羅刹は今日も夜に舞う   作:槙 秀人

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礼節をもって、申します!

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さて、今回は!!
 柱合裁判の結果!
 火だるま?
 柱カップル誕生!?
です!

どうぞ!!



爆血療法!?

 原作で柱合裁判を読んだ時、禰豆子が人を喰わないという理由が弱いと思ってた。

 鱗滝さんが禰豆子は2年間人を喰っていないと言っていた。確かにそれは事実だけれど、人を喰わないという理由にはなり得ない。何故なら原作では2年間寝てたのだ!!『喰わなかった』のではなく『喰えなかった』と言うのが正しい。

 ここ(この世界)では禰豆子が寝ていたのは2ヶ月間。その後はずっと人と同じように生活していた。

 だからこれまで人を喰わずに過ごして来たと言えるし、喰わずに居られると断言できる。

 そもそも鱗滝さん()に行く時に、お堂で人の血を見た時の禰豆子の反応が全てだと思う。

 

 それでも信じてもらえないだろうと思ったから、その場で実弥君から採血した血をおちょこに入れて禰豆子の前に差し出した。

 勝手に採血してないよ?お願いしたら二つ返事で了承してくれたのさ。

 

 禰豆子は顔を顰め、凄くイヤそうな顔をした。(首をフルフル振って『イヤイヤ!』をアピールしてた。)

 驚いたのは実弥君だけじゃなかった。ほとんどの柱が『あり得ねぇ…』と呟いていた。

 さらに義勇君が十二鬼月の下弦の参を禰豆子が顎を斬って狩ったと言うと、全員揃って絶句した。

 

 禰豆子が柱になるとしたら、日柱か?

 

 

 柱合裁判は、禰豆子はこのまま炭治郎と行動を共にする事で決着した。

 

 (飛鳥)の甥と姪という事で、炭治郎達を見る柱達の目が変わっていた。

 

 ちなみにお館様は、炭治郎が鬼舞辻無惨に遭遇した事を話しませんでした。

 

 

 

 


 

<<飛鳥視点>>

 

 柱合裁判が終わったので、炭治郎は蝶屋敷へと連れて行かれた。禰豆子はそのまま残ってもらっている。

 

 元柱…という事で、今日はカナエちゃんにも産屋敷に来てもらった。医療関係者には是非とも見せておきたいと思ったからだ。

 

 前もってお館様には何をするかは言ってある。

 なんも言わずにいきなり燃やし(・・・)たら失礼だもんね?

 言ったら良いとも言えんけど…

 

 

 産屋敷に禰豆子が連れてこられてから数時間。炭治郎から話を聞いた私は、禰豆子と一緒にいくつかの実験を行った。

 話を聞いた時点で、爆血が単に鬼を燃やすだけの炎でないという事が判明していた。

 実験の結果、血鬼術をも燃やせる炎だという事がわかった。(←どうやって実験したのかはひ・み・つ♡)

 人を燃やさず済む事も!!

 驚ろいた事に、禰豆子が燃やそうと思ったモノだけを燃やす事が出来るという事もわかった!!

 

 仮に、あれ(・・)が無惨の血鬼術だとしたら、きっと焼却できるでしょう!!

 もしもそうでなかったとしても、お館様を燃やさずに済むワケだから!!

 やっちゃいましょう!!

 

「禰豆子!!」

 私は禰豆子に向かってサムズアップ!

 

 さあ、やっておしまい!

 

「ねずこ、いきまーす!!」

 

 ― ボワッ!! ―

 

 禰豆子の掌から炎が放たれ、お館様の体を包んで燃え上がる!

 

「!」

 あまねさんの目がまん丸です。

 

「!!」

 お館様は目が点です。

 

「「あわわ…あわわわわ………」」

 輝利哉君とひなきちゃんがあわあわしてる。

 いくら大人びているとは言え、父親が火だるまになったらさすがにそうなりますわなぁ…

 

「「「「!!?」」」」

 柱達も口をあんぐりあけて絶句してる。

 

 ですよね~?

 

 恐らくこんな光景は、今後も見れる機会はないだろう。オモシロっ!!

 

 そして炎が小さくなり、やがて耀哉君の中に吸い込まれるようにして消えた。

 呪いの象徴でもある火傷のような爛れも一緒に!!

