たった三人の財団職員はキヴォトスで何をするのか?   作:Bar_00

21 / 27

アビドス編に入るのは次回以降です。

誰か自作フォント機能で財団ロゴとか部門ロゴ作ってからねぇかな!!(他力本願)
作ってくださる天才がいました。ありがとうございます。

SCP Foundation Logoの情報
凄いのでぜひ見てみてください。

マジで欲しいんですよね…あったら凄いクオリティ上がるのに…。

補遺:赤い文字はだいたい飛べます。





原作開始
詰問


 

 

 

 

 

 

端末が接続することを許可しますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

端末が接続することを許可しますか?

 

接続を開始

 

 

 

[ 我らの運命を殺せ ]

 

 

- 空想科学部門 -

 

 

 

ありがとうございます。第1段階は終了です。

 

接続を第2段階へ進めるためにはこちらへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Now Loading...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人たちは何を唄うか?

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクセス承認。ようこそ所有者様。

ご希望のファイルを選択してください。

 

・クラフトチャンバー

 

 

 

財団関連ファイル(Locked)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

財団時間異常部門より通達

 

本ファイルはPoI-SR-01("連邦生徒会長")の時間異常を利用し、キヴォトスにおける終焉シナリオを防ぐために未来の財団(キヴォトス歴████年/20██年/██/██)によって作成、PoI-SR-01("連邦生徒会長")によって管理されています。

 

ハヤカワ-時空間異常検出プロトコル*1に基づいてループ回数を確認する6ケタのパスコードを作成しています。

 

本時空間ループの検出プロトコル:fe9e46*2

 

キヴォトスは恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない。

他に我々を守るものはいない、

我々自身が立ち上がらなければならないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

CODE;

Κιβωτός

Εννοιολογικές

συμπερίληψη

 

 

 

 

 

 

 

 

サンクトゥムタワーの概念内包体にアクセス中…

 

アクセス完了。選択してください。

 

input.先生

 

選択概念「先生」を検索中…

 

ヒット:1

 

input.Install,After7days.

 

 

input.Locked All Files.

 

input.Thaw All Files two years later.

 

input.Logoff.

 

Good bye. Good luck.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「逃げなさい。どこか遠くに。(大人)が生きるよりも、貴方(子供)が生きていたほうが良いでしょう」

彼女は優しそうに笑った。冷徹さの中にどこかやさしさが含まれていた。

 

彼女はカードを掲げた。

 

 


 

 

スーツを着こなした男は言う。

「あぁ、こんなことは言いたくないが、どうか神様、私の全部を捨て去ってもいい!!」

 

彼のカードはそれに応える。

 

 


 

 

「私の解釈が正しいなら───」

 

彼は非哲学者的に手で縦に、横にと十字架を切った。

 

「───()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

知識の奥底にあったマタイによる福音書10章34節を唱え、彼の哲学書(カード)()()()へと変わる。

 

彼は自身の存在がなくなるのを直観的に理解したが、背後の生徒に微笑んだ。

 

 


 

「私たちはクールを目指して数年間描いてきた」

 

彼は生徒に向かって言った。

 

「いくつかの世間一般的なクールは獲得したが、最高(greatest)のクールはまだない」

 

残念そうに語る。

 

「だが、アレは違う。アレは必要ない」

 

彼の指先は頭上5万キロメートル先の物体を───彼の視力では見ることもできないが、───捉えていた。

 

「───()()()()()()()()()()?」

 

()()()()()()!!!」

 

「アレは()()()()()()()()()()()()

 

「憎むべきクソだ」

 

()()()()()()()()()()()()()()()

 

ワイルドハントの異常芸術家どもは湧きたった。彼女らは彼から学んだ異常芸術でのチープ撃退のアイデアを既に何個か思いついていた。

 

 

 

 


 

 

ワイルドハント芸術学院防衛線。それは迫りくる機械、シンプルさこそ全てとでもいうような(センスのない)大量生産機械を異常芸術(クール)によって撃退、無力化し、キヴォトスの優位な防衛線の一つとして機能していた。

 

