たった三人の財団職員はキヴォトスで何をするのか? 作:Bar_00
その代わり、これには力を入れたから見てくれると嬉しい。
あと、プロットが切れかかっている。生活が忙しくなり始めたし投稿頻度が落ちるかもしれない。
次回投稿は今日の18:00…かも?
悪いがまた明日だ。また明日の6:00に。12:00に。
梔子ユメの人事ファイル
名前: 梔子ユメ (Yume Kizaki)
職位: 対話部門 博士
クリアランスレベル: 2
所属: 対話部門
勤務:サイト-8142
年齢:21
•職務内容
梔子博士は、その高い感受性と共感力を活かし、財団内のエージェントや博士を対象とした心理カウンセリングを主な職務としています。彼女の役割は、職務負荷の大きい職員たちの精神的負担を軽減し、財団全体の業務効率と心理的安定性を向上させることです。
•具体的な職務
1.心理カウンセリング
•凄惨な現場の捜査や危険任務を行うエージェント、および研究者の精神的ケアを担当しています。
•柔和な性格と親しみやすさから、多くの職員に信頼されており、定期的なカウンセリングを通じてストレスやトラウマを軽減しています。
2.メンタルケアプログラムの実施
•職員向けのリラクゼーションやストレス解消セッションを企画および実施しています。
•「争いに慣れない」という信条を持つ彼女のアプローチは、財団職員たちに穏やかな影響を与え、特に若手職員から高い支持を得ています。
3.高いコミュニケーション能力を活かした研修
•職員間の対話能力向上を目的としたセミナーを実施しています。特に新人職員に対し、会話力を養うトレーニングを提供しています。
注意事項
梔子博士の感受性の高さや情緒的な共鳴性を考慮し、Dクラス職員やアノマリーとの直接交流は行わないよう規定されています。過度な精神的負担を防ぐため、現在は対話部門長の配慮の下で職務割り当てが行われています。
•性格
梔子博士は非常にお人好しで、他者を助けることに全力を注ぐ人物です。そのため、「幾ら利用されようと人助けを止めるべきではない」という強い信念を持っており、職員たちからの信頼を集めています。
しかし、その反面、頭の回転や要領の悪さから些細なミスを繰り返すことがあり、本人もその度に落ち込む傾向があります。ただし、周囲からのサポートによりその弱点を補っており、財団内で重要な存在となっています。
•評価
1.長所
•職員の精神ケアにおいて抜群の成果を挙げています。柔らかな性格と明るさで、特に精神的に疲弊した職員に安らぎを与える存在となっています。
•職員間の信頼構築に寄与し、職場環境の改善に貢献しています。
2.短所
•感受性が非常に高いため、過剰な精神的負担に弱い傾向があります。特にアノマリーやDクラス職員の危険な状況を目の当たりにすると、感情的負荷が著しく増大します。
•職務中に小さなミスが目立つものの、本人の努力と周囲のサポートによりフォローされています。
•総合評価
梔子博士は財団における対話部門の補完的役割を十分に果たしており、特に精神的負荷が多い職員にとって重要な心理的支えとなっています。今後も継続的な支援体制の下、彼女の能力を最大限発揮できるよう配慮が求められます。
•雇用経緯
梔子博士は、財団がアビドス砂漠における大規模作戦中に発見し、保護した人物です。発見時、全裸の状態で倒れており、自身の名前以外の身元や記憶に関する情報を一切保持していませんでした。大規模作戦中であったため、敵対勢力のスパイや偵察兵、異常現象の影響を受けた可能性を考慮し、厳密な尋問および検査が実施されました。
結果として、彼女が自身の名前以外の記憶を喪失していることが発覚しました。財団のデータベースや外部機関との記録照合でも一致する情報が得られませんでした。身元に関する情報収集が進行中です。
From:██副局長
To:██情報保全補佐
Subject:君が読んだ人事ファイルについて
やぁ、██君。このメールを読んでいる頃にはあのファイルを読み終わっていることだろう…。
…冗談だ。縁起でもない。君はなぜあのファイルを読まされたのか疑問に思っていそうだな。次に読んでほしい文章がある。「なぜ記録・情報保安管理局員が、
アイテム番号: SCP-005-KV
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
SCP-005-KV-1(”梔子ユメ”)は、カバーストーリー「ただの記憶喪失」を適用し、財団フロント企業である██病院に入院させてください。SCP-005-KV-1にSCP-005-KVの情報を伝達する行為は財団内で異常性が発生する可能性があるので禁止されます。
