言い方を変えれば赤い彗星並にオリチャーに走ります
ふらふらと歩いていると旗のようなものが見えた
スター団のアジトが近いという証だ
「お、カチコミかけるか?...ってもほのおアジトだけどな」
俺の手持ちは揃いも揃って熱に弱い
そのためほのおタイプは天敵とも呼べる
「ン〜...でもな〜、対多数って一番活躍できるだろうしな〜...」
さっき捕まえた奴らの絶好のお試しチャンス
「行ってみるか」
彼の中に行かないという選択肢はとっくのとうに消えていた
────────
──────
────
アオハルサイド
「この先がアジトだよね?」
「そうだと思う。この前と同じならまた下っ端たちを倒していけばいいと思うけど...」
彼らはここまで順調に進んでいた
ネモとはもう何度かバトルをして腕は上がってきたし、スパイスも集めの順調に進んでいた
しかし彼らはあまり姿を見ない友達のことを気にかけていた
「レイって普段何してるんだろうね?今は私達みたいにジム巡りをしてると思うけど...」
「う〜ん...もしかしたら先に主を倒してたりしてるかも」
「それもあるかもね。ってそんなことより今はこのアジトにカチコミをしないとね」
「あんまり気が進まないなぁ...こういうの苦手だし」
「昔からハルトは家で料理したりするのが好きだったもんね」
そうこうしているうちにたどり着いた彼らだが、先に誰かがいた
「あれって校長先...」
「ネルケでしょ」
空気の読めるハルトであった
堂々と近づいていくアオイに対しちょっと遠慮がちに近づいていくハルト
「!...アオイとハルトか」
「うん、どうしたのこうちょ...ネルケ」
「二人共、まずは感謝するぜ。お陰でスターダスト大作戦に加わることができたからな」
「えっと、なんのためか聞いてもいいですか?」
「スター団の問題とその謎...それを突き止めるためだ」
「問題と?」
「謎、ですか...」
「いじめで多くの生徒を退学に追い込んだ、アジトにこもってアカデミーを襲撃する計画を立てている...いくつかやばい噂はあるがあくまで噂レベル、今直面している一番の問題は...」
「成績とか?」
「いや違う、団員たちのあまりにも長い無断欠席...不登校の状況なんだ」
「こと5名の生徒...スター団でボスと呼ばれる生徒は1年以上学校に来ていない」
「一年も!?」
「それだと授業についていけないんじゃ...」
「加えて最近は下っ端たちがやんちゃを始めてるようで...」
顔を俯かせて言葉を続けるネルケ
「だから私はスター団に解散を要望しました...」
「校長先生...」
「今はネルケです...」
「そして要望を無視するのならば退学してもらうほかないと...」
「しかしスター団から返事はない、解散か退学かどちらかを選択する期限も迫っている...」
「そんな折に聞こえたのがあなたとカシオペアの電話です」
『ロトロトロトロト...』
タイミングを伺っていたかのようにかかってくる電話があった
『...こちらカシオペア、アオイ、ハルト聞こえるか?』
「...っ!」
「続きはまたの機会に、それではお気をつけて」
そのタイミングでネルケは行ってしまった
「アジトが近いようだが、誰か...いたのか?」
アイコンタクトで話を合わせる二人
「いや、誰もいないよ」
「僕達二人だけです」
『...ボスを一人倒したことでスター団は警戒を強めている、アジト攻略も以前より厳しいものになるだろう...と言いたいが、もう一人いれば問題ないだろう?レイ」
「そうだな、三人なら、問題はないな」
「レイ!?」
「いつの間に?」
「そこのカシオペアさんから招集がかかってね、近くにいるから協力してほしいとさ」
「参加してたの!?いつ?」
「お前らとそう変わらないな」
「そうなんだ...」
『というわけだ、頑張ってくれ』
電話はそこで切れた
時刻は夕方、オレンジがかった空を鳥ポケモンが飛んでいる
「行くか?俺は準備オッケーだぜ?」
「そうだね、行こっか」
「僕も行けるよ」
「なら決まりだな...カチコミじゃあ!」
「おー!」
「おー...」
「とはいえ門番が居るからまずはハルトからよろしくな」
