「・・・・待て」
キヴォトスのとある場所、死神・・・デス・ザ・ロストが背後から青い機械のクリーチャーに襲い掛かった。
しかし・・・
「やぁ、君となら初めましてが正しいか・・・デス・ザ・ロスト君?」
青い機械のクリーチャー・・・ギュウジン丸はデス・ザ・ロストの爪を銃で受け止めた。
「・・・まさかこの世界にここまで強力なクリーチャーがやって来ていたとはな」
「君が気づかないだけで他にもいたさ・・・まぁ、君に気づかれるより前に私が回収してしまった為仕方ないがね」
「貴様の様な邪悪な存在を生かしておく訳にはいかない、今ここで死んでもらうとしよう・・・!」
再び爪がギュウジン丸に向けられた
「おやおや恐ろしい・・・とはいえ私としても今ここで貴様とやり合うのは避けたい、ここは退かせてもらうとしよう」
「逃すか・・・!」
だがギュウジン丸は手元のボタンを押すと一瞬でその場から瞬間移動をするのであった。
※※※
「・・・それ、本格的に不味いんじゃないの?」
ウルボロフは普段とは打って変わって真面目な表情になった。
「・・・そんなに強い相手なの?」
「あぁ・・・ハッキリ言って今回は我にも勝てるかどうかは分からん・・・だが、負ければ奴らはこの世界に何をするか分からん、絶対に負ける訳にはいかない」
「だったら・・・私も戦う!デス・ザ・ロスト一人に任せきりにできない・・・!」
「そう・・・だな・・・っ!!!」
突如としてデス・ザ・ロストが空を見上げた。
「・・・来たんだね、君の見つけた奴らが」
「・・・ああ」
「行きましょう!デス・ザ・ロス・・・」
デス・ザ・ロストはヒナに手刀を叩き込み意識を刈り取った。
「・・・ウルボロフ、貴様は残り彼女を支えてやってくれ」
「・・・一人で行く気?勝てる可能性は低いし・・・勝ったとしても、あれだけの気配を相手にしたら死ぬよ?」
「それは貴様と行っても同じ事だろう、どの道勝たないと終わる・・・だったら勝つ事を前提に行動したほうが好みだ」
「・・・ハァ、分かったよ・・・必ず戻ってきなね」
ウルボロフは意識を失ったヒナを背負った。
「あぁ・・・心得よう」
※※※
「・・・それでどうする気?ギュウジン丸」
宇宙船が人型になった様なクリーチャー・・・アダムスキーがギュウジン丸に問いかけた。
「何・・・簡単な事さ、今から私の装置によって地上の生命体のエネルギー・・・クリーチャーのマナ、そしてこの世界の神秘を全て刈り取る、そしてその莫大なエネルギーで再び我等はランド大陸へ帰還する・・・という訳だ」
「おおなるほど!だからこうして態々宇宙にまで俺達は来ているのか!!」
骨の仮面を付けた猿の様なクリーチャー・・・サンマッドが豪快に笑う。
ギュウジン丸とS級侵略者二名、そしてマスター・イニシャルズ。
彼等は今宇宙にいた。
「それでは・・・邪魔者を片付けるとしようか」
たった今、ギュウジン丸達に凄まじい速さで接近している影があった。
その影はギュウジン丸達の姿を視認すると動きを止め、身に纏っていたコートを脱ぎ捨てる。
「・・・貴様の好きにはさせん、ギュウジン丸」
「やはり一人で来たか・・・デス・ザ・ロスト」
敵は一人一人がデス・ザ・ロストよりも格上。
圧倒的な戦力差の闘いが・・・始まる。