ドラゴン龍が切札勝太に貼っていた絆創膏を複製して作った物だ・・・アレを剥がさない限りは彼女の身体には何も起きないはずだ」
「あぁ・・・滅多に剥がれないように気をつけねえとな・・・!」
「・・・そしてもう一つ、この世界のクリーチャーと人間の話だ・・・」
※※※
「な・・・なんとか絆創膏を貼ったら収まった・・・」
炎が出ていた脚は今は何事も無く綺麗な素肌を見せている。
「にしてもどうすんやこの派手に壊した壁・・・」
絆創膏を貼ろうとてんやわんやしている間に、壁が倒壊した事で発生した煙が晴れ、穴の中が視認できる様になっていた。
「ん・・・?なんやこれ?扉のない部屋か?」
「もしや隠し部屋ではないか?」
「中に入ってみよう!」
ユメ達は穴を潜り抜け部屋の中へと入る。
「あれは・・・」
中にあるのは手術室の様な部屋だった。
そして手術台の上に乗せられているのは・・・
時間を組み替える能力を持った禁断 VV -8だった