「大丈夫か二人とも!?」
光のエレベーターの中でドギラゴン達はヒフミとミラダンテへと駆け寄った。
「な、なんとか大丈夫です・・・」
「すまない、まさか奴・・・ブラックアウト-FRがここまで強大な力を秘めているとは・・・!」
「・・・ブラックアウト-FR」
ドギラゴンは息を呑むようにそう呟いた。
「そう名乗ってたって事は・・・あのバイクのクリーチャーの名前はブラックアウト-FRって事なのかな?」
「・・・いや、ブラックアウトってのはワイ達の世界やとレッドゾーンってクリーチャーが進化した時の名前やったんや、多分やけど本名や無いと思う」
「・・・革命の力を持ったブラックアウトか」
ドギラゴンは想像し得る敵の厄介さにため息をついた。
「・・・だけどまぁ、どの道やる事は一緒だ」
ドギラゴンは梔子ユメへと視線を向ける。
「とりあえずなんでこんな事をしているのか話を聞く・・・だね!」
「・・・ここまでする相手が素直に話すとは思えませんけどね・・・」
「あはは・・・」
ミラダンテとヒフミを見たホシノはそう言った。
「まぁその時は・・・」
「プチョヘンザやヒフミとミラダンテの分もぶん殴ってから聞くって訳だ!!」
「さっすがユメさんとドギラゴン!」
「そうですね・・・なんでヘンザちゃん達を傷つけてまでギュウジン丸のカードを奪ったのも聞かないと」
「・・・それにしても・・・」
シロコが光のエレベーターから周りを見渡した。
「どうしたシロコ?何か気になる事でもあるのか?」
「ん、・・・そもそもこのエレベーター、何?」
「そっちかよ!!えーとこれはな・・・」
「シロコちゃんは初めてなので仕方ありませんよ〜」
「・・・締まらないな、僕達は」
「よぉ・・・遅えじゃねぇか」
光のエレベーターが彼らを誘った先にいるのはバイクのクリーチャー・・・レッドギラゾーン
「それじゃあ改めて・・・俺はレッドギラゾーン、ま・・・テメェらの敵だ」
「・・・レッドギラゾーン、それが貴方の名前・・・」
「俺と戦う準備はできたか?」
「・・・その前に一つ聞かせて」
無機質に響く鉄の足音が彼女達を決闘の場へと誘う。
「・・・なんで貴方はギュウジン丸のカードを奪ったりベアトリーチェを連れて行ったりしたの?」
「・・・・・・」
「・・・お前、革命の力を持ってるんだろ?なのになんで人を傷つける様な真似を・・・!」
「・・・黙れ」
レッドギラゾーンの全身からエンジンの起動音が聞こえる。
「ずっと英雄でいられる癖に・・・そんなのは・・・俺を倒してから聞きやがれェェェェェェェェ!!!!!!!」
「仕方ねぇな・・・一発ぶん殴って聞くぞ!!」
「うん!レッドギラゾーンを止めよう!!」
梔子ユメ &ドギラゴン(夢と青春の物語!)
VS
レッドギラゾーン(Final Lap REVOLUTION)
「「真のデュエル・・・スタート!!!」」
梔子ユメ
バトルゾーン:無し
マナ:5
墓地:メンデルスゾーン
レッドギラゾーン
バトルゾーン: Dの禁域 ドキンダム・ゾーン
マナ:3
墓地:無し
三ターン目
「ユメ、アイツは多分速攻デッキ使いだ・・・ここで仕掛けてくるぞ!!」
「勘がいいじゃねぇか!!デデンデンデン・・・デンジャラスイッチ!!オン!!」
レッドギラゾーンがそういうと世界がどんどんと物理的にひっくり返っていく。
「な、なんですかこれー!?!?」
「前の時にジンさんが使ってたの見たけど相変わらず凄い光景だなー・・・」
「そして俺はニマナ軽減して四マナでD2V2 禁断のギガトロンを召喚だぁ!!」
白い人型のクリーチャーが地表を突き破り現れ、無機質にユメ達を睨んだ。
「えええええ!?ギガトロン!?なんで!?」
「本物はデモンカヅラの腹の中だからただのカードか何かのはずだ!だが・・・」
D2V2 禁断のギガトロン SR 闇/火文明 (6)
クリーチャー:ソニック・コマンド/マスター・イニシャルズ 8000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがD2フィールド、イニシャルズ、またはソニック・コマンドならバトルゾーンに出してもよい。その後、残りを墓地に置く。
各ターン、このクリーチャーが初めてタップした時、自分のD2フィールドがあれば、アンタップする
(魔改造されすぎだろ!?)
