新生紀日本国召喚   作:空気の破壊者

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タイトルがなぜ『新世紀』ではなく『新生紀』なのか?

それはエヴァンゲリオンANIMA最終巻の最後の挿絵に「ココカラ彼ラの新生紀ー」とあるからです。


第壱章:転移動乱編
第壱話『異世界転移』


 ヨモツヒラサカ新島戦から1年が経った西暦2019年、第三新東京市にあるネルフJPNの第一ゲージでシンジ達チルドレンが0・0エヴァを見上げていた。

 

「お〜!コレが0・0エヴァのための新しいアレゴリックウイングか〜!」

 

「これでようやく、トロワも空を飛べるんだね!」

 

「シスもみた〜い!トウジちゃ〜ん肩車して〜!」

 

 背の小さい綾波レイNo.シスはトウジに肩車を要求する。

 

「ハイハイ、あらよっと…」

 

トウジがシスを肩車しようとしたその時、突如視界が真っ白に輝きだし、巨大地震のような大きな揺れが起こった。

 

「「うわ〜〜?!」」

 

◆◆◆

 

日本国国連租借地箱根島 第三新東京市 ネルフJPN総司令部

 

 ネルフJPN総司令部はこの異常事態に困惑していた。

 

 ネルフ本部総司令の葛城ミサトは各班長に状況を確認する。

「今の揺れと光で何か異常は?」

 

 伊吹マヤは戸惑っている顔で状況を報告する。

「いやなにも……今の光でヒトの塩柱化現象もなく、量子流動傾斜計にも反応なかったです。」

 

 日向も戸惑っている様子である。

 

「日本政府と国連伊豆島展開軍司令部から問い合わせが来てます。なんでも各国との通信が途絶したと……」

 

 その言葉に冬月は返す。

 

「1年前の状況ならともかく、海底ケーブルが新しく引かれ通信状況も改善された今の状況では些か不自然だな」

 

 青葉も戸惑いながらも報告する。

 

「人工衛星をロストしました。日本政府もロストしたとのことです……」

 

「いったい何が起こってるって言うの?」

 

◆◆◆

 

日本国 首都松本 第ニ新東京市 首相官邸

 

「総理!ネルフJPNに確認してみましたが量子流動傾斜計に反応はなかったとの回答でした。」

 

 日本国総理大臣の武田はこの状況に困惑していた。

 

「うーむ、ヒトの塩柱化現象もなかったようだし、ゼーレやアルマロス関連ではなさそうだな。」

 

「ですが油断は禁物です。」

 

 と国連軍日本管区最高司令の蒲田。財務大臣の杉谷はこれからは財政難になると言う。

 

「各国との通信が切れ、国連からの復興支援金とネルフ開発予算で流れてくるお金も資源も人材もなくなるんですよ……もう例の都市計画は当分できないです。ネルフJPNへの予算も削減しなきゃとてもやっていけません。」

 

「消えた人工衛星はネルフJPNに要請してエヴァに宇宙に新しい人工衛星を持って行ってもらうとして、問題は資源です。電力はN2リアクターやネルフJPNの余剰電力でなんとかなりますが、資源はどうにもできません。」

 

 経済産業大臣の永田もこれからの課題を挙げていく。

 

「総理!」

「どうした?守谷君。」

 

 ハアハアと息切れして入ってきたのは戦略自衛隊を束ねる守谷国防大臣。

 

「我が国の周辺国が消えてます!」

「はあ?そんな事あり得んだろう。」

 

 何をバカなことを、というような顔で総理大臣は言う。

 

「いや、本当ですよ!実際に対馬から韓国、与那国島から台湾、北海道から見えるはずの樺太が消えてるんですよ!P−1改を偵察に出しましたけど海しかありませんよ!」

 

 この世界のP−1改は史実とは違い、エヴァのアレゴリックシステムを応用したN2リアクターを装備しているので航続距離が理論的には無限となっている。N2リアクター搭載型P−1は量産され、各地に配備されていた。

 

「つまりどういう事だ?」

「たぶんですけど、異世界に飛ばされたとしか…」

 

「なるほどな…ならどうする?」

 アルマロスは世界樹の転移構造を利用して転移していたので国が異世界にも転移する事もまあ……起きても納得はできる。

 

「私はN2リアクター搭載がされており、長期間の調査には適している戦闘護衛艦やまとを調査に派遣したいと思ってます。有事の際もやまとなら一応なんとかなります。」

 

 国防大臣は提案する。

 

「私も賛成です。」

外務大臣も財務大臣も賛成している。

 

「もし使徒のような存在がいるならやまとだけでは不安だな。ネルフJPNにもエヴァを一機派遣してもらうか。」

 

 こうして新世界に於いて日本国政府は戦略自衛隊の護衛艦やまととネルフJPNのエヴァを調査に派遣する事を決めた。




次回は来月18日に投稿しようと思います。

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