実力至上の学校に入学しました(いいタイトルが浮かばないので仮題)   作:シュンちゃん

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連続で初投稿です。
分けて投稿したのに意味は、ないです


9話

あの水泳以来、クラスメイトとは仲を深めたり昼を食べたりと少し環境は変わったが、部活では変わらず神室さんをモデルにデッサンしたり、逆に俺をモデルにされたり、部屋に戻ったら佐倉さんに絵や勉強を教えたり、まぁ変わらない日常を送っていた。他に変わった事と言えば、クラスの一部の男子が明らかな敵意を向けてくることくらいか?綾小路に聞いたら女子と仲よくしてるのが気に食わないらしい。知らんがな。

「もう月末が近くなったね」

「そうだね、来月にはまた10万ポイントかぁ」

会った頃と違いかなり砕けた感じで佐倉さんと話が出来るようになった。

「貰えると思う?」

「えっ?それってどういう事?」

「今のクラスの惨状を見て、10万も貰えると思う?」

Dクラスの現状は最早学級崩壊が1番しっくりくる。授業中だろうがお構い無しに好き勝手やっている。そんな奴らに10万、40倍の400万も出してくれるだろうか?

「でも、先生は毎月支給するって」

「言ってたけど、額については一度も言及してないよ」

「そんな...じゃあいくらになるの?」

「さぁ...それは分からないけど、先生は『価値と可能性がある』と言っていた。つまり10万ていうのは恐らく入学時点の俺達の価値だ」

「じゃあ、今は...」

「...価値があるといいけど」

 

いつもの様に佐倉さんをエレベーターまで送った後、茶柱先生に電話した。

「もしもし、茶柱先生?お話があるのですが...」

 

ある日の授業。科目は日本史。つまり担任の茶柱先生の授業だが、教室に入ってきた先生はいつもは持っていないプリントを持ってきた。

「いきなりで悪いが、今日は小テストを受けてもらう」

「えぇー抜き打ちとかそりゃないっすよー」

「安心しろ。今後の参考資料にする予定だ、成績には反映されない。だからといってカンニングするなよ」

そう言われて俺達は小テストを受ける。内容は日本史、だけではなかった。ざっと見た感じ、中学校の範囲のようだ。最後の3問は高校2年以上の範囲だったか、現役の1年に解かせる気のない問題だった。成績に反映しないようだけど全部ササッと解いて裏で落書きでもしよう。タコとか。

 

放課後、美術部の活動前に今日も可愛い神室さんから声を掛けられた。

「ねぇ、今日小テスト受けた?」

「受けたよ。Aクラスも?」

「うん、最後の3問がやたら難しいやつ」

どうやらあの小テストは1年全体で行われたもののようだ。

「あの3問は今の高校1年には無理だよ。あれは2年以上の範囲だ」

「あんたは解けたの?」

「あれくらい簡単よ」

「そう...でも変よね、解けない問題があるなんて」

「『今後の参考にする』なんて言ってたけど、なんの参考にするんだか...まぁ今考えてもしょうがないし、今は絵に集中しよう」

 

そして迎えた5月1日。俺達はこの学校の本当の姿を知り、彼らはドン底に叩き落とされた。

 




久しぶりの神室さん
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