キャベツ刑事に転生した男「あいも変わらずクソみてぇな世界」   作:天龍改

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第2話「無様に這いつくばってなよ、それが敗者ってもんだよ」

 

息を停めた街の公園で炎が荒ぶる。

紅く、黒く、地獄の業火の如く燃え盛る。

蒼き暗闇の夜に叛逆するように赤黒い火が暴れ、死を願う影を引き摺り込む呪いと、恨みを込めた鎖が暴れる。

 

漆黒の西洋鎧、熱風に揺らめく灰のような髪。

まるでどこかの世界線で、糞イカレポンチな男が願いの叶う願望器(聖杯)で願った聖女のif(独り善がりの愛)に似ているなと思えれるだけ僕はまだ余裕なのだろうか・・・

 

「アハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」

 

力の全能感に酔いしれているのか、出した張本人はさっきからずっとニタニタと下品な黄色い目を輝かせながら笑っている。

 

(あぁ、こっちを見下しているんだ)

 

くたびれたネクタイに、シワが目立つシャツ、パッと見だと窓際族の首を切られる寸前のサラリーマンにでも見られるこの格好。

はっきり言って物凄く下に見られ、舐められやすい。お陰でよく小言を言われるが知ったこっちゃないね、僕はこの格好が一番落ち着くんだ。

 

それに、舐められてる方が好都合だからだ。

 

初めての召喚で長時間出せるわけないもんなぁ?

 

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「あいも変わらず世の中クソだな」

完全自己中

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎キャベツ刑事(仮)

足立透ッ!!

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎VS

「地獄の底で閻魔様に土下座してこい!!」

撃鉄に込めた復讐の

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎トリガーハッピーガール

雪音クリスッ!!

 

READY

 

FIGHT!!

 

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「喰らいなッ!!」

 

アギ

 

赤い火球がまっすぐ僕目掛けて飛んでくる。

別に、食らっても自分のステイタス(・・・・・)なら問題は無いが、流石に服が燃えるのは勘弁してもらいたい。かといって避けた先に街路樹等があってそれが燃えてしまえば、あらぬ疑いをかけられるのは僕の方なんだからめんどくさいたらありゃしない。

 

そうなると僕が取れる手段は限られてくる。

 

来いッ!!

 

目の前に現れたタロットカードを握り潰す。

描かれている絵は『道化師』

現れるは僕のペルソナ。

外見は血濡れたように赤黒く禍々しい色を発し、毛細血管のごとき紋様が全身を巡っている。

顔の仮面は半分ほど朽ちており、頬まで裂けた口や虚ろな目を表している。

 

マガツイザナギー壊ー

 

逆手に持った大きな大剣で火球を切り払う。

自分だけの力じゃあなかったこと、そして今の攻撃に自信があったのか雪音クリスは驚いた顔のまま固まっている。

その一瞬が命取りだ。(取るつもりは無いが)

 

「ほらよッ」

 

エイガ

 

呪怨属性の魔法を撃ちながらペルソナを接近させる。ムド系列じゃないのは、あの魔法の効果は耐性がなかったら即死するからだ。

流石に警察が殺人はイカンでしょ。*1

 

「なっ!?ぐあッ!!」

 

エイガが相手ペルソナの顔に当たるが、呪怨耐性を持っているのかあまりダメージを負ってない。

思わず舌打ちをしたくなる。

無効や吸収じゃなかったのはありがたかったが、自分の取れる手段が大きく減ったことになる。

 

僕のペルソナは呪怨属性以外の属性魔法を扱うことが出来ない、雷属性に無属性もだ。唯一、使えるのは呪怨属性と物理属性、バフデバフになる。

 

銃は持っていないため使えない。まあ、あったとしても使うつもりはないが。

後々の書類処理がめんどくさいからな。

 

「ぐうッッッ、ガッ!?」

 

マガツイザナギが逆手に持っている大剣を横薙ぎで振るい、顔に攻撃が当たったことによって大きな隙を晒していたジャンヌ・ダルクの武器ごと吹き飛ばす。

 

クリティカルヒットッ!!