 

「はは…驚いた。これは凄いね。」

 

「「父上!!」」

「「「お館様!!?」」」

 

「やはり、これは神仏の呪いという事でなく無惨の血鬼術だったという事だね?」

「それはどうでしょう?」

 

「「?」」

 

「違うのかい?」

 

「禰豆子といろいろ試してみたのですが、どうも鬼(血鬼術含む)を燃やしている感じではないのです。言うなれば禰豆子が燃やしたいモノだけ(・・)を燃やしてるとでも言いますか…」

「禰豆子が燃やしたいモノ?」

 

「この血鬼術…禰豆子は『爆血(ばっけつ)』と言っているのですが、那田蜘蛛山では禰豆子が燃やしたいと思う鬼の血鬼術だけ(・・)を燃やしていたそうです。禰豆子自身は燃えていません!!」

「…」

 

「そうか!それが鬼を燃やす炎だとしたら、鬼の禰豆子も燃えちまうわけか!!」

「その通りです。そして柱合裁判の前にいろいろ試してみた所、普通の火で燃えるモノ()燃やせる事がわかりました。でもそれも禰豆子が燃やしたいと思ったモノだけ燃せる(・・・)のです。例えば赤青黄の3色の紙があったとして、赤と黄だけ燃やす事が出来ます。さらに驚いた事に、燃やしたいモノには本来燃えないモノまで含まれます!!」

 

「本来燃えないモノ?それはどういう事なんだい?」

「お館様の顔がキレイになったのが良い例です。血鬼術が燃えたからと言って、途端に火傷のような跡まで消えると思いますか?」

 

「言われてみればそうだね。という事は、まさか…本来燃えないモノというのは!!?」

「火傷の跡や痣やシミ、傷や怪我などです。もしかすると体に巣くう病気すらも燃やす事が出来るかも知れません!」

「「!!?」」

 

 空間支配なんて血鬼術があるんだもの。ぶっちゃけ何でもアリじゃんね?

(もっと早くに禰豆子が鬼になってたら、兄ちゃん死なずに済んだかな?)

【いやいや、そもそも炭十郎が生きてたら、そこで無惨は終わってたよ?】

 

「それは…!!?」

 カナエちゃんとしのぶちゃんが目を見開いて震える声で呟いた。怪我や病気が燃やせるならば、それはすなわち『万能薬』とも言える代物だ。医療関係者なら欲して止まない(もの)である。

 まぁ、どこまでやれる(できる)かわからんけども…

 

 あらら!?

 蜜璃ちゃんとあまねさんが身を乗り出してるのはどうしてかしら?

 まぁいいか…

 

「手っ取り早く説明するならこうですね!!」

 私は自分の腕を刀で斬った。みんなビックリしてますね?

 

「!!?」

「飛鳥さん!!?」

「いったい何を?…まさか!!?」

 

「禰豆子、私の怪我を燃やして(・・・・)ちょうだい!!」

「「!!?」」」

 

 ― ぼわっ ―

 

 私の腕の斬り傷を禰豆子の爆血の炎が包む!!

 

「傷が…」

「「消えた!!?」」

 

 あんま参考にならんのだがね?

 

 

 

 その後…

 

 禰豆子の『爆血』により、蜘蛛にされた隊士達はあっさりと元に戻る事が出来た。

 怪我した隊士も同様に…

 

 カナエちゃん、しのぶちゃん。活躍の場面奪っちゃってゴメンね?

 

 

 さすがに大量の血が必要だったらしく、禰豆子が貧血で倒れてしまった。

 ご飯食ったら復活したけどね!

 爆血の使いすぎには注意が必要だという事も判明した。

 

 斬られて血を大量に流しても大丈夫なのに、血鬼術で血を使いすぎると貧血になるという不思議よ。

 鬼にはまだまだ未知なる事が多いね。

 

 

 

 


 

 さて、炭治郎と禰豆子についての裁判は完了した。通常の柱合会議も終わり解散となったのだが、しのぶちゃん、義勇君、カナエちゃんと何故か実弥君が残された。

 実弥君はカナエちゃんに呼び止められた感じだけど…

 

 ※後で知った事だが、面白そうだという事で、柱達は全員奥の部屋で声だけ聞いていたらしい。

 

 そして、お館様はしのぶちゃんからの陳情書を読み上げる。

 

 曰く、任務の最中に胸を揉まれて押し倒された挙句、『お前を二度と離さない』と言われたとの事。

 しのぶちゃんが顔を赤らめ下を向き、義勇君は目を見開いてしのぶちゃんを見てる。

 

「まぁ!なんて事…」

 いやいやカナエちゃんは絶対知ってたでしょ?

