加えて、申します!
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さて、今回は!!
・湧く産屋敷と動悸する蝶屋敷
・コソコソ話 ← 間に入れました。
・兄との別れ
となっております。
どうぞ!
その日…
産屋敷に朗報が届く
「カアァ!胡蝶カナエ、胡蝶しのぶ、冨岡義勇の三名ニヨリ!!上弦ノ弐撃破!!撃破ァァァ!!」
「そうか!倒したか上弦を…!!よくやった!カナエ、義勇、しのぶ!!」
「おめでとうございます。耀哉様!」
「ああ!百年もの間、変わらなかった状況が今変わった!!あまね」
「はい」
「これは兆しだ!運命が大きく変わり始める。もしかすると飛鳥さんがココに現れた事が、最初の兆しだったのかも知れない」
「そうですね。」
「届くかも知れない!いや、届かせてみせる!!我が一族唯一の汚点である鬼舞辻無惨を私たちの代で倒す!!」
「「「はい!!」」」
その日…
蝶屋敷を嵐が襲う
飛鳥によるカナエの診察後、話が終わった途端の事だった。
「カナエ!!」
飛び込んでくるなり、実弥君がカナエちゃんを抱きしめた。
「「「えぇっ!!?」」」
驚いたのは奥に居た、蝶屋敷に住まうアオイ、しのぶ、カナヲに加え、きよ、すみ、なほの3人娘。
全員目を見開いて、カナヲ以外は顔を上気させている。
「ちょっ!実弥…くん?く…苦し…」
「大丈夫かァ?何処が苦しいんだァ?俺に何が出来る事はねェかァ??」
あんたがギューっと抱きしめてるからだと思うよ?
「実弥くん?とりあえずカナエちゃんの事、解放してあげてくれる?」
「えっ、あ…」
私が居る事忘れてた?ってか実弥くんは気づいてもいなかったんじゃない?
二人共、すっげえ顔真っ赤にしてんじゃん?ってか、奥からキャーキャー聞こえますけど?
「カナエちゃんは肺をやられちゃったのよ…。日常生活を送る分には問題ないんだけどねェ…」
「全集中の常中が出来なくなっちゃった…。だから、柱は引退する事にしたの」
「良かったァ!」
「良くないわよ!」
「いや!良かったよ…!俺ァカナエの顔見るまで、生きた心地がしなかったからなァ!!」
「えっ!!」
「
「実弥くん!!」
奥でまたキャーキャー言ってるよ?…って二人には聞こえてねーなこりゃ
完全に二人の世界に入っちゃってるよ…
熱い抱擁交わしちゃってまぁ-
「カナエは後方支援に専念しろォ!お前の分も俺が鬼をぶった斬ってやらァ!!」
「うん!」
ねぇねぇこれって、ほぼプロポーズじゃね?
でも確かまだ、実弥くん告ってもいないハズなんだけどな?
私の知らぬ間に進展あった?いや、そんなはずは…
あーなる!これが告白って感じ?まぁ多少(?)濃すぎな気がしないでもないけどねェ…
もうね、完全に二人の世界に入っちゃってて、実弥君は安心しきって帰って行った。
その光景はまるで、仕事に行く旦那を送る新妻みたいな感じでしたよ。
【明治コソコソ?話】
カナエちゃんが柱を引退した数日後、しのぶちゃんが蟲柱に就任した。
その場に居合わせた柱は、岩、音、水、風の4人。もちろん私もそこに居た。
「しのぶ。よくやってくれたね。」
「いえ、あれは…羅刹がお膳立てをしてくれての事ですので…」
「それでもあの技の威力は凄かった。俺も精進せねばと感じるほどに…」
「いえ、そんな…」
「なんだ、そんなにスゲェのか?」
「ああ、派手にな!」
「「!!?」」
…義勇君が普通に喋ってる?キャラ変わってない?
「しのぶ?顔が少し赤いようだけど、熱でもあるのかな?」
「あ…いえ、その……ああ!先日不死川様が家に来られて姉と…」
「コホン!」
「!!あ、いえ。何でもありません。」
「?」
しのぶちゃんが少しキョドって何かを思い出したように言ったけど…、実弥君が咳払いをして遮った。
しのぶちゃん?何てことしてくれたのさ!!
~ ~ ~ ~ ~
「遅かったですね?」
私が家(相談所)に戻るとカナエちゃんが居た。
「何か相談事?お待たせしちゃったかしら?」
「ちょっとしのぶの様子が気になったもので…」
「?」
「顔が少し赤いようだったから熱でもあるの?って聞いたんだけど、なんかごにょごにょ言ってるだけで要領を得なくってね。」
「そう言えば、お館様も言ってたわね。」
「就任式で何かあったの?」
あったと言えばあったけどねェ…カナエちゃんには言えんのよ。しのぶちゃんがやらかしちゃったから、あたしゃあの後二人に問い詰められてさぁ…だから遅くなったんだよ! あー疲れた…。
「お館様としのぶちゃんが会話して、義勇君がしのぶちゃんの技を褒めて…」
「それだ!!」
「はい?」
「実はあの日…上弦の弐にしのぶが襲われかけて、義勇君が助けてくれたのよ!」
「!!」
確かに!
