キッチンに二人分の料理の音が響く
いつもはいろはがキッチンに立っているのが常だったが今日はラプラスも一緒に料理していた
お互い今日が三年目の記念日という事でこっそり料理の仕込みをしようとしたらキッチンでばったり鉢合わせたので一緒に料理する事になったのだ
「…で」
「うぐっ…えぐぅ…」
ラプラスが「我輩玉ねぎ切れるようになったもん!」と言ったは良いものの案の定目に染みて号泣しているのだった
「しょうがないでござるなぁ…ほら、貸すでござる。」
「うえぇ…ありがどいろはぁ…」
その後も
「いろはこれ砂糖じゃね?」
「あっ…ッスー…ミスったでござる☆」
「入れる前に気づけて良かったな…」
「後はオムライスを切り開いて…あっ」
「ラプ殿どうし…ブハッ」
スパーン(真っ二つに切れたオムレツがケチャップライスの隣に転がっている)
「何やってるでござるかwww」
「やっちまったwww」
「いや、まだいける…こっちもちょっと切って乗せれば…」
「ヨシ!直せた!」
など多少の事故を起こしつつも…
「「かんせ〜い!」」
「おぉ〜!」
「美味しそうでござるな…!」
テーブルの上に並べられた料理たち
キラキラプルプルと輝くオムライスと添えられている小さめのハート型のハンバーグ
ふんわりふるふると揺れるシフォンケーキはたっぷりのクリームと宝石のようなフルーツで飾られており見ているだけでも綺麗だ
「うへへ…早く食べるぞ!」
「ちょっと待つでござるよ…はい!」
そういうとお互いのオムライスにぷすりとholoxの旗を刺す
「お〜!」
「ラプ殿こういうの好きだもんね〜」
「それじゃあ…」
「「いただきまーす!」」
「んー!おいひー!」
「卵多めにした甲斐があったでござるな〜」
「いろは〜」
「ん?」
「あーん!」
「はっ、ちょっ。ラプ殿!?」
「どうした〜要らないのか〜?」
「うぅ…」パクリ
(可愛い…)
「ラプ殿も…」
「ん〜?」
「あ、あ〜ん…でござる」
「!お…おぅ…」(やっぱ可愛すぎるだろこいつ…)
「あーんして貰ったからかもっと美味しく感じるな!」
「も〜ラプ殿ったらぁ…」
「アッアッアッw」
「「ごちそうさまでした!」」
食べ終わったいろは達はリビングでのんびりとゲームをしていた
風真はラプ殿を定位置の膝の上(始めは多少抵抗していたが何やかんや気に入ったらしい。)に乗せてくったりと身を任せている
「あ〜…」
スゥーと息を吸うとラプ殿の香りがふわりと鼻をくすぐる
「おい何嗅いでんだよw」
ポーズ画面にしたラプ殿がくるりと振り返る
「ラプ殿を充電してるだけでござる」
そう言ってうなじにぐりぐりと顔を突っ込む
オワー!クスグッタイカラヤメロー!
フダンスワレテルオカエシデゴザルー!
わちゃわちゃと戯れるこの時間が楽しくて愛おしい
「幸せでござるなぁ…」
「そうだなぁ…」
恋人繋ぎにした互いの手をぎゅっぎゅと握りながら呟く
「…これからもこんな時間が続くと良いでござるな」
「続くさ」
「我輩がいるからな!」
当たり前だろ〜?と言わんばかりのドヤ顔とともに放たれた自信満々なその言葉に思わず顔が綻ぶ
「…ははっ、めっちゃ好きじゃん風真の事w」
「なに?好きって言って欲しいの?」
その問いに
「言わなくても伝わってるから大丈夫だよ!」
風真はとびっきりの笑顔でそう答えた