ドラゴンボール 転生したらベビーだった件   作:桂ヒナギク

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27.長をたずねて300万光年

 地球を離れること約300万光年。

 俺は前破壊神ビルスの命を受けて、巨人が住まう星へやってきた。

 巨人とはいえ、ウルなんちゃらではない。

「ビルスのやろう、なんたってこんな辺境の星に……」

 俺の文句にパンが言う。

「文句言ってないで、さっさと用事を済ませちゃいましょうよ」

「へいへい」

 俺とパンはビルスのお使いを済ませるため、この星の長を探した。

「待て!」

 俺は立ち止まってパンを制する。

 遠くから、大きな足音が聞こえてくる。

 足音はだんだん近くなってきて、地震が起き始めた。

 やがて巨人が姿を現し、俺たちに気づかず、その巨大な足を下ろしてきた。

「うわああああ!」

「きゃああああ!」

 俺たちは慌てて足をかわした。

「ちょっとそこの巨人さん!」

 パンが巨人に向かって叫ぶ。

 巨人は振り返り、声の主を探す。

 だが、俺たちを見つけられず、向き直って歩を進める。

「無視してんじゃないわよ!」

 パンは巨人に向かって拾った小石を投げた。

 小石は巨人の背中に当たる。

 巨人は振り返り、ようやく俺たちの姿に気づいた。

「なんだ、おめえさんだぢ?」

「破壊神コソットだ。星の長に会いにきた」

「コソットだ? 破壊神様は(たす)かビルス様って名前じゃなかったかいのう?」

「変わったんだよ!」

「そうだげ? なんだが怪しい連中だのう」

「どうでもいいから、長に会わせてくれ。俺たちはビルスの使いだ」

「嫌なこった。おめえさんだづ、オラの背中に石投げた」

 巨人はそう言って去っていく。

 俺は巨人の眼前に高速で移動した。

 巨人は虫を払うように、俺を地面に(はた)き落とした。

「コソット様!」

 パンが駆け寄ってくる。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫だけど、あいつにはお仕置きが必要だな」

 パンが巨人の眼前に移動する。

 巨人はパンを叩こうとするが、パンにかわされ、カウンターを受ける。

 尻餅をつく巨人。

「手荒な真似はしたくないの。言うこと聞いてくれる?」

 巨人の拳がパンを襲う。

 パンは巨人の拳を全身で受け止め、後方へ投げ飛ばした。

 巨人は背中を地面に叩きつけられる。

 巨人は通信機を取り出した。

「破壊神を名乗る怪しい連中に襲われただす。至急、救援を求むだす」

 パンは気功弾で通信機を破壊する。

 よせ、パン。余計な仕事を増やすな。

「お、オラの携帯電話が!」

 巨人がパンを睨め付けた。

「おめえ、よぐもオラの携帯電話を壊しだな!」

 巨人が立ち上がり、パンを襲う。

 パンは攻撃をかわしながら、反撃の隙を窺う。

 そこへ、救援部隊のヘリがやってくる。

 救援部隊のヘリから、ミサイルが放たれる。

「やば!」

 俺はミサイルに向かって気功弾を放った。

 ミサイルは大爆発を起こし、俺とパンは爆風で別々の方向へ吹っ飛ばされた。

 

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