命を救ってくれたワケだもんね。頼れる男性という認識は持ったに違いない。
しかも義勇君はなにげにイケメンだ。しのぶちゃんの好みはわかんないけど少なくとも好感は持ってたでしょう。その上で自分をちゃんと見てくれて、認めてくれたりしたら意識しちゃうか。
なるほどねェ…。
「これは、姉としてなんとかしてあげないとね!」
いや私…今日はその手の話、もういいかな?
「ところで飛鳥さん」
「ん?」
「
「えー?なになに?聞こえなーい!!」
「ウソでしょ?」
だって!悪いのしのぶちゃんだもん!!(チクらんけどね…)
考えた事はあるだろうか?
竈門炭十郎が亡くなったのはいつなのか?
原作開始前なのは間違いない。
私は原作を読んだとき、漠然と原作開始のひと月ほど前の事だと思っていた。49日の喪が明けた頃に、原作が開始されたのだと…。
原作開始は正月前。恐らく12月中旬以降だと思う。
炭治郎が13歳の12月…。
だから、
ところがだ!
私は喪明けを令和で考えてしまっていたのです。
けれど、今は明治時代じゃんよ?
太政官布告服忌令で喪が明けるまで13ヶ月なんよ!
つまり、原作開始の1年以上前に
炭治郎に聞くと案の定、9日前の夜半過ぎに兄と一緒に熊を狩りに行ったとの事…
私は覚悟を決めなくてはならなかった。
竈門家のある山は、西藤家の所有する山の一部である。
その山の麓には村がいくつか点在し、竈門家の炭の3割程がそこで売られている。1割程度が竈門家で消費され、残り6割ちょっとが西藤グループの飲食店に卸されている。
近くの山には放牧地があり、そこで働くモノも多い。牧場で育った家畜はこれまた西藤グループの飲食店にて消費される。
ここ数年、私は月に数回そこを訪れるようにしていた。
だから…
私は今日も
「飛鳥…いろいろありがとうな」
とても細くなってしまった手を私が握ると、ニッコリ笑って兄が言う。その声にももう力は無く、とてもか細く聞こえてしまう。
「別に…私が勝手にやっただけだから。それからね!ココの地主は私だから、後の事も心配しなさんな!!」
なんでも無いように声を返したつもりだけど、兄にはわかってしまったろう。私の手が少し震えている事に…
その手に力が篭った事でそれが知れる。
なんてこったい!気を遣わせてしまった…
「はは…頼りになる妹を持って幸せだ。葵枝もこれまでありがとう。まさかこんな穏やかな
「…」
恐らく私たちの父親も、癌で亡くなったのだと思う。思い返してみれば兄と症状がよく似てる気がする。これは遺伝なのかも知れないな…
ってか、最後とか言ってんじゃねぇよ!!
「「父ちゃん」」
「おとうさん!」
甥や姪たちが、泣きながら兄を囲む…
あーダメだ…もう、あかんわ…
私は席を外した。というか逃げた。
<禰豆子視点>
お父さんが亡くなって、ひとしきり家族で泣いて落ち着いて…
お母さんに飛鳥さんを呼んで来てと言われ、私はいつも飛鳥さんが座っている縁側に向かった。
やっぱり、そこに飛鳥さんが居た。
空を見上げているけれど…
「ううう…」
(!!?)
飛鳥さんが…
泣いて…いる!!?
「もっと…何とか出来なかったのがなァ…グス…でもなぁ…下手に延命しても苦しませるだけだしなァ…ズズ…結構時間、あったのになァ…いろいろ調べてみたけど結局な~んも見つかんねぇし…グス…これじゃ私が居たって意味ねェじゃんか!!」
(そんな事ない!!)
