ドギラゴンと青き世界   作:アオドラ

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イタズラ

「う・・・うーん・・・?」

 

空崎ヒナはとあるゲヘナの空き家で目を覚ました。

 

「私は・・・確か・・・」

 

 

 

「目を覚ましたか」

 

 

「・・・!?」

 

その視界に入るのは自身が意識を失う前に見たクリーチャー・・・デス・ザ・ロスト。

そして空崎ヒナの脳裏に蘇る恐怖の記憶・・・

 

「・・・・・・!!」

 

咄嗟に彼女は自身の持っている機関銃を発砲しそうとし・・・

 

「・・・待て、我は敵では無い・・・ただ色々聞きたい事があっただけだ」

 

「・・・・・・・・・」

 

「もし我が貴様を害する気があったのならば我は寝ている間いくらでもそのタイミングはあったはずだ」

 

そうは言うがヒナからしたらデス・ザ・ロストは今まで生きてきた中で見た事が無い謎の生命体である、そう簡単に警戒を緩める訳にはいかなかった。

 

(・・・さて、どうしたものか・・・)

 

どう誤解を解こうかデス・ザ・ロストが悩み始めた時だった。

 

 

「ウオオオオオオオオオオオ!?!?」

 

「「!?」」

 

突如として外から聞こえてきたのは生徒の悲鳴だった。

咄嗟にデス・ザ・ロストとヒナは外に飛び出しその悲鳴の方へと向かう。

 

「こ・・・これは・・・」

 

 

 

そこにあるのは落とし穴に落っこちたゲヘナの生徒だった。

 

 

「アッハハハハハハ!!!イタズラ大成功!」

 

そこにあるのは落とし穴に落っこちたゲヘナそしてそれを見て大爆笑をする一体の鎌を持った狼のぬいぐるみのクリーチャーがいた。

 

「き・・・貴様は・・・!?」

 

「も・・・もう一匹違うのが・・・!」

 

その声でこちらに気づいたのかそのクリーチャー・・・ウルボロフは視線を向ける。

 

「あれ?闇の国の英雄様?なんで元に戻ってるの?・・・と思ったけど僕が知ってるのとは別人かー!」

 

「・・・ここで何をしている?」

 

「イタズラー!ついさっきこの世界に来たんだけど折角ならイタズラしようと思ったんだ!」

 

(全く・・・どうやら別世界のウルボロフらしいな)

 

デス・ザ・ロストは世界が違っても変わらない彼のイタズラ好きっぷりにため息をつく。

 

「・・・この学園の人間に迷惑がかかっている、悪いが止めてもらうぞ」

 

「えー!!やだよ!折角来たんだからいっぱいイタズラしたい!」

 

「ならば・・・無理矢理にでも止めさせてもらおう」

 

「へぇ・・・それじゃあ僕に辞めさせてみなよ!!」

 

ウルボロフはそう言うとデス・ザ・ロストとヒナに背を向け走り出した。

 

「・・・!!逃さん!!」

 

そしてデス・ザ・ロストは捕まえにその後を追った。

 

「・・・・・・」

 

そして空崎ヒナはそれを見るとどこかに向かって走りだしたのだった。

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

(く・・・!!この体では上手くスピードが出ない・・・!)

 

当然体が小さくなるのにも伴ってその力も弱体化しており、デス・ザ・ロストは中々ウルボロフに追いつけていなかった。

 

「アッハハハハハハ!!!遅いよー!それじゃあ全くウワアアアアアアアアアア!!!!!!

 

「!?」

 

突如として、ウルボロフが踏み締めたある地面が陥没し、落とし穴となってウルボロフを落とした。

 

「・・・この辺は前に不良が掘った大きな穴がまだ完全には埋め立てられて無くて残っていたの」

 

そう言いながら空崎ヒナは歩いて近づいて来る、彼女はウルボロフがこちらに近づいてくるのを見計らって落とし穴を起動したのだ。

 

「・・・ごめんなさい、貴方の事を誤解してた・・・本当に悪い存在では無かったのね」

 

「気にするな・・・我も誤解を与える接触の仕方をしてしまった様だ」

 

デス・ザ・ロストは空崎ヒナの方へ向き直る。

 

「我の名はデス・ザ・ロスト、ここについて詳しく教えてはくれないか?」

 

「私は空崎ヒナ・・・ええ、勿論よ・・・デス・ザ・ロスト」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい!?そろそろ出してー!!!」

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