「えぇ...」
堂々とアジトに歩んでいき、門番と相対する
「...おい、なんだよ。ここスター団のアジトだぞ、さっさと帰ってくれない?でないと正当防衛だぜ?」
「帰るわけには行かないから...えっと、戦います!」
その言葉に門番はボールを構える
「よし!正当防衛でボッコボコにしてやる!」
────────
──────
────
俺はハルトと門番の戦いを遠くからフリーダムと一緒に見ていた
「あれがポケモンバトルだフリーダム、やれるか?」
俺の言葉にフリーダムは微妙そうな反応を見せる
「あんまり気乗りはしないか...まぁ当たり前か」
「...」
「ん?今ままで見ていたのと違う?...あぁ、そういうことか」
おそらく見てきたのだろう、あの工場の惨状を
あそこでは命のやり取りがあったのかはわからないがそれに近いものは見ていると仮定して良さそうだった
「俺達がやるのは正しい行動と言えるかは微妙だ、いくら不登校とはいえ彼らは今の状況に満足しているだろうしな」
「...」
フリーダムはなぜ戦うのか聞いてきた
「それは...何と戦わなきゃいけないかわかってるからだよ」
「...?」
「これはただ団を解散させて終わる問題じゃない、でもだからといって解散させないわけには行かない、今は戦って事を進めていくのが必要だから戦うのさ」
「...」
「それはいずれ分かるさ、行けるか?」
「......」
「そうか、ならそれでいいさ」
どうやらあなたに協力したいと言ってくれたようでその手のライフルを構える
あんまり理解はしてないけど戦わなきゃいけないのは理解してくれたらしい
こいつに戦わせるのは気が進まないが、だからといって戦いの経験がないのも後々困りそうなので今説得に成功したのはありがたかった
「......そろそろ終わるな、行こうフリーダム。終わらない明日を作りに行こう」
彼らに、スター団に未来を作りに俺は三つのボールを構えた
「オレの正当防衛が...!」
「やった、勝った!」
「よ〜し!これでカチコミだね!」
「お前めちゃくちゃ強い...もしかして最近スター団に喧嘩売ってる人?」
「そうですけど...」
「解散だ解散だ!」
「そりゃ激マズだぜ!俺は仲間のところに帰ります!お疲れ様でスター!」
「おーい!アオイとハルト!っ!?君は...」
「ん?あぁあなたか...俺は海月レイだ、俺も協力者でね。よろしく頼む」
「そうか...よろしく頼むレイ」
「そうだ、カシオペアからほのお組アジトの調査を頼まれたんだ」
「終わったから手伝いに来たんだが必要はなかったようだな」
そういうネルケのもとに一匹のポケモンが近づいてくる
「ボウ!ボウボウ!」
「......ん?」
「ボウ!ボウ!!」
「こいつは...ボウジロウ?」
「ボウ!!」
「やっぱりそうだ!なぜここに...?」
「その子ってせn...ネルケのポケモン?」
「このポケモンはカルボウ。名前はボウジロウ...」
「ボウボウ!」
さっきから名前を呼ぶたびに反応しているのこのポケモンは先生のポケモンではないらしい
「アカデミーの敷地内でお世話しているポケモンですが...」
「ボウ!」
ボウジロウは急にアジトの方へ走り出す
「あ!ボウジロウ!......行ってしまった」
「スター団ほのお組と何か関係があるのかもしれません...」
「私はあの子を追ってから行きます!皆さんは先にアジトへ!」
「分かった!」
「分かりました!」
「了解先生!」
「ネルケです」
『ロトロトロトロト...」
「んえ?」
「カシオペアからかな?」
「恐らくな」
『下っ端に対処できたか』
「うん」
「ハルトがやっつけたよ!」
『そこでたむろしているのはスター団ほのお組、チームシェダルだ』
『ボスのメロコはスター団きっての何でも屋、どんな問題も強引に解決する』
「それって解決になってんのか?」
『...恐らくメロコは我々の宣戦布告で荒れているはず...いまごろ下っ端たちがアジトで彼女をなだめているだろう』
『ならば下っ端たちをどんどん倒せばいい、なだめる相手がいなくなれば彼女も姿を見せるだろう』
『ではゴングを鳴らしカチコミを始めてくれ』
「「はい!」」