だが、避難民の受け入れによる莫大な食料消費や長期戦線化によって彼らの脳は疲弊し、それを改善するためのアイデアは切れつつあった。

 

そしてそれは戦線に影響し、破綻した。

 

その異常存在の侵入を許した。

 

 

かつて「生徒じゃないと言ってるだろう」と呼ばれた恐怖の塊(テラー)は彼に迫る。

 

様々な学生の、異常なクール(芸術)()()に迫っていたが、()()は意味のなさないように振舞った。

 

その学生どもは沈黙し、屍かどうかも分からない状態で彼のそばで倒れ伏している。彼女らは彼に「逃げて」とこぼした。

 

恐怖は彼に向けていくつかの弾丸を放ち、彼のクールはそれをなんとか受け止めるが、一つの弾丸を通した。それは彼の腹を貫いた。

 

諦めの悪い彼はようやく自身の死を悟った。

 

アレをやるしかないか。

 

「最近ようやく思い出したんだ」

 

彼は自身の絵の具に汚れた白衣から一つの()()()を出す。それは汚れていてよく見えないが、三本の矢印に貫かれる円と、それを閉じ込めるようにボコついた円のマークが書かれており、その横にはSCP財団と書かれている。彼が皆んな(要注意団体)大嫌いな”閉じ込め屋”の一員だった証だ。

 

 

彼の意識がそのセキュリティカードに集中すると、白衣とカードから汚れが落ち、研究者然(財団らしく)としているようになった。

 

 

「私はあのフォーマットとプロフェッショナリズムに惹かれたんだ」

 

「───これ(予備策)に頼ることになるとはな」

 

彼はセキュリティカード(大人のカード)を天に掲げる。

 

自身に言い聞かせるように彼は言う。

 

キヴォトスは恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない

 

だがここ(このキヴォトス)はもう駄目だ。

 

だからこうするんだ。

 

カードは人型実体(アノマリー)に向けられる。

 

 

「私たちは君を"()()"する」

三つの矢印が三方から恐怖(テラー)に突き刺さる。

 

「私たちは君を"()()"する」

それに応えるようにして発生した円が締まり、恐怖(テラー)を閉じ込める。

 

軌道は既に完成している。

 

「他世界を君から"()()"する」

そのアノマリーは宇宙の外部に存在する巨大なデコがある円を悟る。

 

 

その時点で彼は"全て"を使い切る。

自身の全てが消え去り、()に置換されていくのを感じながら彼はこう言った。

 

 

Are We Cool Yet(俺たちはクールだったろ?)?

 

 

財団(ロゴ)の外殻は世界を砕き、宇宙に一つの風穴を開けた。無色の衝撃波が宇宙に広がり、あらゆる分子を消し去り、眩い真空のみを残した。

 


 

 

確保、収容、保護


 

たった一人の元研究員とクール(生徒)たちによって色彩は部分的に収容された。他の世界に伝播しなかった。確保、収容、保護。

 


 

 

As even forget us,Save themたとえ私たちを忘れても、彼らを助けてやってくれ

 

 

 


 

彼女は全てを思い出した。世界線を全て接合したことで、彼女は全ての世界線の自身の記憶と経験を理解した。彼女はあらゆる世界から引き剥がされ、統合され、一人ここにいる。

 

全ての失敗を思い、一つの可能性に賭けていることを思い出した。ばかげた、分の悪い賭けだ。

 

「先生…」

 

青髪の少女が電車の天井に向けてつぶやいた。

 

 


 

 

 

場面は切り替わり、彼女はそこが()()()()()()の尋問室であることを理解した。彼女は椅子に縛り付けられている。

 

机の向こうの男は()()()()()()()()朝野管理官そのものだったが、目にハイライトが無い。

 

彼女は冷静に名札を見た。

 

▭▭


SCP財団非現実部門

サイト管理官

ジョン・ドゥ管理官

サイト管理官補佐

メアリー・スミス

人事管理官補佐

ロバート・ジョンソン

施設管理官補佐

ジョン・ブラウン

研究管理官補佐

ジェニファー・ウィリアムズ

収容管理官補佐

トーマス・ミラー

保安管理官補佐

ジョン・デイヴィス

機動部隊管理官補佐

ロバート

サイト勤務カウンセラー

ジョン・スミス

現場担当者

N/A

現実性リエゾン

アレックス・ソーリー

 

