羅刹は今日も夜に舞う   作:槙 秀人

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敬意を払って、申します!

お気に入り登録されたし!!

さて、今回は!!
 ・伊之助復活!
 ・また、新しい刀を作ってもらったよ!!
 ・無限列車に向かう前!
です!


どうぞ!!





閃赫刀(せんかくとう) ~また、新しい刀を作ってもらったよ!!~

 禰豆子の爆血により、かまぼこ隊は即復活!!機能回復訓練は3人揃って行う事になった。

 体は鈍っていなかったが炭治郎と善逸は体が硬かったので、機能回復訓練はそれなりに身になるものだった。

 一番の問題は伊之助。原作通りに落ち込んでおり『ゴメンネ…弱クッテ…』なんて言ってたのを聞いた時はすごくおもしr…ゲフンゲフン!!どうしようかと思ったわ!

 でも、原作を知ってる私からすると、彼を復活させるのは簡単だった。

 

「大丈夫よ伊之助君!あなたが弱くても炭治郎と禰豆子と善逸君が頑張ってくれるから!!」

「何言っちゃってんの?飛鳥さん!?」

 

「弱クテモ…イイノ?」

「ええ!3人と一緒に居れば君は弱くても大丈夫!!」

「伊之助!俺、一所懸命頑張るから!!」

 炭治郎は自分が守ってあげないと!!と思ってそう言った。

 

「…俺ハ、弱イ…?」

「そうね!4人の中では最弱ね!!」

 

「ソンナニ…弱イ…?」

「わたしがまもったげる!!」

「禰豆子ちゃんが守るんなら俺も守ってやる!!」

 禰豆子と善逸が守ってあげると言った途端、伊之助が布団を蹴飛ばし立ち上がる!

 

「ハァァアアア!!?俺はそんなに弱くねェわ!!」

「キャー!!」

「いいや!少なくともこの中では一番弱いよ?マジで!!」

ふざけんな!!いい気になるなよ!飛鳥さん!!すぐにコイツらより強くなってやるわ!

 

【あ…、(おこ)りながらも『飛鳥さん』なんだ?この(ひと)怒らせちゃマズイ!ってのは野生のカンでわかってるのね?】

 

 伊之助、復・活!!

 

 3人は全集中常中を早々に身に付け機能回復訓練を突破!!

 個別の任務をいくつかこなしたのだった。

 

 

 

 


 

<<炭治郎視点>>

 

 蝶屋敷に、鋼鐵塚さんがやって来た。伊之助の刀を打った人と一緒にやって来た。俺が声をかけると気付いたみたいで、風鈴のついた笠を一緒に来た人に渡して走って来る。

 

「鋼鐵塚さん!!ご無沙汰してます!お元気…でした…か?」

 鋼鐵塚さん近づいてくるにしたがって、怒った匂いが強くなる!

 これってメッチャ怒ってる!!?

 つかこれ、殺意じゃん?両手で包丁持ってんじゃん!?

 

よくも折ったな?俺の刀を!!

 

 鋼鐵塚さんが包丁を突き出した!

 すると、俺と鋼鐵塚さんの間に誰かが入って来た!!?

 

 包丁を避け、半回転しながらしゃがみ込み、低い姿勢から下から両手首をつかんで立ち上がる!!

 

 ―ズダン!!―

 

「ギャアアッ!!」

 鋼鐵塚さんは走って来た勢いそのままに弧を描くようにしてキレイに投げ飛ばされていた。

 両手を持たれていた為に、まったく受け身が取れていない。

 あれ、痛いだろうなぁ…

 

なんしよんだ、オメは(何してんだお前は)あ゛ぁ?

「な、なんで兄貴が!!?」

「えっ!もしかして…!!?」

 この人が、鋼鐵塚さんの言ってた兄弟子さん?

 

 

 

 

<<飛鳥視点>>

 

ここにおるんがいけんのか、俺が?(ここに俺が居ちゃいけないのか?)

「そうじゃねェけど!!」

 はい!私のところ()に来てもらってました!!

 また(・・)新しい刀を作ってもらったのですよ!!光ちゃんの刀も打ってもらったしね!

 あと無一郎君の刀の改良版も作ってもらった。厳勝の刀とは違う進化を遂げてるかもね?

 

したら(それからなぁ)おめの刀は折れたんでねぐて(お前の刀は折れたんじゃなくて)斬れたんよ(斬られたんだよ)?それってなぁ…おめの未熟ろ?(お前が未熟だからだろ?)おめが謝るでねぇのけ?(お前が謝らなきゃいけないんじゃねえの?)そげな暇あんなら、おめを磨きゃいいでしょうが!!」

「…」

 鋼鐵塚さんは錐彫さんに怒られて、炭治郎に新しい刀を渡して落ち込みながら帰って行った。

 炭治郎がなんか申し訳なさそうにしてるけど、ぶっちゃけ斬られた責任の半分は確かに鋼鐵塚さんにもあると思う。

 ちなみに錐彫さんは鋼鐵塚さんに、後で見てやるからもう一本刀を打ってこの子に届けろと言っていた。今貰ったヤツよりいい刀がきっと手元に届くでしょう!!