「攻撃する時に一枚表にしてそれがイニシャルズかソニックコマンドなら場に出す!!!!」
レッドギラゾーンは山札からカードを一枚引き・・・
「来い!!D2W ワイルドスピード!!!」
それをバトルゾーンに投擲するとカードは巨大なバイクのクリーチャーに姿を変えた。
D2W ワイルド・スピード SR 水文明 (7)
クリーチャー:ソニック・コマンド/マスター・イニシャルズ 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を見る。その中からコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
バトルゾーンに自分のD2フィールドがあれば、自分のクリーチャーはすべて、種族にソニック・コマンドを追加する
「わ、ワイルドスピードまで!?」
「そして更に!!俺はコスト6以下の進化では無いクリーチャーを出せる!さぁ来い!!」
「まだ出すのー!?!?」
レッドギラゾーンの前に山札から二枚のカードが浮かび上がり、レッドギラゾーンは一枚を掴み取るとバトルゾーンに投げる。
「轟速 ザ・レッドだ!!」
「コマンドのスピードアタッカー・・・!!」
「さぁて・・・ギガトロンでダブルブレイク!!」
ギガトロンはシールドに向かって光線を放ち、二枚のシールドを破壊した。
シールドトリガー✖️
シールドトリガー✖️
ユメ:シールド
5→3
「更にD2フィールドがあるからアンタップだぁ!!もう一度ギガトロンでシールドに攻撃する時に・・・!」
「さぁ・・・見せてやるよ!!」
レッドギラゾーンの鉄の心臓が鼓動を始め、オイルの血潮が全身の循環を早める。
「ブレーキなんてしらねぇ・・・どこまでも、俺は行く!!!」
紅き閃光がサーキットを駆ける、やがてその軌跡は四角いカードの様な形へと変わっていく。
「ド・・・ロォォォォォォォォォ!!!!!!」
そして地面が剥がれ、そこには一枚のカードが姿を現した。
「弩闘!桃天守閣を展開だぁ!!!」
「なっ!?そのカードは・・・!!」
世界が崩壊し、また新たなる世界へと張り替えられる。
新たな世界には巨大な桃の装飾が付いた天守閣が出現していた。
弩闘!桃天守閣 R 火/自然文明 (5)
D2フィールド:ジョーカーズ/チーム切札
<キリフダッシュ>[火/自然(2)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このD2フィールドを[火/自然(2)]支払って展開してもよい)
自分のクリーチャーがブロックされた時、そのクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクする。
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、自分のクリーチャーはタップされない。
自分のクリーチャーがタップして出る時、かわりにアンタップして出る。
(他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
「テメェ!なんでジョーカーズ・・・を・・・あっ!?」
ドギラゴンは言いかけている途中で気づいた、少なくともこの世界においてデュエマのカードを広めたのはドギラゴンである。
その際ドギラゴンはドキンダム等危険なカードこそ教えなかったがジョーカーズに関しては特に伏せていなかったのだ。
(し・・・しまった!!)