「やりますか」
アジト入口に立ち思いっきりゴングを鳴らすアオイ
「...前回もそうだったのか?」
「うん、こうしたほうが分かりやすいかなって」
「そう...」
『クソやかましいのがアジトにやってきました!スター団の力の見せ所です!普段の鬱憤とこのやかましさへのクレームを力に侵入者を叩き出しましょう!...まだ耳がキーンってする...最悪』
「何匹倒せばいいとかあるか?」
「いや?下っ端全員がまいった!って言うまで」
「なるほど」
(ゲームより普通に難しくなってるな)
「よ〜し!行くよ!ニャローテ!オリーニョ!スコヴィラン!」
「行こう!アチゲータ!ジオヅム!アオガラス!」
「行って来い!フリーダム!ズゴック!デスティニー!」
「別れて行こう!私はこっちを!」
「じゃあ僕はあっちに」
「俺は向こうに行ってくる」
「それじゃあ解散だ!」
「うん!」
「あいよ!」
俺達は別れて殲滅することを選び走り出した
「ヒノヤコマ!やれ!」
「やっちゃえカルボウ!」
「デルビル!行け!」
「あいつのに続け!デルビル!」
「トロッゴン!」
「おあつらえ向きにたくさんいるなぁ?やってやろうじゃねぇか!フリーダム!」
その言葉にフリーダムは分かってくれたのか翼を広げ全武装を構える
「ハイマット・フルバースト!!!」
「...!!!!」
ロックオンとチャージを済ませ
赤いビームが空を飛ぶポケモンを地に落とし
腰のレールガンの実弾が地のポケモンを削る
取り逃したポケモンもバルカンとライフルで撃ち抜く
合計7つの射撃による圧倒的弾幕が下っ端のポケモンをひんしにしていく
「な、なんだよあれ!?」
「あれがポケモンの攻撃!?」
「嘘だろ!?」
「くっ、次だ!コータス!」
「アスラン!」
「トゥ!」
「なんだコイツ!ガケガニの親戚かよ!?」
「こんなのにやられて溜まるか!ガーディ!」
「デスティニー!」
「...!」
「なっ!早い!」
「こいつはとんでもないぞ!一気にかかるぞ!」
「ガーディ!」
「デルビル!」
「ヒノヤコマ!」
空から地から炎が飛んでくる
躱すのさえ一苦労しそうな弾幕を飛ばしてくる
これにはピンチかと思うが
「はぁ...何度も何度もきりが無いな...だが!」
「pp切れは起こらないと思え!」
「アスラン一斉射撃!フリーダム!またハイマット・フルバースト!デスティニー!名無し砲だ!」
「へァァァ!!」
「...!!!」
「...!」
アスランのミサイルとビームの弾幕
フリーダムの正確な射撃
デスティニーの薙ぎ払い名無し砲の殲滅力
「それが合わされば負ける道理はないな」
「もう手持ちが...」
「くそっ...けどカッコイイ...」
「あのビームとかうるさい...また耳が...」
「こんなのがあく組にカチコミかけたのか...」
「ごめんボス...」
俺が無力化したのはざっと20人近くだった
「かなり無力化したな、これでボスが出てきたらいいが...」
ブォォォン!!!
「っとボスのお出ましか、ちょうどだな」
「...急ごう、あいつらもう始めてるかも知んねぇ」
────────
──────
────
「テメーらかオレたちに喧嘩売ってんのは」
「フッ、私達だけじゃない」
(合わせて!)
(えぇ...分かったけど...)
「もう一人仲間はいるのさ!」
「ここにな!」
なにか芝居のようなことをしているアオハルに合わせポーズを決めて登場する
「...細けぇことはどうでもいい」
「「スルーされた!?」」
「見ろよあの目、より機嫌が悪くなってるぜ?」
より鋭さを増した瞳でこちらを睨みつけるほのお組のボスメロコ
「喧嘩売られたら買う...それだけの話だ」
「...爆ぜろや」
「アオイ、よろしくな」
「よ〜し!やっちゃうよ!」
「行って来い!コータス!」
「行くよ!ニャローテ!」
「おい!ボスの手伝いをするぞ!動けるやつは行け!」
アオイの勝負が始まったとき、下っ端たちが数十人集まってきた
「ハルト!タッグで行くぞ、ダブルバトルだ!」
「分かった!行こうアチゲータ!」
「行くぞ!フリーダム!」
「...!」
「ボゲー!」
スター団のしたっぱたちが勝負を仕掛けてきた!
