先程までアダムスキーとして暴れていた大量のカードが空を舞い、地に落ちた。
「アダムスキーのコピーもちゃんと全滅したみてえだな」
「ね?俺の言った通りだったでしょ?」
「とりあえず・・・なんとかなってよかった・・・」
「そうね・・・デス・ザ・ロスト」
ヒナはボロフ・ザ・バエルを見上げる。
「色々言いたい事はあるけれど・・・とりあえず、また会えてよかった」
「ああ、我も再びこうして会えるとは思わなかったぞ」
「本当に俺に感謝してよね!!」
「・・・ところでどういう状態なの?それ?」
「一つの体に二つの魂が同居してるんだ」
「まぁ二重人格の様な物だな」
「便利な体になったもんだぜ・・・お、あったあった」
ドギラゴンはコピー元であるアダムスキーのカードを拾い上げた。
「ユメ先輩ー!!!」
『おーい!!お前ら無事か!?』
「あっ!ホシノちゃん!」
ボルシャック・ドギラゴンに乗った小鳥遊ホシノが地面へと着地した。
「あの宇宙船のクリーチャーは・・・?」
「ヒナ達がなんとかしたんだ、なぁヒナ・・・」
「・・・うっ」
ヒナが少しよろけるとボロフ・ザ・バエルの姿がキル・ザ・ボロフの姿へと戻った。
「ヒナちゃん大丈夫!?」
「神秘スター進化の反動が来たのか・・・」
「えっ?彼女の方も神秘スター進化をしたんですか?」
「あぁ、実は・・・」
※※※
「なるほど・・・デス・ザ・ロストが復活してそのデスシラズってクリーチャーを呼ぶ事で倒したんですね」
「本当に助かったよ!!」
『だがこっちも色々大変だったんだぜ』
※※※
「S級侵略者・・・もう一体居たのか」
「というかホシノちゃん神秘スター進化できる様になったの!?体とか大丈夫!?」
「少し疲れましたけど・・・特にそれ以外は何とも無いですね」
ホシノは問題無さそうに体を動かした。
(・・・ヒナの方も倒れる様子はねぇ・・・やっぱりユメがあの時倒れたのは俺のマナが逆流したからか・・・?)
「そういえばすっかり忘れてましたけど・・・結局死神の噂はあのバイクのクリーチャーとは関係が無かったみたいで・・・」
プルルルルルルルルルル
「ん?・・・ノノミから電話だ」
ドギラゴンは懐から携帯電話を取り出しスピーカーボタンを押した。
「おうノノミ、どうした・・・」
「ドギラゴンさん!!ユメ会長!!聞こえてますか!?」
明らかに焦った様子のノノミにその場に居る全員に緊張が走った。
「ど・・・どうしたのノノミちゃん!?」
「へ・・・へ・・・!!」
「へ・・・?」
「ヘンザちゃんが・・・バイクのクリーチャーに襲われて重症なんです!!!」
第五章 死が失わし鎮魂歌編
完
※※※
「はぁ・・・ここまでやれば、もう戻れない、か・・・」
紅きバイクのクリーチャーは手に握ったギュウジン丸とビナーのカードを見つめた。
「そんじゃ・・・始めようぜ、俺の世界を・・・夢も、青春も、全てを取り戻すデュエルをな」
紅き機械龍・・・レッドギラゾーンは目にも止まらぬ速さで駆け抜けるのだった。
第六章
Final Lap REVOLUTION編