ドラゴンボール 転生したらベビーだった件   作:桂ヒナギク

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13.神龍が敵。なにい!?

 俺はブルマの自宅の前に集めたドラゴンボールを広げた。

「いでよ、神龍! そして願いを叶えたまえ!」

 しかし、反応がない。

「どうして神龍が出ないんだ?」

 その時に、ドラゴンボールにひびが入り、怪しい煙が立ち込めるのと同時に、悪そうな青い龍が現れた。

「お前、神龍なのか? 願い、叶えてくれるんだよな?」

「嫌だね。俺様はお前たちの願いを叶えるたびにたまったマイナスエネルギーで産まれた邪悪龍だ。これからは俺たちの好きなようにやらせてもらう」

 青い龍はそう言い残すと、ドラゴンボールの中に戻って、七方に飛び散った。

「ちょっと今の何なのよ?」

 と、ブルマ。

「邪悪龍だとか抜かしていたな」

「要するに、その邪悪龍からドラゴンボールを取り返せば全て解決ってことじゃないの」

 というのはパンだった。

「しかし、DB4649T2006RSはどこにいるんだ?」

「そういえば、ギルいませんね。いつもならギルルルルル、パン危険とか叫んで出てくる思うんですけど」

「ギルってこれですか?」

 と、悟天が何かの残骸を持ってやってきた。

「ぎ、ギル!」

 パンがギルに駆け寄る。

「壊れちまってるな」

「ギル……」

 パンが涙を垂らす。

「トランクス、ギルを直してやれ」

「やってみます」

 トランクスがギルの残骸を持って家に入っていった。

 俺は邪悪龍の気を探知する。

 だが、気を消してるのか、見つけることはできなかった。

 ドラゴンレーダーが使えるようになるまで、邪悪龍探しはお預けだった。

「ベビー様、私も超サイヤ人になりたいのですが」

 ブラが言う。

「なればいいんじゃねえ?」

「なり方がわからないのですが」

「背中にぞわぞわを集中させるようなイメージだよ」

「背中にぞわぞわ?」

 ブラがなんとなくでやってみると、超サイヤ人への変身が成功した。

「こ、これが超サイヤ人……」

 超サイヤ人を解くブラ。

「はあ……はあ……。結構、負荷がかかりますね」

 その時、悟空とベジータがウイスに連れられて戻ってきた。

「あ、おじいちゃん」

「地球が大変なことになってるってウイスさんが教えてくれてよ。修行を切り上げて急いで戻ってきたんだ」

「戻ったところ悪いんだが、邪悪龍ってのを探して倒してきてくれないか」

「なんだ、邪悪龍って。強いんか?」

「ああ、強い。特に一星龍(イーシンロン)がな」

「オラ、ワクワクしてきたぞ」

「任せたぞ」

「そんじゃあ、ちょっくら行ってくる」

 悟空は当てもなくどこかへ飛び立った。

「ベジータ、ちょっと来い」

「はい、なんでしょうか?」

 俺はベジータを人気のない場所へ連れて行った。

「お前、少しはブルマが可哀想だとは思わないのか?」

「何がですか?」

 俺は頭を抱えた。

「ブルマ、お前がいなくて寂しがってたぞ」

「ブルマは気が強い女です。寂しがるとは思いません」

 だがな……。

 俺にはしおらしい姿を見せていたがな。

「いいかベジータ。お前も人の親なんだ。少しは父親らしいところを見せたらどうなんだ?」

「父親らしいところ、ですか」

「ああ」

 じゃあな、と俺はその場を後にする。

 

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