新生紀日本国召喚   作:空気の破壊者

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福岡のくだりは原作と大して変わらないのですっ飛ばします。

今回ちょっと内容薄いかもしれない。


第参話『来日使節団、視察』

 

 

◆◆◆

西暦2019年2月14日

日本国 関東湾 海上都市 新東京島

 

 クワ・トイネとクイラの合同来日使節団のヤゴウとハンキ、メツサルは日本やネルフと安保条約を始めとした条約や協定を松本で締結したため、親交を深める、ということで外務省職員の田中に案内されて新型爆弾投下によりできた関東湾の海上に建設中の人工島、新東京島に視察にやって来ていた。

 

 「おお…ここがニホン国で最も発展している都市……!」

「地方都市の福岡も首都の松本もすごかったがここはそれらよりも規模がすごいぞ…」

 

 彼らを工事中のビルもあるものの日本の技術力の集大成たる400m級の摩天楼が迎え入れ、ヤゴウとハンキは出鱈目な光景を目の前にして感嘆していた。

 

「えぇ、この海上都市…新東京島は我が国が持つあらゆる建築技術と資金を投入して『島ごと』作られていますので」

 

 田中の説明を聞いたメツサルは日本の技術力に興味を示した。

 

「この天高く聳え立つ建築物も驚きだが、まさか今、我々が立っているこの島も人の手で作り上げたとはな…興味深い。」

 

◆◆◆

西暦2019年2月14日

日本国 関東湾 海上都市 新東京島

 

 入道雲が見える暑い日の青空の下で日本の転移前から建造と開発が行われている関東湾の海上都市、『新東京島』の海に面した公園のベンチでマクロナルドのバーガーをもぐもぐと頬張ってはしゃいでいるのは綾波レイNo.シスだ。

 

「うわ〜♪大っひいひルがふぁくふぁんあう〜!!」

「チビ波、食べるか喋るかどっちかにしてくれや」

「ふぁ〜い」

 

 シスはトウジに注意されると返事をして黙々とバーガーを食べ始めた。それを見たシンジは新東京島の建設中の高層ビル群を眺めながらトウジに気になっていた質問をした。

 

「ところでトウジ、なんでボクたちがこの人工島に来てるんだよ。」

「あぁ、シンジには言ってなかったけどな、日本のお偉いさん方から是非遊びに来てくれと言われたんや」

 

 トウジは400m級の高層ビル群を眺め、腕を組みながら思い出したように言う。

 

「あー…つまり僕たちのご機嫌取りってコト?」

「せや、エヴァに暴れられたら困るやろ?」

「いや暴れるつもりはないんだけど…ってあれ?シスは?」

 

 そんな会話をしながらシンジがふと隣を見るとさきほどまでバーガーを食べていたシスはいつの間にかいなくなっていた。どこに行ったかと探そうとした時、誰かが転ぶ音がした。振り返るとシスが階段から落ちて「えーん」と泣いている。

 

「シス大丈夫か?!」

「シンジ!絆創膏持ってあらへんか?」

「あ〜…持ってないみたい…」

 

 その光景をたまたま通りすがったクワ・トイネ、クイラの来日使節団のメンバーの中で治癒魔法を使えるヤゴウは田中の制止を振り切って座り込んでいるシスに駆け寄る。

 

「痛いよぉ…」

「大丈夫ですか?!$%×:×|=<:×¥°#%*\」

 

 ヤゴウが何か聞き取れない言葉で唱え始めると、彼の両手が淡い光を放ち、シスの擦り傷は塞がっていった。それと同時にシスの目も輝いていく。

 

「うわ〜治った!どうやったの??ねぇねぇ!」

「どうって…回復魔法を使っただけですよ…??」

 

 そう戸惑いながらもヤゴウが告げるとシンジとトウジも普通に魔法に対して感心していた。

 

「…コレが魔法かァ、噂には聞いてたがホンマもんのファンタジーやないか!」

「へぇ〜魔法ってすごいな。やっぱボクたちって本当に異世界に来たんだな。」

 

「本当に魔法を知らないんですね…」

 

 彼らの反応にヤゴウが戸惑っているとプルプルとシンジのポッケの中の電話が鳴る。

 

「あ、電話だ。もしもし?…ミサトさんどうしたの?え?すぐ帰れって?あ、ハイ」

「シンジ、総司令から何言われたんや?」

「ああ、急な用件ができたから今すぐ帰れってさ。」

「…ったく、相変わらず人遣いが荒いナァ。」

 

 その様子を見たハンキは不思議そうな顔で田中に質問をした。

 

「タナカさん…彼は何と話してるんですか?」

「あれは携帯電話と言って遠く離れた人と会話できる道具で、彼は遠く離れた人と会話をしています。」

「なるほど…魔信のようなものですか。」

 

 そうハンキが納得していると海面が水飛沫で跳ね、そこから120mもある紫の巨人、エヴァ最終号機が現れた。巨人は手を伸ばし、シンジとトウジはそこに乗る。

 

「「「な、なんだこの巨人は…!!」」」

 

 エヴァ最終号機の姿を見たヤゴウ達は驚きのあまり口が開いて塞がらなかった。恐らくその巨人はどんな文明が作り上げるゴーレムよりも巨大であり、その割には動きが俊敏であるからだ。

 

「シス!帰るよ!」

「は〜い」

 

 シスはシンジにそう言われるとエヴァ最終号機の手に向かい、シンジはシスの手を引っ張り、手の中に乗せ、別れの挨拶を告げる。

 

「それじゃあ、またね。異世界の人!」

「シスの足治してくれてありがとう。」

「あ、ああ…どういたしまして…」

 

 唖然とした様子のヤゴウが声を振り絞ってそう返事をするとエヴァ最終号機は光の翼を伸ばし、西の空へと飛び立って行った。

 





次回は3月20日(春分の日・祝日)に投稿しようと思います。

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