 すると、カナエちゃんの隣で実弥君が怒りだす!!

 

「富岡!てめェ!!義妹(いもうと)に何てことしやがった!!」

「「!!?」」

 はい、実弥君アウト!!

 

 みんな驚いてるよ?ただ一人、カナエちゃんを除いて…

 

 ほくそ笑んでるね?誰も気づいちゃいないけど…

 

 カナエちゃん、これ絶対狙ったでしょ?

 気持ちはわかる。だって実弥君煮え切らないんだもん!!加えて突如、妹に先を越されそうになったらそりゃね。

 

 しかし見事にハマったね。

 お館様もあまねさんも気づいたみたい。これまでの経緯を知ってるからね!!

 

 とりあえず…

 

「実弥君とカナエちゃんの件はあとで話すとして、まずはしのぶちゃんと義勇君の話しをしましょうか!!」

 

 

 

 


 

<<蜜璃視点>>

 

 すっごい展開ね!!ちょっと気が進まなかったけど、皆と一緒に残って正解だった(よかった)わ!!

 不死川さんとカナエさんの事は噂でよく聞く話だけど、富岡さんとしのぶちゃんの事は全然知らなかったわぁ!!

 なんだか、キュンキュンしちゃう!!

 

「義勇、どうなんだい?」

「…はい。たしかに言いました。胸を揉んだかどうかは定かではありませんが、禰豆子を斬らせないようにしのぶを止めていたのは事実です。」

「…」

 

「しのぶはね、君の言葉を告白だと受け取ったみたいなんだ。義勇はどんなつもりで言ったんだい?」

「正直…しのぶが『放してくれ』と言ったので、それに答えた言葉がそれでした。」

 

「そんな…」

「ですが…!!」

 しのぶちゃんがショックを受けたと感じたのか、富岡さんはさらに言葉を続けた。

 

「俺は、しのぶがとてもやさしい女性(ひと)だと知っています。そうでなければ曲者揃いの鬼殺隊の中にあって、柱であるにも関わらず蝶屋敷で負傷者の対応をするなどあり得ない。そして頭がよくて勤勉でもある。鬼を殺すための毒の研究がいい例です。毒で鬼を倒せると分かったのも彼女の功績の一つです。さらに非常に真面目で努力家でもある。武器を変えそれを使いこなす事はもちろん、新たな技をいくつも生み出し上弦の顎を斬る程の実力を身に付けた。加えて彼女はとても家庭的でもあります。蝶屋敷で療養した時に見ましたが、家事全般をこなし、しかも料理が絶品です。その全てにおいて俺は彼女を尊敬します!!」

 

 キュンキュンが止まらないわ!富岡さん!普段と違ってすっごい饒舌!!しのぶちゃんの事とってもよく見てるのね?これだけでも告白みたく思えちゃうわ!!

 

「…富岡さんが、蝶屋敷で療養した事ってそんなにないですよね?確かすっごく前。柱になる前の事だったような?」

「そうだが?」

 カナエさんの問いかけに富岡さんが答えた。

 

 そんな前からしのぶちゃんの事見てたって事!?

 キャー!!何それ!ステキッ!!その辺の事も詳しく知りたい!聞きたい!!冷やかしたい!!!

 

 

 

<<飛鳥視点>>

 

「義勇君はしのぶちゃんの事をどう思う?柱の仲間としてではなく、女性として…」

「…いや、さっき言ったつもりなんだけど?

 

「(わかんねーから聞いてんだよ!)聞き方を変えるわ。しのぶちゃんの料理(鮭大根)好き?

「好きだ!」

「!」

 

「彼女に作ってほしい?」

「ほしい!!」

「!!」

 

「毎日でも食べたい?」

「毎日食べたい!」

「!!!」

 

 私の質問に義勇君が答えて、それを聞いてたしのぶちゃんが茹蛸みたいになっちゃった…

 そりゃね!好きな人から、『好きだ!』『ほしい!!』と言われたら、顔から火が吹き出しちゃうもんね!!

