羅刹は今日も夜に舞う   作:槙 秀人

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繰り返して、申します!

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さて今回は!

産屋敷を蝕む(?)呪いの正体に飛鳥が挑みます


どうぞ






呪いの正体

また(・・)、下弦の『陸』が狩られたか…」

「はい。今回は(・・・)!例の羅刹の仕業のようです。」

 

「下弦の『伍』が羅刹に狩られ、累を『伍』に上げて…。新たに『陸』にした鬼が、続けて2人狩られたわけか。やはり十二鬼月に据える者はしっかり確認しないとダメだな!」

「はい。」

 

「人選は任せる!無限城(ここ)に呼んで、黒死牟に確認させよ!」

「…」

 

「どうした鳴女。なにか不服でもあるのか?」

「いえ、不服という事ではないのですが…、黒死牟様に確認させるとなると、いつまで経っても補充は出来ないかと…」

 

「なるほど、それもそうか…。少し面倒だが、確認させるのは童磨が良いか?」

「はい。それがよろしかと。」

 

「うむ、ではまかせたぞ!!」

 

 

 

 

 

 


 

 鬼殺隊に入った事で記録を見る事を許された私は、さっそく作業に取り掛かるべく産屋敷に部屋を借りた。その作業は、蔵にて報告書を見ては部屋でそれを読み、時系列に沿って纏めるという事の繰り返し。さすがに全ての記録を見てから纏めに入るのはムリだった。鬼殺隊は1000年もの歴史を持つ組織。報告書の数も半端ないのだ。

 

「ここに報告書などの書類がありますので、好きに見て頂いて良いですよ?」

 と、それなりに大きな蔵に案内されたのだが、中にはもの凄い数の棚や木箱が乱雑に置かれており、どうやって調べようかと途方に暮れた。

 一度外にでて、隣の蔵にも行く事に…

 目当ての蔵は2つあったのだ!

 

「マヂで?」

「マジです!!」

 ちなみに案内してくれたの、あまねさんデス。

 

 あまねさんに変な事言わせてスンマセン!!

 私が『マヂで?』なんて言った(聞いた)からよね?ゴメンナサイ!!

(誰に謝ってるのか自分でもわからけども…)

 

 2つ目の蔵を確認してみると、木箱が5つあるだけだっだ。

 

 あーよかった…!心が折れるかと思ったわ。

 

 

 こちらは比較的新しい記録が置かれている場所らしい。

 整理するのであれば2つの蔵を好きに使ってくれていいとの許しも頂いた。

 まずはその5箱を片づけ、もう一つの蔵から見終わった分をもう一つの蔵に移動して年順に並べていく事とした。

 

 最初の数日間は要領を得られなかったので時間かかってしまったが、3日目辺りから処理速度は徐々に増して、1日およそ10年分の資料を纏める事が出来ている。1ヶ月とすこし経過したあたりで蔵を見てみると、おおよそ全体の1/3弱は終わったんじゃないかな?と思える減り具合だった。順不同なので何年分とは言えないけれど…

 棚をきちんと並べそこに収納したからか、量的に減っている感じすらする。最終的には蔵一つに収まって、さらにスペースが空くんじゃないかな?

 

 情報は、鬼討伐の報告書だけでなく、取り逃がした鬼の情報や血鬼術の情報などもあった。聞き込みなどから得られた情報が書かれた報告書も多数あり、その中に女性ばかりが失踪する事件の報告書が違う年代で3つほどあった。報告書には、討伐に行った柱を含む隊士達が誰も帰ってこなかった事や、明け方に冬でもないのに霜柱を見かけただのという記述があった。これは上弦の弐であろうと思われる。原作をしらなければ予想もつかないだろうけど…

 

 私が求めているモノ(情報)は、倒した鬼の情報よりもむしろ逃げられた、あるいは遭遇出来なかった鬼の情報だ。特に遭遇出来なかった鬼についての情報は貴重である。何故ならそれは十二鬼月だと思われるから。そして柱が帰ってこなかったと書かれたそれは、上弦である可能性が高い。

 

 

 鬼殺隊に呼吸が伝わった頃の事が書かれたものもあった。その前から柱は存在していたらしいけど、今のように〇〇柱と明確になったのは、呼吸が伝わってからであろう。呼吸が取り入れられてから、水・炎・風・岩・雷の5大呼吸(流派)が生まれ、5つ流派を基本として派生した呼吸法が多く誕生したと記されていた。

 

 まだ全部を見た訳では無いので断定する事は出来ないが、呼吸が伝わった頃の情報が所々で抜けてる感じを受けている。これはきっと私でなければ気づけなかった事だろう。恐らく緑壱さんに関わる事だと思われる。隊士の名前が普通に書かれているのにも関わらず、彼の名前だけが出てこないのはおかしい。

 はじまりの呼吸を秘する為なのか、それとも鬼殺隊の歴史から彼の存在を抹消しようとする何かなのかはわからない。

 

 でもそれが、嫉妬に思えるのは何故だろう?

