「どう言う事だ!?何故お前がここに居るんだよ!?」
『・・・実を言うと俺にもわかんねえんだ、勝太のデッキに居たのに気づいたら意識だけ実体化して過去のキヴォトスに飛ばされてやがったんだ』
なるほどな・・・そこらへんは完全に俺と似た様な状況な訳か。
『にしても・・・どうやらそっちは色々大変だったみてえだな』
「ああ・・・」
とりあえずこっちの状況を伝えておくとするか・・・
※※※
『なるほどな、そっちはアビドスで色々やってた訳か・・・まさか過去とはな』
「ああ、現代じゃ死んでるはずのユメも生きてたし・・・ホシノも今とは随分雰囲気が違った」
『たった二年であんなに雰囲気が変わるなんてな・・・にしても』
なんだ?言いたい事でもあんのか?
『情けねえぞドギラゴン、テメェは自分で背負ったもん諦めて投げ出す気か?』
・・・なんだと?
「・・・突然出てきて何も知らねえ癖に好き勝手言ってくれるじゃねぇか・・・!この土地はもう詰んでるんだ!!どう足掻いたってあんな大金を払えるだけの効率のある稼ぎなんてねぇし・・・仮に返せたとしてもこの砂漠化を元に戻すなんてどうしろってんだよ!!」
『そうだな・・・俺にはそれをどうにかする方法はさっぱりわかんねえ』
「だったら黙って・・・!」
『じゃあ、勝太達がドルマドンに負けかけた時俺達が諦めなかったのは間違いだったのか?』
「それは・・・だとしてもここに勝太は・・・!」
『別にこれは勝太だけの話じゃねえ、他の奴らだってどんな状況になっても最後まで諦める事は一切なかった、そりゃそのまま負けちまった奴もいるさ・・・だがな』
ボルシャック・ドギラゴンの野郎は強く拳を握りしめた。
『勝った奴らには誰一人として戦いを途中で諦めて投げ出す奴は居なかった・・・それはテメェが本来なら一番分かってるはずだろうが!ドギラゴン、テメェはどうすんだ?勝太が居ない事を言い訳にして・・・最後までやらずに諦める気かよ!?』
「・・・・・・」
クソ・・・好き勝手言いやがって!!だがなぁ・・・!
「そこまで言われて・・・退ける訳ねえだろうが・・・!」
こいつの言う通りだ、諦めたら僅かな可能性すら掴めなくなっちまう。
それに出来そうに無いから諦めるってのは過去の俺達に対する最大の侮辱だ・・・!
『・・・たく、ようやく普段の顔になりやがったな!勿論俺もアビドス復興とユメの生存を手伝わせてもらうぜ!』
「そりゃありがたい、こちらとしても人手不足だったんだ、テメェが居たら百人力だぜ!」
結局一歩一歩着実に踏み出すしかねえんだ、そうすりゃ逆転のチャンスは必ず巡ってくる。
『そういやドギラゴン、気づいてるか?キヴォトスにいるクリーチャーの気配に』
「ああ、だがいくら探してもクリーチャーの姿なんて無かったんだよな・・・」
『俺もだ、そもそもこの世界は俺達の世界の奴らが一人も来てねえ、それなのに何故かクリーチャーの気配はしやがる訳だ』
たく、不穏というか不気味というか・・・ともかく警戒するに越した事はねえな・・・
「そんじゃさっさとアビドス校舎に戻るぞ、ユメ達にお前の事を伝えなきゃなんねえからな」
『そうだな!いやぁ・・・あっちの世界じゃ話す事は出来なかったからな!ホシノ共々会うのが楽しみだぜ!』
※※※
「俺の・・・あー・・・弟のボルシャック・ドギラゴンだ!こいつも今日からアビドス復興に協力してくれるってよ!」
『(誰が弟だよ・・・!?) ボルシャック・ドギラゴンだ!よろしくな!』
「本当!?弟君まで協力してくれるなんて・・・!」
ユメはまぁ案の定特に疑ったりする事は無くボルシャック・ドギラゴンの事を信じた、彼女の疑り深さの無さは欠点でもあるが美徳でもあるな。
さあてこっから再出発と・・・
「・・・ドギラゴン」
「ん?ホシノか、どうしたんだ?」
なんだ?なんか雰囲気がいつもと違うような・・・
「・・・ちょっとあっちで二人で話しませんか?」
・・・
・・・えっ
ドギラゴン視点と三人称視点、どっちがいいですか?
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ドギラゴン視点
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三人称視点