たった三人の財団職員はキヴォトスで何をするのか?   作:Bar_00

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年明け前に投稿できて良かった。アンケートの予告をあとがきでやっています。


反攻戦

 

 

 

1:05 - アリウス部隊がライン-Bを突破

 


 

財団の攻撃:

近隣のフロント企業から常駐防衛部隊5部隊が援軍として派遣される。

 

派遣部隊:(各部隊10人ずつ)

・機動部隊ふ-3("人のふり見て我がふり直す")

・機動部隊ふ-6("シックスパック")

・機動部隊ふ-10("レジ袋はいかがですか?")

・機動部隊ふ-18("おかわり自由")×2

 

派遣部隊はアリウス部隊の後方から撃破を試みる。

 


 

アリウスの対応:

 

アリウス督戦隊は財団の援軍部隊に対して車両と、建物の爆破破壊で道をつぶすことで挟み撃ちを防いだ。部隊の一部(30名)が残り、ライン-Bのバリケードなどを再利用、駆使して防衛を開始する。

 

 


 

結果:

 

この試みは成功し、アリウス督戦隊はアリウス主部隊がライン-Cに到達するまでの時間を稼ぐ。しかしながら、練度と武装の差によって無力化される。

 

残存アリウス部隊員数:80名+スクワッド4名

 

 

 

 

1:30 - ライン-C防衛戦の開始

 


 

財団の対応:

 

•機動部隊あ-1("最後の砦")のライン-Bから転戦した49名と、サイト-8142から64名が地上施設に配置される。

 

•機動部隊あ-7("延命処置")のライン-Bから転戦した4名と、サイト-8142から20名が地上施設に配置される。

 

• 補佐戦力として非番のエージェント40名を緊急動員。

 

•AI迫撃砲を新たに4基(ライン-B含めて合計8基)、固定機銃、火炎放射器設置。

 

•ライン-C防衛戦の途中からフロント企業から派遣された部隊が到着。挟撃の形となり、アリウスのゲリラ戦を弱める。

 

機動部隊アルファ-1("レッド・ライト・ハンド")の隊員4名と高坂管理官が[編集済み]からライン-C東方面に到着。アリウススクワッドとの交戦を開始する。

 

 


 

 

アリウスの対応:

 

•西方面でアリウス残存兵力80名がライン-Cに分散攻撃を仕掛ける。

 

•東方面でアリウススクワッドがアルファ-1と交戦。激しい市街戦が展開。

 

•アリウスが再びライン-C中央部に対艦ミサイルを発射。

 


 

結果:

 

地上施設の一部が破損するも、サイト-8142には影響なし。防衛部隊と援軍部隊はアリウスの激しいゲリラ戦に直面するが、数的有利と包囲、物資優位によって徐々にアリウスの残存部隊を圧倒する。

 

機動部隊あ-1("最後の砦")やフロント企業部隊のスナイパーらが部隊の指揮官と督戦隊のリーダーなどを狙撃することで指揮系統を破壊。

 

督戦隊の崩壊により残存兵士の一部(約40名)が逃亡。後に派遣された部隊によって13名が捕縛された。

 

 

機動部隊アルファ-1("レッド・ライト・ハンド")はアリウススクワッドに勝利する。しかしながら、現在PoI-SG-01に登録されている秤アツコの逃亡を許す。

 

 

 

 

 

2:00 - 戦闘終了

 


 

財団の対応:

 

機動部隊あ-1残存隊員によってアリウス部隊員を捕縛と財団職員の救出を行い始める。

 

機動部隊あ-7は重機を使用して瓦礫等の撤去を開始。

 

フロント企業からの援軍部隊が逃亡したアリウス部隊員の捕縛に割り当てられる。

 

遅れて到着した機動部隊あ-2(“スカウトマン”)は対艦ミサイルの発射位置の特定と発射した部隊の捕縛を割り当てられる。

 