 

 ・

 ・

 ・

 

 息抜きという事でもないが、その作業の合間に隊士としてではなく友人としてあまねさん達とお茶の時間を持たせてもらっていた。

 友人がこの屋敷に来るというのもあまり無く、いままでこういう機会もなかったようで、特にあまねさんは喜んでいるとの事。

 耀哉さんからお礼を言われてしまった。

 

 まぁね。最初に招待された時も、(うち)まで人力車が来て、目隠しされて連れて来られたからね。そりゃあ、なかなか人は呼べんでしょう。

 

 さて本日は、

 あまねさんからお願いされて、私が耀哉さんの体を診てみる事に…

 

 えっ!何でかって?

 

 いや、私もわかんないんだけどさ!

 

 理由はわからんけども、医療機器をうち(我が社)が輸入してるから、私も医療に詳しかろうという事で…

 

 いやいや、輸入始めたの旦那ですから!!私はそんなん知らんかったんよ?まぁ前世で医学書見てるから、今より先の医学(医療)知識はあるけども!!

 それにしたってこの時代…令和と比べると無いモノ多くてビビるのよ!!何せ抗生剤が無いんですもの!!

 ※ペニシリンが発見されるのは1928年のイギリス。今から18年後です。

 

 まぁ、とりあえず診させてもらうとしますかね!

 

 

 

 

 

 


 

 呪いなどとはくだらない!!

 

 平安時代の医師?陰陽師?が適当な事を言ったのだろうと思っていた。

 けれど、どんな医学知識を用いてみても、これが呪いでは無い(・・・・)とは言い切れない。もちろん元の世界の医療機器があれば、それなりの検査ができるだろうし、それなりの結果が出せると思うけど、いかんせんそんな機材はこの時代には無いし、あったとしても私にゃ使えない。私が知っているのは単なる医学書に書かれた知識でしかないのだから。

(それなりの…って言ってる時点で原因不明になる可能性大だけど…)

 

 ただ、この世界であれば、この病の理由(原因)がわかる気がする。

 それは恐らく…

 

 

「血鬼術?」

 住む場所を変え、耀哉さんの体を2、3度見せてもらった私の診察結論がこれだった。

 

「はい。おそらくそうではないかと思います。」

 原作では、輝利哉くんは世界最高齢まで生きたと書いてあったから、この病気?が何かしら無惨と関係している事は明らかだ。

 

「まぁ、呪いと言えば呪いなのでしょう。恐らく(無惨)は、自分以外の親族男子を呪ったのではないでしょうか?もちろん呪詛したという事ではなく、無意識に…。」

 呪詛だとするなら、鬼殺隊を擁する産屋敷家が存続しているハズがない。

 

「なるほどね。だから私の病気の進行具合について、ここ(産屋敷)に居る時と他の場所に居る時とで違いを調べたわけだね?」

「はい。」

 

「という事は、輝利哉が別のところに住んだなら、あるいは呪いから逃れられるのかな?」

 輝利哉くんは現在、女性の恰好をして過ごしている。呪いの発動も彼にはまだ届いていない。

 

「呪いから逃れられる可能性は高いと思います。これまで産屋敷の女子が嫁いで普通に寿命を迎えている事からも、そう推察できます。」

「それは検討の余地がありそうだね。」

 耀哉さんとあまねさんが互いの顔を見て頷いている。

 

 いっその事、住まいを別の場所に移した方がいいんじゃね?

 まぁ、すぐにというのは難しいかもだけど…

 

「でも、無惨はこの場所を知らないはずなんだけどね?」

「この建物の一部が平安時代に京都から移設されたと(記録に)ありました。恐らくそれが原因ではないでしょうか?」

 無惨の生家の一部ないし、彼の知る親戚の家の一部が移設されたのではないかと思う。調べてみないと分からないけど、同じ症状で滅んだ家とかもあるかも知れない。

 

「なるほど。彼とつながりのあるモノがここにあるのなら、その可能性が高いという事か…。もしも彼がココに来る事があれば、懐かしさを感じるかもしれないね。」

「…」

 それって、最終戦の前だっけ?

 この先がどうなるかはわからんけども、あの場面があるとしたら絶対阻止せんとあかん!

 あまねさんと子供たち道連れはキツイっしょ?

 ってか、私がキツイわい!!

