ミラダンテXIIは時を止めレッドギラゾーンの背後へと回る。
そして前脚を振り下ろす寸前にタイムストップを解除しその攻撃はそのままレッドギラゾーンに叩き込まれる・・・
普通ならば
「・・・何?」
「はっ・・・遅えんだよ!!!」
前脚を左腕で防いだレッドギラゾーンは右腕によるパンチをミラダンテXIIの腹部に向けて放つ。
「チィ・・・!」
だがミラダンテXIIは当たる寸前に時を止め距離を取った。
「ど・・・どうやってさっきの攻撃を防いだんですか!?」
「俺の速度なら当たる寸前だろうが見て防げるんだよ!!俺に攻撃を当てたいならあの数百倍は速くするんだな!!!」
「・・・なるほどな」
レッドギラゾーンは顔面に向けて拳を放つもミラダンテXIIは再び時を止め、カウンターに前脚で蹴り上げる寸前でタイムストップを解除する。
(おいおい同じ手かぁ!?だったらまた殴り返し・・・っ!?)
だが彼の考えこそ二度は通用しなかった。
(どういう事だ・・・!?体が動かしにく・・・!!)
「ハァ!!!!」
「ガバッ!?!?」
レッドギラゾーンは辺りの瓦礫へと吹き飛ばされ、口から大量のオイルの血潮が漏れる。
(コイツ・・・何しやがった!!!)
「・・・次はこちらからいかせて貰う」
再びミラダンテXIIは時を止め、12の時計の中心からビームを放ち、当たる寸前でタイムストップを解除する。
(クソ・・・仕方ねぇ!!!)
レッドギラゾーンは攻撃を防ぐ事を放棄し、ミラダンテXIIが何をしているかを観察した。
ビームがレッドギラゾーンに命中し、辺りは爆煙で包まれる・・・
「・・・やったか?」
「そのセリフはダメな気が・・・」
「なるほどなぁ・・・そういう事か」
「・・・!」
煙の中からレッドギラゾーンが傷だらけとなった姿を表した。
「妙だと思ったら・・・テメェ、時を止めている間に上の奴に呪文を使わせてる訳かぁ!!」
ヒフミの手にはDNAスパークのカードがしっかりと握られていた。
「ば・・・バレちゃいました・・・」
「・・・ならばどうする?気がついた所で貴様に対処法は無い」
事実、例え時を止めている間に呪文を撃たれている事に気付いたとして無意味でしか無い
「・・・おいおい、何勘違いしてんだ」
だが、目の前に居るのはその常識すらも轢き殺す存在。
「コイツはドギラゴンにとっておきたかったんだがな・・・こうなったら仕方ねぇ」
「貴様・・・何を・・・!?」
「ミラダンテさん!!あのクリーチャーの体が黒く・・・!!」
「チマチマ時とめんならよぉ・・・時を止めるより前にぶん殴るだけだぁ!!!!!」
チュドォォォォォォォォォォン!!!!!
「ドギラゴン君!なんか今凄い音が聞こえたよ!?」
「あのバイクのクリーチャーだ・・・!急いで向かうぞ!!!」
ドギラゴン
「ユメさん!!なんか白いのが見えるけど・・・!?」
「え?・・・アレって・・・!?」
そこで目にしたのは・・・
「すまない・・・!」
「や・・・やられちゃいました・・・」
ボロボロの状態で倒れるミラダンテとヒフミであった。
「ヒフミちゃん!!」
「ミラダンテも・・・!大丈夫か!?」
ユメ達が駆け寄ろうとした時であった。
「よぉ・・・ちょうどいい時に来やがったな」
ユメ達の前に姿を現したのはレッドギラゾーン・・・だが、その姿は全身がオイルの様な漆黒に染まり、翼は本体よりも遥かに巨大な禍々しい物と化してした。
「・・・なんなのかな?その姿は」
「その馬野郎が随分と面倒だったんでな・・・本気を出したまでだ・・・そうだなぁ、この姿の事はブラックアウト-FRとでも名乗るとするか」
ブラックアウト-FRはそう言うとドギラゴン
「さーて、やろうぜ・・・ドギラゴンよぉ!!!!」
「・・・ああ、テメェが何者なのか聞くのは・・・一回ぶん殴ってからだ!!ユメ!!!」
「うん!!私は貴方に真のデュエルを申し込む・・・!!」
その瞬間、ドギラゴン達の姿は消えるのだった。