パンベビーと対峙する21号。
「せっかくだから、貴様の体も頂戴するとしよう」
パンの体からベビーがジェル状になって飛び出し、21号に接近する。
21号はベビーをかわす。
「無駄よ!」
21号が体勢を整えたベビーに気功弾を飛ばした。
「背後に気をつけないとな」
「……!?」
パンが21号を後ろから羽交い締めにした。
「あんた正気なの!?」
「今です、ベビー様!」
パンの言葉に、ベビーがジェル状になって21号に襲いかかる。
「ぐ!」
ベビーが21号の顔面に張り付き、口の中へと入り込んでいく。
「うわああああ!」
21号の意識を奪い取るベビー。
「21号!?」
「ふはははは!」
21号がベビーの声で笑い声を上げながら、こちらへと襲い掛かってくる。
「ぐわ!」
俺は吹っ飛ばされ、建造物へと叩き付けられた。
「死ねえ!」
21号が気功波を放つ。
俺は咄嗟に気功波をかわし、21号の背後に回り込み、側頭部を蹴り、吹っ飛ばした。
地面を転がる21号。
「何をしてる小娘!? 貴様も手を貸せ!」
21号の一声で、パンが俺に攻撃を仕掛けてきた。
「パン!?」
「気安く呼ばないで」
パンの拳が俺の腹部にめり込んだ。
「ぐぉえ!」
あまりの強力さに、俺は腹を押さえながらその場でうずくまる。
「殺せ」
パンが笑みを浮かべながら俺に向かって手のひらを向ける。
ここまで、か。
その時、トランクスが現れてパンに気功弾を浴びせて吹っ飛ばした。
「トランクス!?」
と、21号が驚いた様子でトランクスを見る。
「パンちゃんは俺が相手をします。コソットさんはベビーを」
「悪いな。思いっきりやってくれ」
トランクスが気を解放し、超サイヤ人に変身した。
俺は21号の方を向いた。
「一騎打ちと行こうじゃねえか、ベビー!」
「ふん」
21号が接近してくる。
俺は攻撃をかわし、カウンターを浴びせる。
「ぐお!」
顔面に拳が決まり、21号は吹っ飛んでいく。
俺は追い討ちをかけ、21号を叩き落とした。
「ぐわ!」
地面に突っ込む21号。
「偽物に負けるなど、あってたまるか!」
21号が立ち上がり、頭上に両手を掲げる。
「リベンジデスボール!」
21号が巨大な黒い球体を作り出して投げ飛ばしてくる。
俺は気功波で迫り来る球体を打ち返した。
上空へ舞い上がった球体が大爆発を起こす。
「破壊神に喧嘩を売ったこと、後悔させてやるよ」
「ほざいてろ」
俺は21号にかめはめ波を放つ。
21号は側転でかめはめ波をかわした。
「攻撃は当てなきゃ意味がないのだよ」
21号の光線が俺を襲う。
「うわああああ!」
光線を浴びた俺はチョコレートになってしまった。
21号が俺の体を掴む。
食べられるくらいなら、こちらから食べられてやるか。
俺は21号の顔面に全身を叩きつけて潰した。
「ぐわ!」
21号はもう一度、光線で、今度は俺を元の姿に戻した。
「貴様を食ったら腹を壊しそうなんでな」
俺はその言葉を無視して、強力な破壊光線を放った。
「……!?」
21号の体から、ベビーが飛び出した。
自由になった21号が光線をかわした。
「どこだ!?」
茂みがガサガサと揺れる。
「そこか!」
俺は茂みに気功弾を放つ。
ボール状のベビーが気功弾をかわして逃げていく。
俺はベビーの前に回り込み、21号をベビーの背後へつけて挟み撃ちにした。
退路を絶たれたベビーが成年体になる。
俺はベビーに手のひらを向けた。
「破壊だ」
ベビーの体が足元から粉々になって崩れていく。
焦るベビー。
「き、貴様いったい何を?」
ベビーは断末魔を残して消滅した。
「ベビー様!」
と、トランクスを瀕死状態にさせたパンがやってくる。
パンは俺を睨め付けた。
「よくも……よくもベビー様を!」
洗脳は解けないのか。だが——
俺はジェル状になるとパンの体内に飛び込んだ。
産み落とした卵を孵化させ、脳細胞を上書きする。
俺はトランクスのもとへ歩き、しゃがみ込んだ。
「大丈夫か?」
「はい。ボロボロですけど……」
徐に立ち上がるトランクス。
俺は21号を取り込み、トランクスを連れてクロノアのもとへ移動した。
「クロノア、トランクスを」
「はいはーい、任せといて」
クロノアがトランクスの治療を始める。
「じゃ、俺は帰るよ」
「また来てね。待ってるわ」
俺は地球へ瞬間移動をした。