ピーピーうるさいフリーレンに挨拶してやるかな… 作:ドラゴンから
遅くなりましたが20000UA達成致しました
見てくださり誠にありがとうございます!
俺達は今、ある目的で少し寄り道をしている
アイゼンの弟子をスカウトする為その弟子がいる村の周辺へ来ている
「あれが竜…初めて見ました」「巣を見て」
「魔導書があるでしょ、あれが探していたやつなんだよね」
「相変わらず好きですね…」
「フリーレンだからな」「まあ、そうですよね…」
「でも何故あんなところに?」
「竜は魔力の籠もった物を営巣の材料にするからね」
俺達が見ているその先には赤い立派な竜が巣を守る様に立っている
「紅鏡竜、こいつは冒険者を何人も食っているどちらにせよ仕留めておいた方が良いでしょ」
「この俺が派手に決めてやろうか?」
「ナッパは巣ごと破壊するでしょ。黙って見てて」
「………おう」
「巣に当てないように気を付けて」「はい」
フェルンの杖から放たれた魔法は紅鏡竜の全身を覆ったが少し火傷を負ったくらいで軽傷だった
「フリーレン様、あまり手応えが…」
「やっぱり竜は硬いね。仕方がない逃げるよ」
フリーレンが一人で逃げた瞬間俺達の目の前に紅鏡竜が怒りながら襲って来た
「え?」
「弟子とその仲間を置いて行くなよっ!」
「グキャァ!!!!」
「はぁ、はぁ…」
「お前な…一人で逃げるなよ!」
「そういえば巣は無事?」
「アイアンクローの刑に処してやろう」
「な、ナッパ様が蹴って紅鏡竜を気絶させてくれなければ死んでました…」
「じゃあ戻ろうか。気絶してる時に魔法を撃てば何とかなるでしょ、起きたとしてもナッパが気絶させてくれるし」
「流石にそれは辞めようぜ…俺はダメージは受けねえけど単純に疲れる」
「私も嫌です。先に目的の村に行きましょう…」
「まあそうだよね…素直に仲間にするか…」
紅鏡竜の討伐は後にしてアイゼンの弟子がいる村へと向かった
「竜が近くにいるとは思えないほど平和ですね」
「…そうだね」
「この豚の串焼きを5つくれ!オッチャン!」
「あいよ!合計で銅貨10枚だ!」
「ナッパ様あんまり寄り道しないで下さい…そういえばフリーレン様、あの魔導書にはどのような物魔法が記されているのですか?」
「服が透けて見える魔法」
「俺が貰っても良いか?」
「使ったら一生口聞きませんよ」
「冗談だって!悪かったからその目を辞めてくれ!」
「でも実用性はあるよ、服と認識する範囲によっては隠し持っている武器とかが分かるよ」
「そ、そう!それを目的として俺は言ったんだ!旅は危険だからな!」
「はあ…そうですか…なら良いです」
(ふう…フリーレンに助けられたな…後で何か買ってやろう)
「旅の方、少々宜しいですか?シュタルク様がお会いしたいと」
「…探す手間が省けたね」
歩きながら婆さんが竜が襲って来た時の詳細を話始めた
「三年ほど前あの竜が村を襲いました」
「そんな時に現れたのがシュタルク様です、あの方は竜を前にして一歩も引かず長い睨み合いの末に竜は去っていきました」
「それ以来、あの方がここにいてくれているお陰で我々は竜に襲われること無く平穏に過ごせているのです」
「…」
「では、シュタルク様に協力してもらえれば竜は倒せそうですね」
「だと良いけど」
森を抜けると高い崖の下でいる男がいた
「お前等が竜に手を出していた連中か。あまり刺激されると困るんだ、村に危険が及ぶ」
「竜ってのはお前等が思っている以上に恐ろしい存在だ。この額の傷は暗黒竜と戦った時に…」
「そんな大層な傷じゃないでしょ」
「………」
「凄いストレートに言ったな…」
「…お前等師匠の差し金か、何者だ?」
「魔法使いフリーレン」
「拳闘士ナッパ」
「…ばーちゃん、外してくれ」
「…師匠怒っていただろう?黙って出て来ちまったからな」
「シュタルク、なんで竜を倒さないでいるの?村に留まる理由なんてないでしょ」
「先にそっちの用件を教えてくれないか?師匠の所に戻れって言うなら御免だぜ」
「前衛として私達の仲間になってほしい、魔法使い2人と拳闘士1人じゃバランスが悪くてね、まずは紅鏡竜の討伐を手伝ってもらいたいかな」
「何故?」「巣にある魔導書が欲しいからね、ただの趣味特に理由はないよ」
「相手は紅鏡竜だぞ。理由もなく戦う相手じゃねぇだろう」
「そうだね、私の集めた魔法を褒めてれた馬鹿がいた。それが理由になるかな」
…ヒンメルはたった数十年でフリーレンの心を変えた。
フリーレンの中でヒンメルは大事な存在となっただろう。
…じゃあ、フリーレンにとって俺はどんな存在なのだろうか…
ただの友人なだけかもしれない…
よくよく考えればこの旅の目的は何だろう、フリーレンはヒンメルに会いに行く、フェルンはハイターに
じゃあ俺は何だろうと思ったとき一つの考えが思いついた
フリーレンの中でナッパという存在を特別なものにしたい
そう思った瞬間、頭の中がスッとした。
「どうしたのナッパ?柄にもなくずっと黙ってるけど…」
フリーレンの言う通りだ!こんな考え俺らしくねぇ!