「そしてギガトロンのW・ブレイク!!!」
再びギガトロンの光線がユメのシールドを二枚焼き払う。
シールドトリガー✖️
シールドトリガー✖️
シールド:3→1
「ま・・・またシールドトリガーが無しだよ!?」
「終わらせてやる!レッドでシールドに攻撃する時に・・・!!」
「・・・来るぞ!!!」
レッドギラゾーンは飛び上がると天空のカタパルトへと乗り込む。
そしてカタパルトが開くとレッドギラゾーンがバトルゾーンへと向かって射出された。
「この俺・・・轟く革命 レッドギラゾーンに・・・革命・・・!!チェンジだぁ!!!!!」
そしてバトルゾーンに鉄の翼を持った機械龍が降り立った。
「そして・・・この俺は革命チェンジで出た時!一ターンに一度だけ使える必殺技がある!!さぁ・・・もう止められねぇなぁ!!ファイナル!!革命!!」
レッドギラゾーンは徐々に加速していき、やがてその場にいる誰もが目に見えない程加速していく。
「な・・・何をするつもりなの!?」
するとレッドギラゾーンの軌跡が他のクリーチャーに吸い込まれていき、他のクリーチャーも徐々に加速を始めた。
「このターン!!俺のクリーチャーは全てアンタップする!!」
「ひぃん!?」
「てことは・・・更にギガトロンの踏み倒しが使えるんですか!?」
「それだけじゃねぇ!俺がいる限りバトルゾーンの全てのコマンドはスピードアタッカーだぜぇ!!!!」
「そ・・・そんなのどうやって会長は防ぐんですか!?」
レッドギラゾーンのクリーチャーはどんどんとスピードが上がっていく、そして弾丸の様なレッドギラゾーンの一撃がユメのシールドを粉砕した。
シールドトリガー✖️
(来なかった・・・けど・・・!!)
最後のシールドから出たボルシャック・ドギラゴンがユメの手札へと握られた。
(とりあえずボルシャック・ドギラゴンでなんとか・・・!!)
「おっと・・・まさか俺が後はトドメを刺すだけで終わらせると思うなよ」
「えっ・・・!?」
「まず桃天守閣の効果で革命チェンジで場に出た俺はアンタップしている!つまりもう一度攻撃ができるって訳だ!!!そして更に俺でもう一回攻撃する時に!!」
ユメに向かって突っ込むレッドギラゾーンの前に一枚のカードが出現する、レッドギラゾーンがそれを通り抜けると、その姿は黒きオイルが滴る姿へと変貌する。
「
そしてブラックアウト-FRと化したレッドギラゾーンの背から巨大な黒き羽が出現した。
「あ・・・あれは・・・!!」
「気をつけろ!あの力、私達を持ってしても手も足も出なかった・・・!」
「さぁて・・・俺にはゲームに中一度だけ使える、ファイナル革命を超えた必殺技がある!!」
「嘘だろ・・・まさか・・・!?」
「
ブラックアウト-FRから黒き光が放たれ、ユメの手札に鎖となって巻き付く。
「このターン!テメェは呪文を使えず!踏み倒したクリーチャーは俺がぶっ壊す!!!」
「そ・・・そんな!!それじゃあ!!」
「革命の鉄拳もボルシャック・ドギラゴンも使えないって事ー!?!?!?」
クリーチャー
文明:火/闇/自然/水
種族:トリニティ・コマンド・ドラゴン/革命軍
コスト:10
パワー:14000
■革命チェンジ:コスト7以上の多色のコマンド
■T・ブレイカー
■ 自分のコマンドはすべて「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を持ち、ブロックされない。
■極限ファイナル革命P'S:バトルゾーンに出た時、このゲーム中に自分が他の「極限ファイナル革命P'S」をまだ使っていなければ、このターンの終了時まで、相手は呪文を唱えられず、コストを支払わずにクリーチャーを場に出した時破壊する
「終わりだァァァァァ!!!梔子ユメェェェェェェェェ!!!!!!!」
黒き光を纏ったブラックアウト-FRが梔子ユメへ向かって突撃をする。
「・・・それは違う・・・まだ終わりじゃないよ!!」