医療部門と医療系財団フロント企業が協力して捕縛されたアリウス部隊員、財団職員双方に治療を開始する。

 


 

アリウスの対応:

 

N/A

 


 

結果:

 

財団職員の全員の救出に成功。死傷者無し。アリウス部隊員は捕縛の後に、尋問を受けるためにサイト-8142内の収容•保安エリアの予備居住区域に移送。機動部隊あ-3(“立ち鳥”)A班とR班が警備と監視に割り当てられる。

 

 

•アリウス:

27名と3名(秤アツコを含む)を除いて捕縛。アリウススクワッドを含む300名以上の部隊は壊滅状態に追い込まれた。

 

 

•財団:

 

サイト-8142の防衛成功。一部施設に被害が出たが、サイト-8142は無傷。負傷者多数のため、一時的に防衛部隊のサイドアームとしてGen+武器である12mmショックブラスター「Defender Talon」が配布される。

 

 

•教訓

 

1.対艦ミサイルの対応策:

アリウス軍による地上施設への対艦ミサイル攻撃が防衛網に大きな影響を与えた。次回に備え、地上施設の分散配置や迎撃システムの導入を検討すべき。

 

2.人員不足:

サービス業であるフロント企業の防衛のために人的リソースをとられすぎている。現在、非サービス業のフロント企業からサイト-8142に部隊を貸し出しているが、一時的処置に過ぎないため、改善の必要あり。

 

 

財団はさらなる防衛強化を進め、将来の侵入に備える方針を固める。

 

 

 

 

 

錠前サオリはぼんやりと目を開け始めた。周囲はひんやりとした静寂に包まれており、淡い光が無機質な白い天井を照らしていた。目をこじ開けると、純白のベッドが目に入った。その布団の感触は異常に柔らかく、まるで身体が吸い込まれそうな心地よさを感じる。しかし、その心地よさの中には不安が潜んでいた。現実味が無く、夢の中にいるようだった。

 

ここは「天国」なのだろうか。幼少期に知った、宗教的な、セーフエリアの名称をおぼろげに思い出した。ベアトリーチェが塗りつぶしたものをおぼろげに。

 

自分は確かに倒されたはずだ。戦闘の余波でヘイローが割れていてもおかしくなかった。だが、今ここにいる。あのまま放置されて死ぬはずだったのに。

不安が胸に広がり、夢が覚める。

 

サオリはガバッと起き上がろうとしたが、それはかなわなかった。手が動かない。

 

自身の両腕がベットの両側面に存在する柵に繋がれた手錠に制限されていることを理解した。そして自身のヘイローが消えていることも感覚的に理解した。

 

ヘイローが破壊されたのか?

 

「起きたね」

 

 

突然、低い声が部屋の中に響く。サオリはその声の主を見上げると、そこに一人の成人男性が立っていた。彼の顔は見覚えがあった。包帯で覆われたまだ鈍い頭を何とか思考すると、その男が「朝野」であり、「財団」のトップであることを理解した。

 

「意識ははっきりしているか?」

 

「…私は死んだのか?」

 

男は一瞬の沈黙の後、少し笑みを浮かべた。

 

「いいや、君のヘイローは割れていないし、君は死んでいない。君のヘイローが消えているのは我々の技術(スクラントン現実描)によるもので、一時的な措置だ。暴れられても困るのでな」

 

サオリは無意識的にぼんやりと頷いた。

夢から完全に覚めたサオリは大切な家族のことを思い出した。

 

「アツコは、ミサキは、ヒヨリはどうなった」

 

「生きてるさ。君と同じように。アツコという人は逃げたがな」

 

彼は躊躇いなく、落ち着いた声で答えた。

 

その言葉に嘘があるように思えなかった。

 

「私は殺されるのか?戦術指導者(リーダー)として」

 

「その答えは君の治療痕を見てから言っているのか?」

 

朝野は皮肉っぽく眉を上げて言った。

 

「…何のために?」

 

その問いが空間に響いた。サオリにはその救命行為に意味を見出せなかった。なぜ見捨てなかった?