「行けっヒノヤコマ!」
「行け!デルビル!」
「フリーダム!ラケルタ・ビームサーベル!」
「...!...!!」
「なっ!一撃で!?」
目にも止まらぬ早さでサーベルを振り抜き飛んでいるヒノヤコマを斬り伏せる
「アチゲータ!バークアウト!」
「ボゲー!!」
「避けろ!デルビル!」
アチゲータから発せられた攻撃を躱すデルビルだが、その着地の隙をフリーダムは刈り取る
「今だ!バラエーナ!」
「うわっ!?...くっ」
「次だ次!行くぞ!ヤトウモリ!」
「出てこいカルボウ!」
「行けるかハルト?」
「まだまだ行けるよ!」
「よし、気を引き締めていけ!」
「ヤトウモリ!ひのこ!」
「カルボウ!ほのおのうず!」
「躱して!アチゲータ!」
「ハイマットモード!」
こちらに向かってくる渦と火の玉を躱すアチゲータ
しかしフリーダムは翼を広げ盾を構え突っ込む
「...!!...!」
「はぁ!?」
「うそだろ!?」
炎の中から飛び出してきたフリーダムに驚くスター団のしたっぱたち
そしてしっかりビームライフルとサーベルのコンボで決めるフリーダム
「やられた...!?」
「くそっヤトウモリ!どくどくの牙だ!」
「させるもんか!アチゲータ!やきつくす!」
「打ち勝て!ヤトウモリ!」
「負けるな!アチゲータ!」
毒の牙と炎がぶつかり合う
全身を焼き焦がす炎に負けずに食らいつくヤトウモリだが...
「行くよ!テラスタル!」
シャンデリアのような結晶を身にまとい火力の上がったやきつくすに押し切られる
「くっ...すみませんボス」
「くそっ!おまえら!一気にかかるぞ!」
「ウオォォォォ!!」
「行けよ!トロッゴン!」
「ガーディ!」
「ヒノヤコマ!」
次々出てくる炎ポケモン
「どうする?さっきみたいには行かないと思うけど...」
「いや、こんなの平気さ...フリーダム!もう一回ハイマット・フルバースト!」
その言葉に応じて再び翼を広げ全兵装を展開する
「さっきのが来るぞ!構えろ!」
「気を付けろ!下手に躱すと当たるぞ!」
「撃てぇぇぇぇ!」
「...!!!!!」
「来たぞ!!」
「ヒノヤコマ、当たらないように高く飛べ!」
「トロッゴン!慎重に動け!当たるなよ!?」
「ガーディは伏せて!なるべく小さくなれ!」
流石に二度目は対策してきているのか当たる数が少ない
「ハルト、アチゲータをしまっておけ、もう一匹出す」
「うん、お疲れ様アチゲータ」
「行って来い!ユニコーン!」
「...」
「残ったやつを残らずサーベルで仕留めろ、フルーダムの攻撃は当たっても効かないはずだ」
「...!」
その指示に従い、サーベルを持ってスター団のポケモンに近づくユニコーン
「新しいのが出てきたぞ!?」
「剣を持ってるぞ!気を付けろ!」
「これじゃ避けれないぞ!?」
新たなポケモンにもはや絶望さえ感じてきているスター団
「躱せガーディ!」
「...!」
「しまった!」
中には回避できた奴もいたが、その隙を結局フリーダムに狙われる
「...全滅...!?」
「片付いたか...戻っておけ二匹とも」
「...!」
「...」
「お疲れ様、レイ」
「おう、サポートサンキューな」
「いやいや、レイが一番すごかったよ」
「アオイは...」
「ブロロローム!バーンアクセル!」
「スコヴィラン!かえんほうしゃ!」
ぶつかり合う炎がこちらにも届きそうな勢いになる
...アオイやメロコは平気なのだろうか
「チッ...もう一回バーンアクセル!」
「テラスタル!そして躱してほのおのキバ!」
ハルトのアチゲータ同様シャンデリアのようなものが頭につくスコヴィラン