 

「もう一つ、神職の者を娶る事で寿命が延びた事は説明できるかな?」

「これもあくまで推測の域を出ませんが、この病が発症するまでは、産屋敷家の方々は遠縁ではあっても親族の方と婚姻を結んでいたのではないでしょうか?」

 そもそも力を持った貴族同士で婚姻を結んでいたわけだから、薄くとも同じ血は流れていたと思われる。

 

「神職の者と婚姻を結ぶことが、すなわち外の血を取り込む事になったということかい?」

「要するに鬼舞辻との血縁関係が外の血を入れ続ける事で薄くなり、それにより呪い(血鬼術)()まったと考えます。」

 

「つまり、神職の者で無くとも血縁の者でなければいいわけだ。」

「私の考えからすると、そうなりますね。」

 二人は満足そうに頷いていた。

 

 ぶっちゃけ推測ですんで、否定されても何も言い返せないんだけどね!!でもまあ、二人が納得してくれたって事はたぶん、輝利哉くんの結婚相手は幅広く募る事が可能なんじゃないかな?

 彼はまだ3歳だから、こんな事を考えるのは早すぎだけどね。

 

 

 その後、調べてみるとやはりと言うか、産屋敷家以外の無惨の一族は全滅していた。

 そして、思った通りこの屋敷を建てる時に親族の建物の一部が使われている事も判明した。

 

 もしこれが、血鬼術じゃなく本当に呪いだとしたら…

 

 原作で輝利哉くんが長生きしたのはもしかして、産屋敷を焼失(爆破?)させたからなのかも知れないなァ…

 

 って事はもしかして…あれ(産屋敷爆破)!やらんとあかんのん?

 

 あーでも無惨が居なくなるなら、どーでも良くね?

 

 いやでも、呪いだとしたら逆に増幅するかもしんねーじゃん!?

 

 まじかー

 

 しゃーない!その時期(とき)が来たら天元さんと相談しよっと!!

 

 

 

 


 

飛鳥:オリ主(転生者)

 鬼殺隊相談役

 あまねのお茶友

 医師の仕事も加わった?

   えっ!それって蝶屋敷の仕事なんじゃ?

   そもそも今回のは診察じゃなくて推理じゃね?

 

耀哉:産屋敷家九十七代目当主

 子供達の為に、真剣に引っ越しを検討中

 

あまね:耀哉の妻

 耀哉の体の事()考え、真剣に引っ越しを検討中

 

輝利哉:産屋敷家の長男

 現在3歳

 結婚相手は神職者に拘らなくって済みそう

 

天元:音柱

 相談役になった後、飛鳥は一度会っています。

 実は飛鳥と同い年

 

 

 

???:???

 無限城に居る

 

累:名前だけ出て来た

 下弦の『陸』から『伍』になったらしい。

 

黒死牟:名前だけ出て来た

 鳴女からの信頼は薄い?

 

鳴女:???との会話の相手

 ???からの信頼は厚い?

 

童磨:名前だけ出て来た

 面倒なヤツらしい

 

 

 

 

【明治コソコソ話?】

 

「飛鳥さん、本当にありがとう!」

「いえ、私の見解を述べさせていただいただけですし…」

 

「本当に久しぶりに別館に行ったのだけれど、病状の進行具合だけじゃなくて、3日目あたりから耀哉の体調が良かったの!」

「それは良かったですね。もしかしたら住いを移したら病状の進行を遅らせるだけでなく、改善できるかもしれません」

 よかったわぁ…そんなに喜んでくれて

 

「違うのよ!それだけじゃなくってね!!」

 それから小一時間ほど惚気話を聞かされた。

 

 体調がいいどころか、いろいろ元気になったんだってよ!!

 

 いやマヂで!それが本当なら住居を変える事を強く薦めます!!

 柱たちが混乱するとかどーでもいーじゃん!!引っ越しが大変だってんなら、とりあえず身の回りのモノだけ持ってきゃいいんだしさぁ!!

 

「柱の方たちと会う時だけ、産屋敷に戻ればいいんじゃね?」

「まあ、それはいい考えね!!」

 あまねさんが、とっても力強く賛同してくれて、二人でガシッと手を組んだ!!

 

「任せてください!耀哉さんは私が丸め込みます!!

「頼もしいわ!よろしくお願いね!!」

 

 これは二人だけのひ・み・つ

 

 ※飛鳥はあまねさんとマブダチです。TPOをわきまえているので耀哉もとやかく言いません。

(そのうち文句が出るかも知れませんが…)

 

 

 

 




ヤベーっす…

書きたい事かけたからか、
筆がぜんぜんすすまねーっす

大型連休で、少しでも書き溜め出来たらいいなァ…
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