 

 

「話をしようか」

 

彼は語り始めた。

 

「私たちSCP財団はグローバル(世界的)かつ、大規模な組織だった。人類を守るための組織だ。だが滅んだ。キヴォトスによってね」

 

「我々は細胞の一片から再生する必要があった」

 

「ミーム暴露手順06-A、一部の人間が『洗脳』と呼ぶその外法を使い、キヴォトス人を"雇用した"」

 

彼の言葉に耳を傾けながら、サオリは徐々に彼の意図が理解し始めた。

 

「私もそれを受けるのか?」サオリはそう推測した。

 

「いいや、君のような神秘性が高く(アキヴァ放射が多く)生命エネルギー(EVE)も多いキヴォトス人には効きにくいんだ。"ミーム"に対する耐性を持つこともある。おそらく君もそうだ。ここ数年になって頭数に余裕ができた我々はその外法の対象を、敵対者の、同意者に限定するようになった」

 

 

「一体何がいいたい?」

 

「君を雇用したい。洗脳ではなくな」

 

「何を言っているんだ。私たち(アリウス)は財団を攻撃したのだぞ?」

 

「死傷者はいない。素晴らしきキヴォトス人の肉体強度によってな」

 

「それでも、」

 

「刑法第39条、第1項。君は心神喪失状態にあった。君に罪はない」

 

 

「………」

 

「うちの警察官(イオタ-10("ポリ公"))と法務部門も『無罪』と言っている」

 

その目は冷徹で、感情を見せることはなかったが、サオリは一瞬、彼に何か別のもの(優しさ)を感じ取った。

 

「我々は非合法の組織だが、法律は比較的守るようにしている」

 

「君をモルモット(Dクラス)にする気もない」

 

 

 

「君らの選択肢は二つだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、だ」

 

彼の言葉が、まるで彼女を試すように響いた。彼の冷徹な意図と、どこか同情的な気配が交錯する。戒野ミサキは彼に話を持ち掛けられた時、彼のことを冷徹ぶった人情派で、サオリによく似ていると言った。

 

「ここに我々とフロント企業の雇用情報を置いておこう。君たち(アリウス分校)()()()()()()労働条件は聞いている。それよりかは圧倒的にマシであり、我々が職員からホワイト(優良)企業扱いされていることは言っておこう」

 

「スクワッドの他の面々は(リーダー)の選択肢に従うらしい」

 

「もし、君らが『秤アツコ()』を助けたいなら、私たちと来るんだ」

 

「財団はこれからアリウス分校と"ベアトリーチェ"と敵対するだろうからな」

 

 

 


 

 

 

「私は反対ですよ。我々はあの子たちのヒーローじゃない。彼女たちのヒーローのようにふるまっても、ミーム暴露手順06-Aを受けていない以上…」

 

「理解しているさ。だが、私は彼女らの善性を信じてみたい。完全な記憶喪失にしてフロント企業に閉じ込めているよりもよいだろう。他の彼女(同意者)たちと同様に自身が置かれていた環境を客観視できるように教育が進行中だ」

 

「彼女たちのために7ケタ近い予算を飛ばし、善人ぶったとしても我々がやることは変わりません」

 

「そうだとも、我々はいつか世界(キヴォトス)を滅ぼすかもしれないことは変わらない。だが、私はただのテロリスト(侵略者)ではなく、善性と信念を持った団体として財団を振舞わせたいんだよ」

 

「キヴォトスにとって、我々が()()()()()()()()()()()()()()()ですし、それは私たち(財団)の主観の問題です」

 

財団職員である(私が助けたい)のは()()()()。彼女らをS()C()P()-()0()0()1()-()J()P()-()S()()()()()()君に心を潰してほしくない」

 

 

 

 

 






感想
評価


サオリ「やる」
朝野「契約内容見てから言いなさい」


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