「はい、わかりました。先に挨拶はしておきますので…」
1年1組の副担任である『山田真耶』は電話を切ると少し緊張をしていた…理由は自分の性格もあるが何よりも本来の担任である1人の女性の威厳があったのだったが…電話で彼女から『任せた』と頼まれたのだ。
「よし!やるぞ!私!!」
自分の頬をぺちんと叩き自分を鼓舞した真邪は歩きだしたのだが…
「山田先生…お時間いいですか?」
「はい?あっ、伏井出先生。どうしましたか?」
「実はですね…」
歩きだしてすぐのタイミングである男…『伏井出ケイ』が声をかけたのだ…その内容とは…
【1年1組】
I学園のクラスに入った一夏は自分に向けられた奇異の視線そしてざわざわと周りがなにかを話してる様子に嫌な汗をかいていた…
(やっぱり…想像していたよりも視線が…きつい…)
ISを動かせた男というのは、想像以上のプレッシャーだった…まだ1日もたっていないのに自分が場違いの存在なのだと空気に言われているようだった…
(だれか…助けてくれっ…)
その祈りが天に届いたかのようにドアが開き出てきた男の言葉が出すと周りのざわつきは一夏からその男に向いた。
「はい、皆さんお静かに…私が副担任の…『伏井出ケイ』です。」
愛想よく笑ったその男はそういうと『自分の名を漢字で書くと…』とお決まりの流れをしはじめるのだが…
「あの、先生!質問いいですか?」
「…どうぞ?」
「先生もその…ISを動かせるんですか?」
(それ!聞くぅ!?)
ある1人の女生徒がだれもが気になっていたであろうことを聞いたことに一夏は内心驚いていたが…ケイはそれは想定してる。といわんばかりに言葉を返した。
「いえ、私は動かせませんですが…座学なら男性にもできます。私の知識が未来を作る若者のためになるならばと思ってここに来たのですよ。」
最後にそういうとケイはクラスメイトの自己紹介を開始するのだが…
「朝倉リク…はまだ来ていないか…では…次の人。」
(リク?女の子にしては名前が男っぽいなぁ…)
クラスの話題は一夏とケイ二人に別れており、リクの名前について疑問に思うものがあまりいなかったのだが一夏は引っ掛かったようで…それに気を取られていると…
「さて次は…織村一夏君自己紹介…頼めるかな?」
ケイに指摘されようやく自分の番だと驚いて慌てて立ち上がる。その様子に周りは『あははは』と笑いが出ており少し顔を赤く染める。
「えっと…織村一夏です!…以上!!」
緊張で上がったためか変な自己紹介になり、それもまた周りの生徒に笑われたのだがその直後…一夏の頭に強い衝撃が落ちたのだった。
「全く…自己紹介すらまともにできんのか?お前は?」
「イテテ…えっ、千冬姉!?えっとそれに…その人は?」
「このクラスの生徒だ。ほら挨拶しろ。」
一夏が顔を上げたその先には自分の姉『織村千冬』と…自分と同じ制服を着ている男がいた。
「えっと…朝倉…リクです!よろしくお願いします!!」
深々と頭を下げ顔を上げたリク…その状況にクラスは…
「きゃぁぁ!本物の千冬様よ!」
「えっ!?生徒ってことは…あのこも?」
突然また新しい情報にクラスはざわつき始めた。
『織村千冬』IS操縦者を志す者でその名を知らないほどに有名人だ。 そして一夏の姉でもある…しかしある時一夏の目の前から消えたのだそんな一夏の驚きはもうひとつあった。
「君も動かせるのか?ISを?」
「まあ…うん…ちょっとね。」
周りのざわつく様子に戸惑いながらも、一夏とリクは同じIS乗りと出会えたことに頬を緩ませていた。
「さて…静かに!全く…どうしてこうも…」
千冬はこの学園の教師になり色々不満があるが、その内の1つに自分の名前がある…いわゆる有名税というやつなのだろうが毎回毎回こうなると正直うんざりしてしまう。
「さて、さっさと自己紹介の続きをしてもらおう。そして…」
「いたっ!!何で殴るんだよ!千冬ね…」
「ここでは織村先生だ。」
名簿の固いとこで一夏の頭をまた叩きその言葉でクラスの空気は固まったのか、一夏の次のクラスメイトが自己紹介をしていくのだった…その後は学園の説明がケイからされるのだった…これが2人の出会いだった。
次はいよいよファースト幼なじみがいよいよ登場です!