そしてそのままブロロロームに近づき炎の突進を躱して燃える牙を突き立てる
煙が吹き出て動かなくなるブロロローム
この勝負はアオイの勝ちだった
「ったく、これで終わりかよ...」
「おつかれさん、よくやったな」
「うん!私の勝ち!」
アオハルのまだまだ10歳くらいだったはず
年相応にはしゃいで笑顔になっている
「はいはい、あんま騒ぐなよ?落ち着けって」
頭に手を置き落ち着かせる
「えっあっ...うん」
「...レイ、そういうことはあんまりしないほうが...」
「??人はこれが一番落ち着くだろ、俺も父さんにやってもらったぞ?」
「...うんそうだね」
「///」
「だめだこりゃ」
アオイを労っているとメロコがこちらに近づいてくる
「燃えて燃えて...燃え尽きちまったか」
「...ここまでだな」
「テメーらのポケモン、マジで気合い入ってたぜ」
「そっちも、あんたらの下っ端たちの熱気は俺達も圧倒されそうだったさ」
「あいつらもか...このオレに勝ったんだ!胸張ってダンバッチ持ってけ」
その後はアオハルの二人共握手したが手を思いっきり握られ痛い痛いと騒いでいた
当然俺は遠慮した
「もうどうにでもなれだ、わざマシンもくれてやるよ」
「わーい!やったぁ!」
「勘違いすんじゃねぇ、テメーに渡すんじゃなくてテメーのポケモンにやるんだからな...」
「用は済んだろ、一人にさせろよ...」
「この人の用は済んでないぜ?」
俺は去ろうとするメロコを引き留めてとある方向を指差す
「スター団のメロコ、会ってほしいポケモンが居る」
「...何だテメー」
視線の先にはネルケがいた
そしてその後を追うように一匹のポケモンがネルケの後ろから出てきてメロコに近づく
「ボウ!」
「カルボウ?いやおまえは...」
「ボウボウ!」
覚えているか?と言わんばかりに自分をアピールするカルボウ
「ボウジロウか...おまえ、どうして」
「この子はあんたを探してこのアジトに来たみたいだぜ」
「ボウ!」
「...おまえ」
嬉しそうにメロコに近づき構ってほしそうに手を伸ばす
「なつかれてるみたいだな」
「アカデミー行ってたころはコイツと毎日遊んでたからな...火のゆらめきを見てりゃ考えてることくらい分かるぜ」
「ボウジロウは何を思ってここに来たんだろうな」
「ボウボウ!」
「......」
「ボウボウ!!」
「ボウジロウ...」
「ここからは彼らで話し合ったほうがいいだろうな」
「もう行くの?」
「あぁ、俺も...先に進まないとな」
「じゃあまた」
「おう」
────────
──────
────
「...このパルデアは現実だ」
ゲームじゃない...それは当然の考えだ
「覚悟は決めた、もうのんびりはできない」
物語の道筋は知っている
故に俺はそんなに関わらない
俺が加わっても精々進みが早くなる程度
「俺は俺の道を整えるだけだ」
「...!!」
「フリーダム...」
ボールから出てきたフリーダムは俺の言葉に応じるかのように光り輝く
「進化...!?」
「!!!!!」
「眩しっ」
光が収まったときそこにかつてのフリーダムはいなかった
「ストライクフリーダムガンダム...」
腰のレールガンはよりスタイリッシュに
腹部には新たに武装が追加されていた
手持ちのライフルは二丁に
そして翼の形も変わっていた
「そうか...俺の覚悟に応じてくれたか」
「...!」
「なら、手伝ってくれ」
「俺の道の整備を」
すべてが終わり、みんなを導く立場になったときに
あの工場で俺の宝物が見つかるように
「頼む」
「...!」
その言葉にストフリは翼を広げて応えてくれた
次回「緑と赤」