人類はオルタナに移住し、地下で生活を続けていた。
若い科学者達は地上を夢見てロケットを建造するが、テスト中に事故が発生し、人類は絶滅。
しかし、進化した海洋生物は人類の思いを受け継いで地上に進出する。
プシット達はオルタナの謎を解き、クマサンの野望を阻止するために次のサイトに向かった。
「それじゃ、イカよろしく~」
パイプは四人と一匹を乗せ、いよいよ最後のサイト6に辿り着いた。
サイト6「しあわせリサーチラボ」は他のサイトと違って海が大半を占めており、
足を滑らせると海に落ちそうだった。
細長い塔がたくさん沈んでおり、周囲は大きなケバインクで覆われている。
そして、最も高い建物の上には、強い反応の薬缶があった。
「ここに……最後の反応がある……」
プシットは一際反応が強い薬缶を見る。
ここに、クマサンにさらわれたアタリメがいるはずだ。
もし見つからなくても、すりみ連合が奪ったペンダントを取り戻せばいいだけだ。
「落ちたらドボンだから気を付けて」
サイト6は足場が悪いため、インクレールに乗って進んでいった。
誤って落ちないように、プシットはイカの姿のままインクレールの中を潜っていく。
到着後、まずプシットは一つ目の薬缶の中に入る。
・その日常は、非日常をまとう。
「……何ですか、これは!」
サイト6の最初の薬缶でプシットを待ち受けたのは、
オクタリアンのエリート兵、タコゾネスだった。
タコゾネスもまた毛に覆われていて、その眼には自我が見えない。
霧が濃く視界が悪く、タコゾネスは様々なブキでプシットを倒そうとしている。
「……」
プシットは落ち着いて金網前で潜伏し、向かってきたタコゾネスをヒーローシューターで撃つ。
スプリンクラーを壊し、余所見しているタコゾネスを撃って倒す。
二体のタコゾネスを倒して橋を解放した後、プシットは橋を渡って箱からアーマーを出す。
なるべく近付かないように、ギリギリの射程でタコゾネスを次々に倒していった。
決して油断せず、気を抜かず、慎重に進んでいく。
そしてタコゾネスに気づかれないように隠れながら進んでいき、無駄なく撃っていった。
「慎重に進むのが、最適なやり方でしたね……」
そして全てのタコゾネスを倒し、ダメージを受けながらも何とかゴールした。
プシットのスーツは、ボロボロになっていた。
「お疲れ様~、大変だった?」
「まあ、大変でしたよ。何しろ、タコゾネスという強敵がいましたからね」
エリア5にもタコゾネスが現れる薬缶はあったが、
この薬缶は初っ端からタコゾネスが襲ってきた。
ボロボロの状態で戻ってきたのも、その証だ。
タコゾネスは行動ルーチンがしっかりしており、相手との対面にも役立ちそうだった。
「撃ち合いの練習になったか?」
「嫌というほど……ね」
・下る、上る。高台生活の贅沢なルーティン。
・集う、美の粋。
・限りある今に、限りない喜びを。
・時代を巻き込む衝撃が、ここに。
・この高さ、この輝き、この儚さ。最高峰。
・心地良い。「静」と「動」の美しいバランス。
・競争という、先進と洗練のポテンシャル。
・想像する、天空を住みこなす自分を。
・追い求めていた、暮らしの正解がここに。
・「住まい」の既成概念を、壊し尽くす。
プシットは残った薬缶を様々なブキで攻略した。
全体的に難易度が高かったが、気合と根性で何とか攻略する事ができた。
最後にプシットが攻略したのは、この薬缶だった。
・アナタ色計画、始動。
ここは一投だけのカーリングボムを使いこなし、
紫のインクを踏まないように進まなければならない。
かなり頭を使うので、プシットは苦労したという。
「これで、全ての薬缶の攻略は終わりました。後は、大きな金色の薬缶に入るだけですね」
「そだね」
「しっかりペンダントを取り返してきてね!」
残った金の薬缶の中に、強い反応がある。
もしかしたら、アタリメかペンダントのありかが、ここで見つかるかもしれない。
そう思うと、プシットに焦りはなかった。
待ち構える敵を倒せば、きっと、アタリメかペンダントが戻ってくるはずだから。
「それじゃあ」
「イカ、よろしく~」
「はい! イカよろしくです!」
アオリとホタルに見送られながら、プシットは最後の薬缶に突入した。
次回がオルタナにおける最後のボス戦です。
ここからクライマックスに進んでいきます。