実力至上の学校に入学しました(いいタイトルが浮かばないので仮題)   作:シュンちゃん

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仕事忙しくて...つれ...


33話

確率でいえば1/40。被害者の軽井沢さん含む女子を除けば1/20。つまりは5%で引き当てられるのが今のこの状況。

 

「ねぇこれ、どういうこと?」

「どういうこと、だろうねぇ...」

「なんでアンタのカバンから女物の下着が出てくるの?」

「えっ?」

 

その言葉を聞いてワラワラと集まってくる。

 

「おいおいおい!こいつが盗んだんじゃねーか!」

「サイテー」

「キモッ、女の敵ね」

「いつかやると思ってたわ」

 

うーん言いたい放題。溜まったストレスを発散するかのように思いつく限りの罵詈雑言を叩きつけてくる。ただ...。

 

「はぁ...随分とボキャブラリーが少ないようだ。罵りたいならもっと強い言葉を使わなきゃ」

「んだとテメェ!」

「犯罪者は黙ってろ!」

「犯罪者の癖に調子乗んなよ!」

「さっさと先生に報告しましょ!」

「そうだ!犯罪者と一緒になんて居たくねぇしな!」

 

さっきまでいがみ合っていたのにこういう時は協力出来るのか...。

 

「ちょっと待ってくれ!」

 

平田君が声を張り上げて皆を静止させる。

 

「皆、ちょっと待ってくれ。おかしいと思わないかい?」

「何がおかしいんだよ、犯人は飛鳥で決まっただろう」

「いや、決まっていないよ。だって飛鳥君が犯人ならどうして真っ先にカバンの中を見せたんだ?そんなの自分が犯人だって自白するようなものだよ。本当に犯人ならそんな事はしないはずだ」

「寝ぼけてただけでしょ」

「例えそうだったとしても多少は焦ったり、挙動不審になったりすると思うんだ。でも彼はそういった不自然な動きを全く見せていない」

「でも下着はコイツのカバンから出てきたんだぞ」

「カバンは全て外にまとめて置いてあった。だったら真犯人が彼のカバンに入れたんだとしたら?飛鳥君が犯人と決めつける事は出来ないよ」

 

平田君...!何故君のような人格者がこんなクラスにいるんだ...!?

 

「そう、そしてカバンが外にあり、誰にでも犯行が行える以上、男子だけでなく女子も疑われるべきよ」

 

堀北さんがここで議論に加わる。発言力のある平田君と思考力のある堀北さんが組むと安心感が半端じゃない。

 

「何?女子の誰かがやったって言うの?」

「あくまで可能性の話よ。ただこの場で犯人を見つけるのは不可能ね。誰も見ていない夜中の犯行で、誰にでも出来るのだものわかっているのは犯人だけ。名乗り出るとも思えない」

「でも1番怪しいのは飛鳥でしょ!」

「それこそ有り得ないわ。彼は率先してカバンを差し出した。つまり中に下着がある事を知らなかったのよ。入っていると知ってればまず取らない行動よ」

「...っ、でも仮に飛鳥が犯人じゃなくても、女子はありえないでしょ」

「そうかしら?軽井沢さん、色んな人からポイントを借りているはずよね?未だ纏まったポイントが支給されていないから返済も出来ていないはず。その内の誰かがやった可能性もあるわ」

 

ちょっと見る目変わるかも。ポイントを『借りる』名目で巻き上げてたのか。カースト上位はどこ行っても似たようなことするのな。

 

「...このまま話し合っても埒が明かないわ。被害者である軽井沢さんにどうしたいか、それで決着にしましょう」

「そう、だね。呼んでくるよ」

 

結局、被害者である軽井沢さんの希望により、男女で区分けして過ごす事になった。戻ってきた頃には割と落ち着いており、俺のカバンから下着が出て来た事、俺が犯人だとしたら有り得ない行動を取ったこと、犯人が男女さえ分からない事は理解してくれた。が、彼女自身も男子が怪しいと思うようで、試験中は男女で距離を取ることになった。女子のテント移動をすることになったが、それは平田君と綾小路君がする事になった。最初は平田君だけがご指名だったが、堀北さんは彼さえ疑わしいということで、彼女が多少は信用している綾小路君に頼む事になった。

 

それと、俺はと言うと...ベースキャンプを出ていく事にした。2人の弁護のおかげで犯人ではない可能性が高くなったがそれでも疑いの声が上がるので、朝晩の点呼の時以外はベースキャンプから離れる事にした。

 

「疑われたままストレスのかかる無人島生活はごめんだね」

 

と言って荷物を持ってベースキャンプから離れていった。とりあえずBクラスのベースキャンプに行こうかな。




三行しか喋らない主人公w
黙ってろって言うんだもの
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