私は叫びたかったけど、何故か見てはいけないと思って隠れてしまった。
飛鳥さんがいろいろやってくれていた事は、家族がみんな知っている。
かんわけあ?とかいうもので、普通の人は使っちゃいけない薬を使うと、飛鳥さんが言った時には、みんな驚いていたけれど、それを使うとお父さんはとても楽になったと言っていた。それでも、他にも何か出来ないか?と、いろいろ調べていた事も知っている。その為にあちこち飛び回っていた事も…
いつの間にか、私の目からもまた、涙が溢れていた。
「おにいちゃぁん…グス…何だよぉ~…ズズ…何でみんな、私を置いて居なくなっちゃうんだよォ~!!」
(…)
結局…
私は飛鳥さんに声をかける事が出来なかった…
「飛鳥ちゃんは?」
お母さんに聞かれたけれど、私は黙って首を横に振った。
「飛鳥さんが泣いてたの…私……
ボロボロと涙が溢れ出していた。お父さんが亡くなった事もそうだけど、今は飛鳥さんの事を思って泣いていた。
「そう、よかった…」
「えっ?」
「
「…」
「あの子はね、お爺ちゃんやお祖母ちゃん(炭十郎達の両親の事)が亡くなった時にも泣かなかったの。それどころか旦那さん達が亡くなった時も…。まぁ、あの時は飛鳥ちゃんが喪主だったから、泣いてるわけにもいかなかったんだろうけど…。でも、心は悲鳴を上げていたと思うわ。だから…やっと泣けて、よかったのよ」
私はお母さんの言葉に頷いていた。飛鳥さんが強いのだと思っていたけれど、お母さんにはきっと分かっていたのだろう。飛鳥さんが無理して普通にしている事を…
その後、お母さんは飛鳥さんの姿が見えない所から泣き顔を見る事なく、お風呂に入って寝るようにと声をかけた。
飛鳥さんの『はい』という返事は、
すこし嗄れていた。
これはいくらでも泣けるよね~…
なんてあったかい家族なんだろう?令和の世に居たらきっと食い物にされちゃうぞ?(言い過ぎかしら?)
しかも…
兄ちゃんの残留思念からも、お願いしてるの聞こえちゃったしなァ~
家族をよろしく頼む!!ってよ!
恐らく兄ちゃんは気づいていたのだろう
飛鳥:オリ主(転生者)
嫁ぎ先の家族が亡くなってから、ようやく泣く事が出来ました。
我慢しているつもりはなかったけど、所詮20やそこらの娘だからね。
緩和ケアで使った薬とは『モルヒネ』です。
結局延命は出来ませんでした。
耀哉:お館様
最近は
※あまねさんの影響?
あまね:耀哉の妻
飛鳥のお茶友
実は恋ばな大好物。
カナエ:花柱(引退)
実弥君とラブラブです。
実はまだ告られていない事に気づいて居ません。
まぁ、そうだろうね…
実弥:風柱
カナエちゃんとラブラブです。
実は告ったつもりになっています。
まぁあれだけ言ってりゃ、気持ちは伝わってるけどね。
告白はズバッと!ハッキリ言わんとダメなんよ?
神崎アオイ:原作登場人物
蝶屋敷にて、機能回復訓練を担当。
しのぶと一緒に薬学を学んでいる。
しのぶ:蟲柱
現在、飛鳥と特訓中。
新しい薙刀も作ってもらっています。
毒で鬼の動きを鈍らせて、顎を斬るというスタイルに!
これまでの蟲の呼吸の技も薙刀版に改良中。
派生元の呼吸の技から蟲の呼吸に取り込めないかを模索中。
カナヲ:カナエとしのぶの義妹
幼少期の影響で感情の起伏がほとんど無く、
自分で何かを決める事が出来ないと思われている。
カナエもしのぶも、彼女を鬼殺隊に入れようとは思っていない。
きよ、すみ、なほ:原作登場人物
蝶屋敷に住まう三人娘(一緒くたにしてゴメンね)
寺内きよ:おかっぱ、蝶飾りは両耳の上あたり着けている。桃色の帯。
中原すみ:おさげ、蝶飾りは結び目に着けている。水色の帯。
高田なほ:三つ編み、蝶飾りは三つ編みの下の方に身に着けている。緑色の帯。
アオイの指揮の元、機能回復訓練を担当している。
義勇:水柱
実は、継子の真菰が義勇の会話能力を改善中。
察する能力を鍛え、発揮するのではなく、
わからない事はわからない!と言い、
わかるまで聞く事を根気よく繰り返している。
おかげで、普通の会話は出来るようになって来た。
偉いぞ真菰ちゃん!
炭十郎:オリ主の兄
原作通り、
炭治郎に見取り稽古をした10日後…
飛鳥のおかげで苦しみ少なく逝きました。
葵枝:炭十郎の妻、オリ主の義姉
ずっと飛鳥の事を見て来て、折れてしまわないか心配していた。
今回、泣いた事で少し安心。
兄妹とは言え、旦那の事を気遣ってくれた飛鳥に感謝している。
飛鳥の
炭治郎:原作主人公、オリ主の甥
見取り稽古後に炭十郎から、神楽で分からないところは飛鳥に習いなさいと言われている。年明けに一緒に踊ってほしいとお願いした。
禰豆子:オリ主の姪
飛鳥が泣いている所を見てしまい、メッチャもらい泣きした。
実は神楽を覚えており、年明けに一緒に踊らせてもらおうと思っている。