 

ペルソナからのフィードバックにより本体(クリス)もダメージを食らいふらつくがまだ倒れない。

 

「なら、トドメだ」

 

まだ倒れているジャンヌ・ダルクの頭部分に向かって大剣の峰を叩きつける。

 

「ガッ・・・・・・」

 

そして、雪音クリスはペルソナへのダメージとずっと出していたことによる精神の摩耗、今までの無理が祟ったのか白目を向きながら気絶した。

 

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ーーーーーーー

 

KO!!

 

WIN!!足立透

 

「完全勝利〜てっヤツだね、まぁアイツら(・・・・)のようなスペックじゃなくてハード自体が違う存在じゃあなければ僕は強いんだよ」

 

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「っは〜、疲れた……」

 

緊張の糸が解れ、思わずため息が出る。

マガツイザナギはそれに連動するかのように空間に解け、僕の中へ戻っていく。

 

「どうすっかねぇ?この子・・・」

 

このまま置いておくと、確実に死体として明日の朝辺りに出てくる確信がある。

凍死か餓死か殺人か、それともバケモンによる惨殺か、どちらにしろ明日からの夢見は悪くなることは必須だ。

 

「うっわッ!!軽ッ!!」

 

とりあえず、地面に寝かしておくのは悪い気がして持ち上げてみると、思わず声が出る。

軽い、軽すぎるッ!!

持ち上げるまで分からなかったが、コイツはやばいッ!!ペルソナの力で身体能力が上がっていることを抜きにしても分かる位軽すぎるッ!!

 

「病院は……近くに無い、てか身元不明の奴を入れてくれるのか?それに桐条家が怖いんだよなぁ」

 

まぁ、アイツ(・・・)のツテを使えばどうとでもなるが、あまり借りを作りたくない。かと言って、このままそこら辺の病院に入れると 桐条家が嗅ぎつけて来る可能性が高い。

それに今、ペルソナ3が何処まで進んでいるのか全く分からないが、今はペルソナ使いを少しでも増やしてシャドウに対抗しようとしている時期の可能性が高い。

 

てことは・・・

今、僕が出来る手段は

 

「連れて帰るかぁ・・・・」

 

自分家で保護しつつ、桐条家が手出しできないようにツテを使って根回しをすること。

 

カチッ・・・

 

「アレッ?」

 

車の扉のロックを外そうとするが反応が無い。

 

カチカチッ!!・・・

 

「・・・・・」

 

あっ、まだ影時間だから車、動かねぇわ。

 

・・・・・

 

「Zzzzz」

 

「・・・・」

 

あの後、おんぶって連れて帰ってもオートロックすらも動かないことに気が付き、影時間が終わるまで待つ羽目になった。

 

幸運だったのは、彼女がその間に起きずに眠っていてくれたことか。

 

今は、僕のベットで健やかな寝息をたてて眠っている。お陰で僕はソファで眠ることになるが、しょうがないと割り切ることにする。

来客用の布団、買っとけば良かったな……

 

服装は上下共に体操服だ。

着ていた服はほとんど意味を成してなかったため破棄、下着は洗えばまだ何とかなると判断し現在は洗濯中だ。

・・・女の裸は見慣れてしまったからか、なんの感想を抱くことなく着せ替え終わった。見慣れた理由は多分、死体で。

 

「………ズズ」パラパラ

 

洗濯が終わるまで『ピンクダークの少年』を読みながらコーヒーを飲む。

なかなか人を選ぶ絵柄をしているが良い作品だと思う、作者は気に食わないが。

 

「ふぅ・・・・」

 

・・・・まだどこか昂っていたのか、少し心が落ち着いてきた。

久しぶり、いやペルソナの相手は初めてか、未だに戦意が高揚していたのだろう。

・・・ほんと僕らしくない。

 