 もちろん炭治郎も鍛えるけどね!!

 

「こんなおもろい思いつきの刀作れてほんま楽しかったわ!またなんかあったらいつでも言うて!」

 何で突然関西弁?

 まぁ、分かりやすくていいけども!ってか、今後はそれで喋ってくれません?

 

 


 

 作ってもらった刀、その名も『閃赫刀(せんかくとう)!!』

 見た目は月の呼吸の刀に似ている感じで、刀の鎬地に丘が連なっている。

 そしてこの刀は鞘にもカラクリがある。

 普通に抜いたら何ともないけど、勢いよく引き抜くと!!

 

 キィンキキキキキィン!!

 

「抜く時に、少しうるさいのが難点と言えば難点ね…!」

 まぁでも、そんなの関係ないけどね!!

 

「刀が赫い!えっ!!?オバちゃんの刀は黒いんじゃ?」

 

 ― ペシッ! ―

 

 禰豆子が炭治郎の額を引っぱたく!

 

おにいちゃん!あすかさんでしょ!!」

「そうだった!飛鳥さんでした!!」

 まったく!禰豆子は優しいねぇ…どっちが年上かわかんないよ。

 お兄ちゃんが頼りないと妹がしっかりするんだねぇ…

 

「私の刀も赫く出来るよ?こんな感じにね!!」

 私は自分の刀を抜いて、呼吸を深めて力を流す(・・・・)

 

「黒い刀が…赫く染まる!!?」

「それわたしもできる!!」

 私と同じようにして、禰豆子が刀を抜いて黒い刃を赫く染める。

 禰豆子の日輪刀は家に代々伝わる刀。彼女に持たせておいたのです。

 

「!!?」

 炭治郎が驚いている。

 禰豆子がやったのは万力(柄をものすっごく強く握る)だけどね?

 でもそれ、人がやるのはあかんのよ!

 あまりに柄を強く握る事に注力しすぎると戦う力が削がれてしまう。それでは本末転倒だ。

 

 赫刀は、超全集中の力を刀に流し込む(・・・・・・)事で発現する。日の呼吸だけでなく、他の呼吸でも可能だ!…と思う。私が試して出来たので、たぶん柱達ならイケるはず!!

 ただそれは、決して簡単な事では無い。まずは超全集中を使いこなさないといけないからだ。

 

 歴代の炎柱の手記にも超全集中の呼吸についてはどこにも書かれていなかった。現柱達も言っていた通り、全集中常中の上の領域など考えた事すらなかったのだろう。その昔…唯一赫刀を使っていた人が誰にも言わなかったが故に…

 

 緑壱さんたらもしかして…義勇君に似ているのでは?と思ったりもしている。

 聞かれた事には答えるけれど、あまり多くを語らない。

 

 自分は特別な人間じゃない!自分が出来る事は誰でも時間をかければ(・・・・・・・)出来る事…。

 

 言っている事は謙虚だけれど、恐らく嫌味にしか聞こえなかったんじゃないかな?

 

 ※※ディスっているわけでは無いですよ?マジで!マジで!!マジでェ!!!

 

 超全集中の呼吸が出来たなら、体の延長である刀にその力を流し込む。

 これは難しいようだけど、既にみなさんやってる事だ。だからこそ階級の高い隊士ほど強い鬼の顎が斬れるわけ!炭治郎の刀が斬られた半分の責任は鋼鐵塚さんにあると言ったのはそう言う事。裏を返せば半分は炭治郎の責任。つまり炭治郎の力が足りなかったという事だ。

 

 柱達は10分程度ではあるが既に超全集中が出来るようになった。けれど赫刀には至っていない。それは身体強化に注力せざるを得ない為、刀まで力を巡らせることが出来ていないから。要するに、まだ超全集中を使いこなせていないのだ。それが出来るようになれば、おのずと刀は赫くなる。…と思う。

 もうちょっとガンバレ!!って感じかな?

 

 さて、話を作ってもらった刀に戻しましょう。

 赫刀を発現させる方法は、

  ①刀の温度を上げる事。原作『刀鍛冶の里編』で、禰豆子が日輪刀を燃やして発現した。

  ②万力の握力にて刀(の柄)を握る。先ほど禰豆子がやったのがこれ。

  ③日輪刀同士をぶつけ合う。原作無惨戦で柱達がやっていた方法。

  ④超全集中の力を刀に流し込む。これが本来の赫刀の発現方法。

 柱達には④を身につけてもらおうと思っているが、出来ない隊士の方が多いと思う。

 だから③を一人で出来るようにする事を考えて作ったのがこの刀!