俺は俺のやり方でこの旅を楽しむ!ただ、それだけだ!
「…話していいか?」
「おう、悪かったな良いぜ」
「仲間になるのは別に構わないぜ、師匠が連れてけって言ったんだろ。ただ紅鏡竜だけは絶対に倒してもらう」
「正直俺一人じゃ厳しくてなフリーレン、お前なら倒せるんだな?」
「30秒足止めしてもらえれば確実に。」
「ナッパのオッサンは?」
「オ、オッサンと来たか…俺は手加減が苦手でな、俺がやると魔導書ごと吹っ飛ばしちまうからな、今回は不参加だ」
「なるほど、結局30秒か。」
「…それ、俺がやらないと駄目かな?」
「何を言っているのですかこの人は?」
「…そういうことかシュタルク、魔物との戦闘経験は?」
「0だよッ!!助けてくれよフリーレン!!俺だって最初は立ち向かってたんだよ!!でも、怖くて一歩も動けなかったんだよ!!あいつ家を野菜みたいに輪切りにしちまうんだぜ!!人間が戦っていい様な相手じゃねえよ!!竜気まぐれで助かったと思ったら、何故かその後竜が村を襲わなくなって英雄扱い!!」
「村の人達超いい人なんだよ!!もう逃げられる雰囲気じゃないんだよ!!」
「フリーレン様、ナッパ様こいつは駄目です。他を当たりましょう」「見捨てないでくれよ!!」
「いや、こいつは竜と戦える。出来るはずだ」
「そんなやればできる子みたいに…」
シュタルクが座っていた後ろの崖は何故かそこだけへこんでいた
「ああ…そういうことか、確かにこいつは出来るな」
「ナッパ様まで…」
「シュタルク、一晩だけ時間をやる、よく考えろ。このままじゃいけないことくらい分かっているはずだ」
「期待してるぜ、シュタルクくんよ」
シュタルクを残して村の料理屋へと足を運んだ
「シュタルク様に会ってきたんだって?いい若者だったろう」
「あの子ったらいつもウチのご飯を美味しそうに食べてくれるからねぇ」
「…シュタルク様、慕われていますね」
「まあ、あいつは優しい奴みたいだからね。」
「優しい?臆病なようにしか見えませんでしたが」
「臆病なのはそうだろうな、フェルンも初めて魔物と戦ったとき…」
「また一言多いねナッパは…」
「スマンスマン!もうあの話はしないから!不貞腐れないでくれよ!…分かった!ここの会計は俺が出すから!」
「分かりました、追加注文お願いします」
「…小さかった頃は素直で可愛かったのに、今は師匠に容赦ねえな…」
「…そういえば何故、竜はこの村を襲わないのでしょう?」
「さあね。単なる気まぐれか、あるいは…」
ドォン…
「…なんの音でしょうか?」
「シュタルクでしょ。気になるなら見てくれば?私はもう寝る」
「俺は酒場を何軒かハシゴしてくる」
「ハイターみたいに二日酔いで役に立たなくならないでよ」
「…」
視点変わってフェルン
ドォン!!ドォン!!ドォン!!
「…これは修行の跡だったのですね」
音の正体が気になって見に来てみるとそこには崖を斧で崩しているシュタルク様がいた…
初めて3000文字超え出来ました!
キリが悪いですが投稿頻度が早い方がいいかと思いこの区切りにしました!
ナッパの心も少し変わってきましたね…
それでは次回でお会いしましょう
アウラやリーリエ、ソリテールを生かすとしたらどんな方向にいって欲しい?
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