そうして梔子ユメは一枚のカードを手札から見せる、それは・・・
「ボルシャック・ドギラゴンだぁ?忘れたのか?俺の効果で」
「忘れてないよ・・・でも、進化元の能力は使える!!」
「そっか!それでこの状況をなんとかできるクリーチャーを引けば!!」
「でも・・・ブラックアウト-FRだけなんとかしてもまだギガトロンもワイルドスピードも居ますよ!?」
「つまり・・・なんとかするには・・・!!」
「・・・極限ファイナル革命で攻撃を防ぎつつ、ブラックアウト-FRも除去できるドギラゴールデンを引くしか無い」
梔子ユメは息を呑んで山札に手をかけた。
「例えそれが・・・ただの夢物語でも・・・」
ユメは砂嵐の中に飛び込む。
「私は絶対諦めない・・・!!」
吹き荒れる砂の中、彼女は地面に手を伸ばす。
「見せてみせる!!私の思い!!無限の夢を!!」
そして砂嵐の根元へ腕を突っ込み、その発生源をその手に掴む。
「来て・・・これが私達の・・・未来を作る力!!ドッドド・・ド・・・ロォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
そして砂嵐ごとそれを引き抜き、砂嵐は彼女の手に収まっていき一枚のカードへと姿を変えるのだった・・・
「来た!!龍の極限《ファイナル》ドギラゴールデン!!」
「任せろ!!ユメ!!」
ドギラゴンの姿が大きくなり、鎧が黄金の鎧へと再構成されていく。
やがて背中には黄金の羽が生え、槍は銃剣へと姿を変えた。
龍の極限 ドギラゴールデン LEG 火/自然文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 14000
革命チェンジ:火または自然のコスト5以上のドラゴン
T・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、相手のエレメント1つをマナゾーンに置く。その後、相手の禁断クリーチャー1体を破壊する。
極限ファイナル革命P'S:バトルゾーンに出た時、このゲーム中に自分が他の「極限ファイナル革命P'S」をまだ使っていなければ、次のうちいずれかひとつを選んでもよい。
▶次の自分のターン開始時まで、相手のパワー1000000以下のクリーチャーは自分を攻撃できない。
▶自分の手札からハムカツ団を好きな数、マナゾーンに置く。このターン、このクリーチャーは、こうしてマナゾーンに置いたカード1枚につきシールドをさらに1つブレイクする
「行くぜ!限界も極限も更に超えた・・・ファイナルのその先に!!」
「極限《ファイナル》ファイナル!!革命!!!」
ドギラゴールデンから放たれる黄金の光が、ブラックアウト-FRの他のクリーチャーの動きを止める。
「・・・!!!何かに掴まれ!!!」
「ウオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
「ハァァァァァ!!!!!!!」
極論ファイナル革命と極限ファイナル革命、黄金の光と黒き光がぶつかり合う。
そのぶつかり合いは凄まじく、やがて空間にヒビの様なものが入った。
「うわぁァァァァァァァァ!?!?何これぇェェェェェェェ!?!?」
「マズイ・・・!!ただでさえ世界を壊しかねないファイナル革命を凌駕する極限ファイナル革命同士がぶつかり合ってるんだ!!世界の一つや二つが壊れても不思議じゃないぞ!!」
「だったらここが元の場所じゃなくて真のデュエルの空間だった事は幸運でしたね・・・!!」
ホシノ達はそのぶつかり合いから来る凄まじいエネルギーに吹き飛ばされそうになっていた。
「ウオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
「ハァァァァァ!!!!!!!」
やがて世界は光に包まれ、ユメ達の視界は光で覆われる・・・
「あれ・・・?これって・・・」
そして次に視界に浮かんだのは、レッドギラゾーンの過去の記憶であった。