機動部隊あ-5(“情報屋”)と機動部隊イプシロン-6("村長側近")の隊員がSCP-005-KV-1についてのレベル3情報収集任務に割り当てられます。
情報詐欺や不確定要素の多さを鑑み、情報収集の優先度がレベル2に引き下げられました。
これ以上の情報収集は意味を為さないと判断され、情報収集活動は終了しています。
追加規定:現在、SCP-005-KV-1は対話部門の職員として正式に雇用されています。詳細については補遺1を参照してください。
1.再発防止のため、SCP-005-KV-1に対してSCP-005-KVの異常性に関する情報を伝達することを厳禁とします。並びに本報告書に関わった、必要なクリアランス保持者を持たない職員には記憶処理が行われます。
2.SCP-005-KVに関連する情報を保持するため、対話部門レベル3クリアランスおよび記録・情報保安管理局レベル2クリアランスの職員にはWクラス記憶補強剤の定期的な摂取が義務付けられています。これにより、SCP-005-KV-1の情報を持続的に記憶し、反ミーム現象が再発した場合の消去の影響を予防することが求められます。
3.これ以上の実験や研究は不要です。補遺3をご覧ください。
説明:
SCP-005-KVは、SCP-005-KV-1(“梔子ユメ”)に発生していると推測される反ミーム現象です。この現象は、SCP-005-KV-1に関する過去の情報および記憶を知っている者(SCP-005-KV-1も含まれる)の双方から消失させる特性を持っています。ただし、SCP-005-KV-1の現在の行動や情報に対して反ミーム特性は観測されていません。
SCP-005-KVの主な特性:
1.過去情報の消失:
•SCP-005-KV-1の過去(例: 身元、経歴、出自)に関連するすべての情報が、記録および人間の記憶から消去されます。
•この現象は、デジタルおよび物理的記録の両方に影響を及ぼしますが、手書きの文書は比較的耐性を持つことが確認されています。
2.記憶喪失:
•SCP-005-KV-1自身も過去の記憶を保持しておらず、反ミーム現象の影響を受けていると考えられます。
•SCP-005-KV-1が過去の情報を思い出す試みは一貫して失敗しており、その原因は異常性によるものとされています。
3.現行情報の安定性:
•SCP-005-KV-1に関する現在の情報は通常通り記録・保持可能であり、反ミーム現象の影響を受けることはありません。
発見:
SCP-005-KV-1はアビドス砂漠で行われた機動部隊ニュー-7(“下される鉄槌”)の作戦中に発見されました。当時、SCP-005-KV-1は全裸の状態で倒れており、自身が記憶喪失であると主張していました。尋問および検査では虚偽の証言が確認されず、SCP-005-KV-1の証言は信憑性が高いと判断されています。
その後、アビドス自治区内の状況に基づき、彼女が関連していると推測されたアビドス高等学校に対する調査が行われました。しかし、以下の異常が発覚しました:
•アビドス高等学校の生徒会において、生徒会長の存在を示す記録が一切欠落している。
•校内記録および連邦生徒会データベースからもSCP-005-KV-1に関連する情報は確認されず、異常な空白が残されている。
これらの調査結果を受け、SCP-005-KVは反ミーム特性があり、アビドス高等学校の生徒会長であったSCP-005-KV-1の過去の情報に限定的に作用していると判断されました。記憶処理耐性の有無が不明であるため、アビドスに残る最後の生徒であり、アビドス生徒会副会長でもあるPoI-SA-01("小鳥遊ホシノ")へのインタビューは担当職員の命令で保留されています。
補遺1:
SCP-005-KV-1は入院中に精神医学を学び始めました。その専門性は拙いものでしたが、病院内でのコミュニケーション能力の高さから財団対話部門において将来的に有用であると判断し、財団への雇用を打診しました。SCP-005-KV-1はそれに同意し、財団対話部門に所属することとなりました。
職務:
SCP-005-KV-1は現在、対話部門に配属されており、主に財団職員の心理カウンセリングおよび職員間のコミュニケーション支援を担当しています。SCP-005-KV-1の善良な性格および共感性は財団内で高く評価されており、職員の精神的安定に寄与しています。ただし、反ミーム現象の再発を防ぐため、彼女自身に異常性を伝えることは禁止されています。
補遺2:
インタビュー記録
インタビュアー: ███博士
対象: SCP-005-KV-1
███博士:最近、何か新しく思い出したことはありますか?