 しかも料理を毎日食べたいっていうのは、『一緒に居たい』と同義だもん!!

 

「義勇君。改めて(こく)ったげて!!」

 私の言葉に、義勇君が力強く頷いた!!

 

「しのぶ!俺と一緒になってくれ!!」

 えっ!そっち!!?

 まずは彼氏彼女になるんじゃねーの?

 

「はい!!」

 しかもOK出ちゃったよ!!さらにお館様とあまねさんが拍手で祝福してるよ!!

 

 実弥くんが口をあんぐりあけている。先越されちゃったね?

 

 

 その後…

 飛鳥()が宣言した通り、実弥君とカナエちゃんの件もちゃんとした。

 こちらは、結婚を前提とした交際からって事で落ち着いた。

 

 おかしくね?

 それって本来、逆じゃね?

 

 

 カナエちゃん、それでいーの?

 えっ?実弥君が悩んでる?

 

 いや、まあ確かに、義勇君と義兄弟になるんだもんね?

 でも別に…(原作と比べて)二人は不仲ってわけじゃないよね?

 

 嫌いってわけじゃないけど、なんか苦手?

 

 『なんか』って何?

 

 本人もわかんないって?

 

 ・・・

 

 どうすんべ?

 

 

 

 


 

飛鳥:オリ主(転生者)

 禰豆子の血鬼術をいろいろ試した結果、とんでも代物だという事が判明。

 禰豆子自身を燃さないように出来るから、鬼を燃やすだけの炎ではないと思ったんだよ!

 燃やしたいモノだけ燃やすって…? しかも傷や病気も燃やすって!?

 何でもアリだな!血鬼術!!

 さて次は、蜜璃ちゃんと小芭内くんかな?

 

炭治郎:原作主人公、オリ主の甥

 禰豆子のおかげですぐに復活!

 別に体は鈍っていないけど、機能回復訓練に突入!!

 

禰豆子:オリ主の姪(鬼化中)

 爆血でカナエちゃんの肺や行冥さんの目を治す事を試したがダメだった。

 欠損したモノはダメな感じかな?

 いや、諦めちゃダメだ!!

 ってな訳で、『爆血』+『日の呼吸の全集中』を練習中!!

 

善逸:鳴柱の弟弟子

 禰豆子のおかげですぐに復活!

 惚れなおした。もうメロメロ

 

伊之助:自称森の王

 禰豆子のおかげですぐに復活!

 原作では禰豆子の事を子分扱いしていたが?

 ※今の所、飛鳥を親分と思ってます。

 

義勇:水柱

 告白しました。

 いきなりプロポーズとは、さすが義勇!!

 

しのぶ:蟲柱

 告白OKしました。

 今後、水柱の館に住む事に!!

 

カナエ:元花柱

 策士な事をしてみた。とりあえず正式に交際する事になってご満悦。

 妹に先を越された事は何とも思っていない。

 それよりも、禰豆子の血鬼術に興味深々!

 血を調べたら何かわかるかな?

 

耀哉:産屋敷家九十七代目当主、お館様

 呪いが解けた!!

 めっちゃイケメンに!!

 

あまね:お館様の妻、飛鳥のお茶友

 お館様の呪いが解けた事を喜んでいる。

 なにやら気になる事があるらしく、蜜璃ちゃんと一緒に禰豆子を連れて別室に消えてった。

 なんだろね?

 

輝利哉とひなき:お館様のご子息

 父親が炎に包まれてビビった

 

柱達:全員集合しています。

 襖の向こうで声を殺して騒いでた。

 珍しく、無一郎君も話を聞いていたらしい?

 恋バナ…好きなのかな?

 

 

 

 

大正コソコソ?話

 

「実弥君。その傷跡消そうか?」

「…必要ねェ!」

 

「…」

 あー…やっぱそうか!この傷跡はワザとか!!

 この子は優しい顔してるもんなァ…!傷が無くなったら舐められちゃうかも知れんもんね。

 

「なんだよ?」

「じゃあさ!無惨を倒した後なら消してもいいかな?たぶん、カナエちゃんも喜ぶと思うし」

 

「…」

 なんかすっごく葛藤してる気が?

 

「どう?」

「あァ…考えといてやらァ!!」

 まぁ、そん時はもう禰豆子は爆血使えなくなってるかもだけど…

 

 

 

 

 

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