実力至上の学校に入学しました(いいタイトルが浮かばないので仮題)   作:シュンちゃん

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holoX3周年なので初投稿です。
風間のコメントに泣いてました...
holoXがいい人ばかりで良かった...


6話

入学して最初の休日、俺は茶柱先生とその他の先生方と共に我が家に向かっていた。

「すいませんね。わざわざ休日だというのに」

「気にするな、ポイントによる権利や契約は絶対だ。それを破ると詐欺として学校側が問題ありとみなされてしまうからな。言ってしまえば『これも仕事』というやつだ」

「仕事熱心な先生で俺は嬉しいですよ」

椚ヶ丘中の先生方に聞かせてやりたいね。理事長先生の方針とはいえ生徒と一緒に差別をしてくる畜生。それがあの学校に居た教員だ。理事長先生は素直に尊敬出来る教育者だけどそれ以外がなぁ、ってレベル。殺せんせーくらいしか互角な教員はいなかっただろう。爪の垢を煎じて飲ませたい。

「しかし、突然家に戻って大丈夫なのか?親御さんが驚くだろう?」

「えっ、家に連絡とかしてくれていないんですか?」

「一応『私物を取りに向かう』という旨は伝えてあるが、基本的に校外に出ることを禁止しているからな、まず学生が私用で外に出ることは無い」

そりゃそうだ。今回だって厳重な監視があってやっと外に出られているような状態だ。こんな簡単にホイホイ校外に出られていては校則の意味が無い。

「過去に似た理由で外に出た学生っているんですか?」

「いや、私が教師になってからは聞かないな。それ以前も恐らく無かっただろう」

前例が無くともしなければならない。それほどポイントによる強制力は強いのだろう。それはきっと学生間でも同じはず。だとすればポイントには現金以上の価値があの敷地内にはあるという事。大事に使おう。まあどこでもお金は大事か。

 

やって来ました我が家。何の変哲もない住宅街にある普通の二階建て一軒家。ここを出て1週間位しか経っていないので何かが変わった訳では無いが、既に懐かしく感じている。卒業後に帰ってきたらどうなっちゃうんだろうか。懐かしすぎて発狂でもするか?

車を家の前に停めて、降りた茶柱先生は玄関のチャイムを鳴らす。ピンポーン。って路駐かよ。

 

『はいはーい』

「高度育成高校の茶柱です。息子さんの私物を取りに来ました」

玄関が開く。今日は母さんが休みだったようだ。

「お話は伺ってます。どうぞ入ってくださ...あらぁメグちゃん!?メグちゃんも来たのぉ!?」

ギュッと抱き締められる。相変わらず息子大好き過ぎる...。というか恥ずかしいんですけど。

「自分で確認した方が確実だし、違うもの持ってこられてもこっちが困るし」

「そうだったのね。あ、それなら一緒にこれも持って行って。メグちゃんが出てった後に同級生の子が持ってきてくれたの」

家を知っている同級生...E組全員だわ。それじゃ誰かわかんないって。その荷物は玄関に置いてあった。今日荷物を取りに来るって連絡があってからここに置いておいたのだろう。なんにせよちょうど良かった。母さんが指した先に小包がある。これも持っていこう。

「親子の話に水を差すようで悪いが、早く私物を持って来てくれ。路駐は良くないからな」

「すいません。今行きます」

 

自分の部屋に入ると既にダンボールに詰められた我が愛機が鎮座していた。いつか取りに来るつもりだったので、家を出る前に予め用意しておいたのだ。取りに来れなくても箱詰めしておけば埃を被らないで済む。置かれているダンボールを更に大きいダンボールに入れていく。モニターやらキーボードやら液タブやら色々あるので、移動させるなら纏めて収納した方がスペースを取らなくていい。その分大きくなるが仕方ない。

 

ダンボールを抱えて下に降りると、そのまま車の後ろにブツを押し込む。かなり大きい車なので、パソコン一色を詰めた巨大なダンボールでも難なく積み込めた。

「よし、詰め込み終わりました」

「わかった。では戻るとしよう」

「もう行っちゃうの?寂しいわぁ」

「申し訳ありません、学外に長居させられないので」

「わかりました。息子の事、よろしくお願いしますね」

「はい。息子さんはお預かり致します」

「それじゃ、メグちゃんも頑張ってね」

「うん、行ってきます」

「行ってらっしゃい」

そう別れに挨拶を交わし、学校に戻っていく。

 

「母親に『メグちゃん』と呼ばれているのか」

ある程度家から離れた所で茶柱先生が話しかけてきた。

「まぁそう呼ぶのは母さんとばあちゃんくらいですよ。それ以外なら苗字か呼び捨てです」

「あの事件の当事者もやはり子供という事か」

「というか殆ど子供ですよ...それとその件に関してどれくらい知ってるか知りませんけど、校内でその話しないで下さいよ。特にクラスで」

「話のネタになるだろう?」

「したくないんですけど?それに俺たちにとっては事件じゃなくて思い出なので」

「そうか済まなかったな。変に言いふらすような事は無いから安心しろ。生徒のプライベートを守るのも教師の仕事だからな」

教師の鏡か?

 

学校に到着。そのまま寮の前まで車で向かい、そこから荷物を部屋に搬入する。流石にエレベーターにはダンボールのままじゃ乗れないので、外側のクソデカダンボールは畳んで、中身を台車に乗せて運ぶ。

「さて、これで全部だな。部屋にインターネットを引くなら寮監に申告しろ。そうすれば校内専用のルーターを介して接続出来る。ただし、情報漏洩を防ぐためにそのルーターでの接続は検閲されてると思え。怪しいサイトや不用意な書き込みやらには注意しろ」

「わかりました。今日はありがとうございました」

 

部屋に帰り、箱を開封する。机を片付け、モニターやスピーカー、液タブを置き、床にダンボールを敷きその上にパソコンを載せる。借り物の部屋だし、あまり傷はつけたくない。それぞれに電源コードや接続ケーブルを繋ぎ起動する。学校に戻って来る途中で小包も確認したが、どうやらハードディスクが入っているようだったので、接続して中を見てみようか。

無事に起動し、ハードディスクを繋げる。読み込んでいるのか、しばらくすると

『お久しぶりです!巡さん!』

かつてのクラスメイト、超高性能AI娘『自律思考固定砲台』こと『律』が画面に映し出された。

...処理重くなりそうだなぁ(白目)




暗殺教室から出せる大人以外のキャラなら律くらいかなって
AIだから色々悪さしそうだなぁ
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