実力至上の学校に入学しました(いいタイトルが浮かばないので仮題)   作:シュンちゃん

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お久しぶりです。暖冬なので初投稿です


30話

遂に発見したターゲット、鷹岡明。後ろ姿しか見えないが間違いない。今気づかれる訳にはいかないので、身を低くし、音を立てないようゆっくり後退する。いくら優秀な元自衛官でもこれだけ距離があれば気づきにくいはずだ。来た道をそのまま戻り、滝まで戻ってくる。先程垂らしたロープで崖を降りてイリーナと合流する。時間にして10分も経っていないのですぐ合流出来た。

 

「どうだった?」

「いた。この崖の向こう側にも崖があって、多分そこにある洞窟かなんかに潜伏してるみたい。触手はまだ生やしてないみたいだった」

 

本来触手を生やしていると代謝異常や拒否反応で激痛が起こるらしいから、発見時点ではそういった異常は確認できなかった。だからまだ触手は生やしていない可能性が高い。茅野カエデの例はあるけど。

 

「で、どうする?さっさと捕まえる?」

「今この島にいるのは私とアンタだけ。今から捕縛チームを要請するわ。大体3日くらいでここに来るはず」

「なんでそんなに遅い、って触手か」

「それもあるけど、鷹岡自身戦闘のプロ。可能な限り戦力や武器を揃えるの」

「じゃあ決戦は3日後って事か。ならそれまで俺は普通に試験してるよ」

「そうね、そうして頂戴」

 

イリーナと別れて、一旦ベースキャンプに戻りバッグを持って探索に出る。初日に動き回ったからある程度把握をしているが、今回は食料を求めて動き回っている。この島は至る所に食料が点在している。トウモロコシ、スイカなどの植物類、素潜りで魚介類と、ポイントを使わずとも食に困らない程度には集めることが出来る。

 

ベースキャンプに食料を運ぶ際、たまたまCクラスと思われる一団を発見した。彼らは浜辺をベースキャンプにしたようだ。ただ不思議なことにポイントで交換出来る物資が大量に置かれていた。バーベキューやシャワー、ジェットスキーにジュースなど。最早全ポイントを吐き出したのではという感じの豪遊っぷりだった。

 

「思い切った作戦に出たもんだねぇ」

「あん?...飛鳥か」

「まさかの0ポイント作戦とは...恐れ入ったよ龍園君」

「はっ、なんの事だかな?俺はただクソ暑い中サバイバルなんてゴメンなんでな」

「でも他所のクラスにスパイを送るって事はなにか作戦があるんでしょ?」

「ほう、伊吹か金田はそっちに行ったのか。放っておけばいいのになぁ」

「俺もそう思ったけど、ウチはバカが付くほどお人好しが多いみたいでね」

「それよりどうだ、お前も肉食ってくか?」

「いいの?」

「構わねぇよ。腐る程あるからな。好きに食ってけ」

 

これ多分贅沢覚えさせてポイント使わせようって魂胆かな。でも体力は付けておきたいし、ありがたく頂こうか。

 

「じゃあお言葉に甘えて頂くとするよ」

 

言葉通りに好きに肉を頂いた。美味すぎてウマになりそう...ついでに肉を食べている生徒らとも話し、ちょっと口の悪い子や面白い子もいて仲良くなれそうな子もいた。椎名ひよりさんという。DクラスよりCクラスのが楽しそうだ。...いやそうでもないか。

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