実力至上の学校に入学しました(いいタイトルが浮かばないので仮題) 作:シュンちゃん
初授業の始まる入学2日目。朝から茶柱先生に呼ばれる。
「飛鳥、例の件だが、今週末で構わないか?」
「はい。何か準備しておく事はありますか?」
「お前の方で準備する事は特にない。運搬の車両はこちらから出るし、住所もわかっているからな。あるとすれば家の鍵を用意しておけ」
「わかりました」
両親が家を空けてるタイミングになるかもしれないから、我が家の鍵を持っていくことに。まぁ無くても隠してあるから問題ないんだけど。
始業のチャイムが鳴り、そこからはこの学校での授業が始まる。
各授業の担任の挨拶とどのように進めていくかのオリエンテーションのような感じで時間は進んでいく。どの先生もただ淡々と授業の説明を進めていく。横を向くと既に夢の国にさよならバイバイしてる奴がいるが無視する。更には授業中にも関わらず机の下で端末をいじり出したり後ろ向いて喋り出す始末。随分賑やかだな、テーマパークにいるみたいだ。テンション上がらなーい。こんなに騒いでも先生方は何も注意せず、ただ手元のクリップボードに何かを記入しているだけ。あれが評価ってことになるのだろうか?同じ高校生として恥ずかしくなってくる。
結局、この1日でわかった事は幾つかある。恐らくこのクラスにいる大半の生徒は高校生として恥ずかしいレベルの人間であること。過去に何か大きい事件に関わっていること、など問題のある生徒を集められている。エンドのEじゃなくてダメダメのDってか、ハハッ。ヤベー奴ばっかじゃん(おまいう)
リーダーシップのありそうな平田でも過去に何か仕出かしたって事になるのか。怖っ。イケメンは中身もイケメンじゃないと。
放課後ー
どうやらこれから部活動紹介があるようで、体育館に移動する。佐倉さんも誘ったが、人が多いのは苦手の様で泣く泣く1人で向かうことになった。神室さんに関しては、自主的に体育館に向かった様で、Aクラスには既に居なかった。体育館ではこの学校にある全ての部活の部長と生徒会役員が何人かがステージ上におり、ステージ下には新入生でごった返していた。神室くぅん、どこだぁい?それはそれとして書記と自己紹介した橘茜先輩の紹介の後に各部活の紹介が行われた。どんな活動をしているか、活動実績があるかを大雑把に教えてくれる。入部希望の届けはこの部活紹介の直後から受け付けるそうなので、それまで待っていよう。部活紹介が終わり、最後に生徒会長の堀北学先輩の演説が始まった。始まったのだが、あまりにも堂々としすぎていた。まさか高校生の演説で昔観たヒトラーの演説と同じ沈黙を利用して自分に注目を集めさせるとは。しかも時間も夕方。ヒトラーも夕方に演説をしていたと言うし、堀北学、実はヒトラーの影響受けてる説、あるかも。
「私は生徒会長を努めている、堀北学といいます。生徒会もまた、上級生の卒業にともない1年生から立候補者を募ることとなっています。特別立候補に資格は必要ありませんが、もしも生徒会への立候補を考えているものがいるのなら、部活への所属は避けていただくようお願いします。生徒会と部活の掛け持ちは原則受け付けていません。それから、私たち生徒会は甘い考えによる立候補を望まない。そのことを理解できるもののみ、歓迎しよう」
との事。話終わると去っていったけど、偶に俺の事見てるのバレバレなんだよ。
そのまま入部届けを提出出来るようになったので、用紙に名前と『美術部』と描いて提出する。活動は毎日やっているが、部員それぞれが都合のいい日に部活に出るのだそう。時間に融通が効いて自分のペースで作品作りが出来るからありがたい。
「はい、これでいいんでしょ」
美術部のブースに向かう途中で神室さんと合流する。
「ああ、うん。ありがとね」
「別に、元々入部するつもりだったし」
「モデルの件、よろしくね。ああ、都合が悪い時はちゃんと言ってね」
「あれ、意味あったの?」
「...さぁ?」
「まぁでも、モデルやってあげるわよ。約束だし」
約束ってかほとんどこっちが脅したんだけどな...
という訳で俺と神室さんは美術部に入部。後は週末に家に戻ってパソコンを持ってくれば完璧だ。
いや、クラスは終わってるな...どうしよ...
強風に気をつけましょう。ブォーン