非現実部門、SCP-6208。彼女の優秀な脳内エントリはそれを思い出した。

 

非現実だからこそ、彼らに塗りつぶされなかったのか。彼らは私がもっとも多くかかわった朝野管理官の形をとっているだけか、私がそう認識しているか、だ。

 

 

 

「オマエはもう失敗している」

 

彼は無感情に言い放った。

 

「先行するタイムラインがこの世界線だけだと思っていたのか?」

 

「ゴルコンダ、デカルコマニー、マエストロ」

 

「どこかのオマエは『芸術』や『哲学』によってキヴォトスをまとめようとした」

 

「彼らは善人だった。彼らは一部の人間を導いたが、どこかで失敗した。大人のカードを使い切った。世界は彼らに見切りをつけ、そのテクストを引き剝がした。彼らは歪み、『ヘイローを破壊する爆弾』なんていうものを生み出した」

 

「どこかのオマエは『先生』に目をつけた」

 

「ベアトリーチェ、黒服」

 

「彼らは先生として生徒を導いたが、またどこかで失敗した。大人のカードを使い切った。世界は彼らに見切りをつけ、そのテクストを引き剝がした。彼らは歪み、生徒を傷つけるか、虐待している」

 

「失敗した彼ら(ゲマトリア)は非主人公的な存在となり、もはや主人公の敵となった。それはすべてのキヴォトスに波及した。彼らはキヴォトスに呑まれた」

 

「お前の何が最も気に入らないかを教えてやろうか、PoI-SR-01、SCP-002-KV、シラトリ博士?お前は常に、永久に間違っているんだよ…」

 

「なぜ過去(人類)遺物(概念)がお前たちに手を貸すと思っているんだ?そして我々(財団)が使いっ走りのために全ての意図に従うと思ってるのか?」

 

「どこかのオマエが収容室に閉じ込められたのを私は見たぞ、オマエを通して」

 

「かつての正常の守護者と、Teacher(先生)の組み合わせ。ある一点までは彼らはうまくやるだろう。だが、それ以降は無理だ」

 

「財団と人類は必ず正常に回帰する」

 

「先生はあなたたち(財団)を止めますよ」

 

ジョンドゥ管理官は頭を傾ける。

 

「そいつはお前のように孤独なのか?」

 

彼女は穏やかに顔を横に振った。

成功しかけたループを思い出して。

 

先生はそんな人間ではない。そして私が全力でサポートする。

 

 

 

「最後に笑うのは我々(財団)だ」

 

財団(ジョン•ドゥ)は忌々しそうに彼女に言い放ち、彼女はジョンに敵意なく微笑みかけた。

 

 

 

 

 

 

彼女は電車の中に戻っていること、そして目の前の「大人」を認識した。

 

最後には皆んなが笑える”ハッピーエンド”を作って見せますよ。それを捨てるべきじゃないと教わりましたから。

 

 

 

 

*1
時空間ループの起点となった対象に伝える一連のパスワード集合であり、対象が提示したパスワードによって同プロトコルの利用回数が解るもの。

*2
███回






連邦生徒会長のハッピーエンドルート捜索RTAが様々な世界線で行われており、その会長達が統合されたと解釈してもらって構いません。全ての会長の力を合わせ、全力で先生をサポートし、バッドエンドに向かわせないように動きます。彼女なりのハッピーエンドへ。

会長「絶対アリスちゃん殺させねぇからな!」

アップグルントについて心当たりのある人は次の文章の白文字を[翻訳する]なりして閲覧してください。
プロトコルアップグルントについては感想欄で言及することを禁止します。あるマイナーなオブジェクトを知ってる方なら分かるかもしれませんが、駄目です。直接言及しないならオーケイです。他は好きに感想言ってもらって構いません。凄い励みになるので。
次回はアビドスに入ると思いますが、プロットが切れたので更新は遅くなります。感想等で早まる可能性あり。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。