 刀はもちろん日輪刀。そして鞘の内側にも日輪刀と同じ素材の突起がある。

 要するに日輪刀同士がぶつかり合うのと同じわけ!!

 

 赫刀の効果は、刀が赫くなってから十数分間持続する。もちろん効果は徐々に落ちるので、④が一番強力な事は間違いない!

 けれど①~④全てに鬼の回復を阻害する効果はあるわけだ!使わない手はないでしょう?

 既に量産のお願いはしているのだが、耐久性がイマイチとの事。刀ではなく鞘側が…

 刀鍛冶(むこう)側でも考えてみるとは言っていた。

 ぶっちゃけ鞘の方は、材料さえ揃えば刀鍛冶の手を煩わせるまでもなく量産は可能だと思う。

 耐久性の確認は急務と言える。3本作ってもらったので、稽古で使って試しましょう!!

 

 

 ふっふっふ…!!

 鬼たちの驚く顔が目に浮かぶ!!

 

 でも、やり過ぎには注意しないといけないね!!無惨が潜ったりしたら大変だもの!!

 

 

 尚、伊之助の刀を打った鉄穴森(かなもり)さんには、伊之助君が刀を傷つける前に帰ってもらいました。

 次に伊之助君に打つ刀はノコギリのような刃にしてもらおうか?

 

 

 


 

 かまぼこ隊に指令が届く。無限列車に乗れとの事だ。

 およそ2ヶ月の修行期間。3人は全集中常中を習得した。まだ修得しただけで、高めて行かなくてはならないが…

 

 

 

<<アオイ視点>>

 

 伊之助さんがこれから任務に行く事をわざわざ言いに来てくれた。

 すこし常識外れな人だと思っていたけど、割と律儀なのかしら?

 

 ※禰豆子に言われたからでした。

 ”つまみぐいしてめいわくかけてたんだからちゃんとあいさつしてきなさい!!”

 

 

「そうですか!もう行かれる。短い間でしたが同じ刻を共有できて良かったです。頑張ってください」

「同じトキを共有?何言ってんだおまえ?」

 

「あ~…わからなかったらいいです。くれぐれも気をつけて!」

「ハッ!オレ様が気をつけるだと!?バカ言うな!どんな敵でもぶっ倒してやるぜ!!」

 

「そんなこと言って!また怪我してすぐにここに戻ってくるような事にならないようにしなさいよ!!」

「このオレ様が怪我するわけねーだろ!!それにここのメシはうめェからな!怪我とか関係なく戻って来ねぇといけねぇんだ!!」

 

「はいはい、どうせまたボロボロになって帰ってくるのね。だけど、ちゃんと生きて帰ってきなさいよ。」

「ハァ!?そんなこと言われなくても帰ってくるっつーの!オレ様をなめるなよな!!じゃあ行ってくるぜ!!」

「…」

 伊之助さんが走って去って行く。

 

「そっか…。ここのご飯は美味しいのか。だから戻って来ないといけないか………」

 ここのご飯は8割方、私が作ってるんだけど?

 

「ハッ!何してんの私!早く洗濯物を干さないと!!」

 

 

 

 

<<カナヲ視点>>

 

 炭治郎達が揃って任務に行くらしい。別に報告してくれなくていいんだけど…

 

「俺たち出発するよ!修行、手伝ってくれてありがとう!!」

 私は他の人たちに対応するのと同様に、炭治郎にニコニコと微笑みかける。

 

「…」

 炭治郎の動きが止まってる。早く任務にいけばいいのに…

 

「君はすごいね!同期なのにもう”継子”で。善逸も階級が上がれば”継子”になるみたいだけど、俺たちもがんばるから、えーっと…」

 ニコニコ!

 

「………」

 ニコニコ!

 

「………」

「………」

 ニコニコ!

 

「!?」

 ニコニコ微笑んでるだけじゃ、炭治郎は立ち去ってくれない。

 私は、ポケットからコインを取り出した。

 いつものようにコインを投げて、どうするか決める!!