本を持っていた左手を見ると、半透明な化け物の手が重なりながら現れる。

全身を巡っている赤い線が脈打つ。

 

「・・・・」

 

(身体)がこのクソな世界に生まれ、()が目覚めた時からそばに居た存在。

ペルソナ、即ちもう1人の僕。

 

コイツのお陰で助かった事や、役に立つことは多かったが厄介事に巻き込まれることも多かった。

『禍津』を冠するからなのかそういう存在等に目をつけられたり、ペルソナとは似て異なるスタンドという超能力を扱う者たちの『運命*2』に巻き込まれたり。

 

ただ、僕としては何故かペルソナをスタンドと同一の存在と処理されているのか、スタンドが見えるしペルソナが見られることには今も納得はしていないが。

 

ブーブー

 

「ん?、・・ふふっ、やっぱり持つべきモノは友とコネだね」

 

送られて来た内容にニヤリと笑う。

きっと僕がやる行為は警察官として失格なことだろう。だがこの世界では今更だ。

それに将来的に言えば小学生を殺人現場に入れたり、機密情報を喋ることになるんだ、本当に今更な話だ。

 

まあ、違いがあるとするならば個人的な偽善か、悪を許さない正義感かの違いしかないが。

 

本当、この世界はイカレている。

いくつもの不条理(主人公補正)が絡み合い、いつも誰かが被害を受ける。

毎年のようにテロが起きても、行方不明や不審死が起こっても誰も気にしない。

 

だから、世界が滅びかける。

この世界の物語全てが終わるまで、ずっと。

 

まっ、僕も世界を滅ぼす方に行くんだけどね、将来的には。最終的に主人公達に阻止されるんだが、きっとそれが僕の運命なのだから。

 

 

せいぜい楽しくやろうぜ、■■。

 

 

 

 


 

マガツイザナギ壊

 

『マガツ』とは『厄災』を意味する

本来、別の物語で語られるはずだった万物を混沌へ誘うイザナギ・・・の模造品のようなモノ、形だけ作られても中身が空っぽならば意味は無い。

せめて、道化師(ピエロ)のように踊ろうか。

 

アルカナは『道化師』を示した。

 

呪殺無効

祝福耐性

疾風弱点

 

特性『虚ろの愚者』

全状態異常にかかりずらくなる

呪怨スキル使用時のSP消費量が自動的に75%減少する

 

 

足立透に転生した男

主人公は必ず勝つだろ?

 

趣味にモデルガン集めの他、アニメ漫画、車が追加されている。

それでもなお、貯金するほどの金ができるほど給料を貰っている。

高校時代から厄介事に巻き込まれまくったせいでペルソナの操作は完璧。

警察としては落第点。

 

何故、影時間でもマヨナカテレビでもパレスでも無いのにペルソナが出せるんだ?

 

高校時代からの友

 

とある事情により鈴木財閥と同等又はそれ以上の所とコネがある。

 

もちろん、他作品のキャラだがさらに別の作品のキャラの血を受け継ぐという大事故を起こしている。

要素は、マッ缶大好きの千葉県在住のシスコン

左耳に3つのほくろ、左肩に星に見える痣がある。

 

 

 

 

 

小話

 

スタンド、石仮面、etc

摩訶不思議要素と足立(仮)のペルソナ練度の高さの理由をあげようとしたら思ったより厄介事が増えた・・・・

この世界の裏社会のパワーバランス一体どうなってんだ?パッショーネと黒の組織、さらにルパン三世系列の悪の組織とか地獄だろ

 

ジャック・ザ・リッパーの存在がジョジョの要素によって確定したので『ベイカー街の亡霊』が起きます。

 

プッチ神父の企みは失敗に終わってます。

 

そこら辺の話はいつか出来たらやりたい。

 

*1
ペルソナ4本編「おまゆう?!」

*2
スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合う

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