SCP-005-KV-1:いえ……でも、何かを言わなきゃいけない人がいた気がするんです。でも、その人の顔も名前も全然思い出せなくて……本当になぜなんでしょう…?
███博士:大丈夫です。焦らず、少しずつで構いません
SCP-005-KV-1:ありがとうございます。でも、私が忘れてしまったせいで、その人が困っていないか、それだけが心配です。
結論:
SCP-005-KVはSCP-005-KV-1の過去に限定的に作用する反ミーム現象として分類されています。現在の状況下ではSCP-005-KV-1が財団職員として活動しており、彼女の異常性が財団業務に支障をきたすことはありません。ただし、再発防止のため、情報の管理および記憶補強剤の使用を含む安全対策が継続されています。
記録作成者: [███博士]
承認者: [██博士]
補遺3:担当職員███博士の覚え書き
彼女を雇用したことで今の特別収容プロトコルが制定されて数か月が経った。私のメールボックスには何人からも担当職員の変更願いや実験のアイデアが送信されてきている。その内容についての話だ。
私は決してサボっているわけではないし、彼女に対して実験を行うことを考えなかったわけではない。しかしながらそれらはあまりに危険すぎる。Xクラス以上の記憶補強剤の投与は危険であるし、アビドスの街を歩かせることを考えなかったわけじゃない。それを行い、記憶を復元させることができたとしよう。彼女は自分を知っているはずの人間が知らないようにふるまわれることに耐えられるだろうか?
私はただ彼女に同情しているわけではない。超常動態論の話をしよう。「座った人をワープさせる椅子」があったとして、それは"座った人をワープさせたいからこそ"椅子の形を取っている。超常動態論の基礎法則だ。これは応用でき、「~したい」から「~できるような異常を発生」というのも基礎法則の一つだ。
それに基づくなら、その反ミーム性は彼女が忘れられたいから発生したといえるのではないか?
まぁこれらは私の推測で、適当なことを言っているに過ぎないが、最後にこれだけは言わせてもらう。
我々は
From:██副局長
To:██情報保全補佐
Subject:SCP-005-KVについて
これを読んだことで君は反ミームという忘却に恐怖を抱くことができたのではないか?
人やモノが死ぬのは
君は優秀だ。記録・情報保安管理局に入ることができる程度には。
しかしながら君は新人だ。つまり実感が浅い。だから私は言っておこう。
P.S.
知ってると思うが、クラスW記憶補強剤の副作用は膵臓癌のリスクの増加、そして
次回:「サイト-8142そのもの」
投稿時間:多分今日の18:00。
おそらく明日の6:00です。12:00です。
さて、多分これから出てこないのでここで話しておきます。
ユメ先輩がやったのは「受肉による肉体の再生」みたいなものです。
砂漠で遭難し、夜になったことで気温が下がり、矛盾脱衣によって服や荷物を全部捨てたことで発生しました。要するに「自身の本質を捨てた」と、世界に認識されたわけですね。ユメ先輩の意識が「生きてホシノちゃんに会う」という方向だったのも影響しています。
要するに世界は「自分の本質を捨てるかわりに生かしてほしいんやな」と解釈し、ユメ先輩の記録と記憶を全て消したというわけです。このクソ世界…。しかしながら神秘が強いホシノちゃんやヒナちゃんの記憶はちゃんと消せませんでした。
ホシノちゃんは商店街の人に「梔子ユメ」って誰だよとか聞いた全員に言われるの可哀想…
あ、なんか黒服は覚えているかもしれません。そんなイメージが湧いてます。まぁ黒服に聞いても行先なんか知るわけないんですがね。
ちなみにホシノがユメの存在と場所を知った場合、サイト-8142に襲撃かけると思います。いい勝負すると思いますよ。いつか二人を引き合わせる気はあります。
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