 

「しのぶさんの指示に従っただけなので、お礼を言われる筋合いは無いから。さようなら」

「!!」

 何故か喜ばれてる気がする…

 

「今投げたのは何?」

「さようなら」

 

「それ何?」

「さよなら」

 

「お金?表と裏って書いてあったね?何で投げたの?」

「……(さよならって言ったのに…)」

 

「あんなに回るんだね」

「…指示されてないことはこれを投げて決める。今あなたと話すか話さないか決めた。”話さない”が表だった。裏が出たから話した。」

 

「そうなんだ!」

「さようなら」

 

「なんで自分で決めないの?」

「……(さよならって言ったのに…)」

 

「カナヲはどうしたかったの?」

「どうでもいいの!全部どうでもいいから自分で決められないの」

 

「この世にどうでもいい事なんて無いと思うよ?」

「……(どうでもいいって言ったのに…)」

 

「きっと、カナヲは心の声が小さいんだろうな…う~ん…指示に従うのも大切な事だと思うけど…!!それ貸してくれる?」

「えっ?うん、あっ…(コイン取られた…。何で”うん”って言っちゃたんだろ?)」

 

「ありがとう!」

 炭治郎がコインを持って走り出す。

 

「よし!投げて決めよう!!」

「何を?(…何で私は質問してるの?どうでもいいんじゃなかったの?)」

 

「カナヲがこれから!自分の心の声を良く聞く事!!」

「えっ!?」

 ピィン!!

 

「わー飛ばし過ぎた!!表!!表にしょう!!」

「!!」

 

「表が出たら!カナヲは心のままに生きる!!」

 突然風が吹いた!コインが風に流される…

 

「わっ!あれっ?どこ行った!あったあれだ!おっとっと…」

 パシッ!

 

「とれたとれた!カナヲ!!」

 

 どっちだろう?取った瞬間背中で隠れて見えなかった。

 

 炭治郎が手を離すと、表と書かれた面が上に…!!

 

「表だーっ!!」

「!!」

 

「カナヲ!頑張れ!!人は心が原動力だから!心はどこまでも強くなれるから!!」

「……」

 炭治郎が私にコインを握らせ、その手を自分の手で包んでそう言った。

 

 炭治郎が走って行く。

 

「じゃ!またいつか!!」

 少し離れた所で、手を振っている。

 

「なっ!何で表を出せたの?」

 私は、普段出した事のないような大声を出して炭治郎に問いかけていた。

 

「偶然だよ!それに表が出なくても、表が出るまで何度でも投げ続けようと思ってたから!!」

 えっ!最初から私に自分の心の声を聞くように?

 

「元気で!!」

 炭治郎が見えなくなった。

 

 何だろう?今まで感じた事のない感じ…

 

 私は何故か、コインを握り締めた手を胸にあてていた。

 

 

 

 

<<禰豆子と善逸>>

 

「ぜんいつ!いくよ!!」

 そう言って、禰豆子は箱に入る。

 

「はい!禰豆子さん!!」

 そしてなぜか善逸が禰豆子の入った箱を背負う。

 

【あれ?『ちゃん』付けが『さん』付けになってる…?】

 

 一体何があった!!?

 

 

 

 

 


 

飛鳥:オリ主(転生者)

 伊之助を早く復活させる為、弱くていいよ!と言いました!!

 機能回復訓練の合間に、禰豆子と一緒に伊之助を鍛えました。

 別に、いじめじゃナイヨ?

 

炭治郎:原作主人公、オリ主の甥

 弱い伊之助を守る為に頑張ると言う!!

 ホントなら、励ますべきだったと思うけど?

 

禰豆子:鬼になった炭治郎の妹、オリ主の姪

 炭治郎が伊之助を守るために頑張ると言った事を受け、わたしも守ると言ってみた!

 うん。君のほうが炭治郎より強いもんね!

 

善逸:鳴柱の弟弟子

 伊之助と同じく、機能回復訓練の合間に訓練してました。

 特に禰豆子が鍛えていた。

 善逸が禰豆子にちょっかい出して、結婚云々(うんぬん)言ったので…

 わたし()だんな(旦那)さんになるならつよく(強く)ならないとね!!

 なるほど!それか!!

 

伊之助:自称森の王

 怪我は爆血で治っていたが、原作同様凹んでた。

 だけどすぐ復活!!

 飛鳥を超すのは諦めた?

 

鋼鐵塚:炭治郎の担当刀鍛冶

 炭治郎に怒ったが、それを兄弟子に怒られて凄く凹んだ。

 しかも兄弟子がスゴイ刀を作ったらいので(里長にも褒められてた)

 頑張る事を決意する!!

 もう1本、炭治郎の刀を打つ事に!!

 でもその刀…炭治郎が使う機会はないんじゃ?

 

錐彫:飛鳥の担当刀鍛冶

 鋼鐵塚の兄弟子

 アイディアは飛鳥ですが、すごい刀を作りました!!

 

アオイ:蝶屋敷の番人

 機能回復訓練を担当。

 蝶屋敷の食事は8割彼女が作っているらしい。

 

カナヲ:しのぶの継子

 花の呼吸の後継者

 炭治郎との掛け合いで、普段と違う感情が芽生えた?

 

 

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