羅刹は今日も夜に舞う   作:槙 秀人

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白河上皇さん、誤字報告ありがとうございます。

堂々と、申します!
お気に入り登録頂きたい!!

さて、今回は!
 上弦の壱 VS 鳴柱!?
 臨時の柱合会議
 柱稽古について
です。

どうぞ!!






柱稽古

「鳴柱か。懐かしい…」

「懐かしい?」

 獪岳は、怪我をした数人の隊士を庇うように鬼と対峙する。

 その鬼は腰に刀を差している。左目には『上弦』の文字。右目には『壱』が書かれていた。

 

「50年ほど前か…足を斬ってやった」

「まさか…師匠の脚を斬ったのがてめェとはな…!!」

 師匠ー!!上弦の壱と闘ったんなら教えてくれよ!!

 

「残念ながら、日の出を迎えて見逃した。」

「へっ!!見逃したんじゃなくて逃げたんだろ?」

 

「…太陽からな!」

「どうだかな!」

「…」

 

「一騎打ちを所望する!!」

「別に…全員でかかって来てもかまわんぞ?」

 

「おい!おめぇら絶対手ェ出すな!!なんならとっとと帰っちまえ!!」

「ほう…柱の使命を果たす気か?」

 

「そういや、あんたも柱だった(・・・)んだっけな?」

「…」

 

「じゃあ行くぜ!」

 

 雷の呼吸 (つい)ノ型!!

 

「!!?」

 

 

 

 

 


 

 禰豆子が太陽を克服した事が無惨に知られた数日後…

 臨時の柱合会議が開かれた。

 

 集まった柱は9人。そこに獪岳君の姿は無かった。

 

 九州で十二鬼月の情報があり、数名の隊士らと一緒に出張っていたからだ。

 結局その鬼は十二鬼月ではなく下っ端だったらしいが人を喰っていたので屠ったとの事。

 数日後には戻るらしい。

 

 

 

「禰豆子が日の光を克服しているという事が鬼側に伝わったと思う。鬼舞辻無惨は己が太陽を克服する為に目の色を変えて禰豆子を狙ってくるだろう。総力戦が近づいている。」

 ま、そろそろ頃合いだからね。

 

「今回の上弦の肆・伍の戦いで、蜜璃と無一郎の二人に独特な文様の痣が発現したらしい。恐らく二人は気づいていなかったのだろうけど、小芭内・杏寿郎が確認している。それについてまずは飛鳥から話を聞こうか。」

「先の戦いで、炭治郎も額の痣が濃くなっているのを確認しました。これは鬼殺隊の記録にも書かれていますが、その昔…始まりの呼吸の剣士たちの時代、柱達は全員鬼の紋様と似た痣が発現していたそうです。そして痣を発現すると身体能力が格段に増すという事も分かっています。それこそ鬼のように!!」

「「「!!?」」」

 

「伝え聞くなどして、ご存じの方はご存じだと思います。」

 あまねさんが付け加えてくれた。

 恐らく現柱の中で知っているのは行冥さんと、杏寿郎君くらいかな?

 

「俺は初耳です。鬼殺隊の記録も見ましたが、そんな事は書かれていなかった。」

 実弥君が言った。まぁ隊士達に公開されてる記録にはその事は書かれてないからね。

 

「記録を整理した時に、その箇所は別に纏めて、お館様がお持ちになられていますから…」

「つまりは伏せられていたと?」

 

「痣が発現しない為、思い詰めてしまう方が随分居たようです。痣については伝承が曖昧な部分が多く、発現方法が明確になっていません。鬼殺隊がこれまで何度も壊滅させられかけ、その過程で伝承が途切れてしまったためかも知れません。」

「なるほど…」

 

「ただ、当時の柱の手記に”痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる”と描かれていました。」

「今、この世代で最初に痣が現れた者…」

 

「ま、私ですけどね。」

「「「!!?」」」

「ちょっ!!?」

「飛鳥さん!!何やってんですか!!?」

 私が着物の裾を撒くって太ももの痣を見せた事で、蜜璃ちゃんとしのぶちゃんが大声を上げた。

 

 あら?男共は皆、顔背けてるね?お館様まで…

 あまねさんは何を怒ってらっしゃるの?

 いや別に!誘惑してるとかじゃないからね?

 

「いやいや、ちゃんと短パン穿いてますから!!」

「「「そういう問題じゃありません!!」」」

 男性陣の前で太ももをさらけ出すなんて『はしたない!!』と女性3人にお叱りを受けました。

 

「…スミマセンでした。」

 

 

「飛鳥の痣は生まれつきらしいから、発現方法は分からないらしいんだ。炭治郎に聞いても要領を得なくってね。蜜璃と無一郎は発現方法について何か分かる事はあるかい?」

「はい!!あの時はですね!確かにすごく体が軽かったです!えーっとえーっと!」

 お館様に聞かれて、最初に口を開いたのは蜜璃ちゃん。なんか原作通りな感じ?

 

ぐあああ~ってきました!グッってしてぐあーって!!心臓とかがばくんばくんして耳もキーンしてメキメキメキィって!!

 

 (◉_◉)(輝利哉) (⦿_⦿)(お館様) (⦿.⦿)(あまね) (◉.◉)(ひなき)

 

 (゚。゚)(義勇) (・。・)(無一郎) (・o・)(蜜璃) (・_・)(杏寿郎) (-。-)(天元)

 

 (=.=)(実弥) (>_<)(小芭内) (-.-)(行冥) (・.・)(しのぶ) (゚.゚)(飛鳥)

 

「…申し訳ありません。穴があったら入りたいです…」

 蜜璃ちゃん、撃・沈…

 

「痣というものに自覚はありませんでしたが、あの時の事を思い出してみた時に思い当たる事、いつもと違う事がありました。その条件を満たせば恐らく、みんなが痣を発現出来ると思います。今からその方法をお伝えします!!」

 続いて口を開いたのは無一郎君。記憶が戻ってから表情が豊かになったと思う。

 

「僕は記憶を取り戻し、少し興奮してました。その時の心拍数は二百を超えていたと思います。さらに体は燃えるように熱く、体温は三十九度以上になっていたと思います。以前、熱を出して蝶屋敷で治療を受けた際、体温計なるもので測ってもらった温度三十九度が痣が出ていたとされる間の体の厚さと同じだったので間違いないかと…」

!?そんな状態で動けますか?命にも関わりますよ?」

 

「そうですね。だからこそ、そこで(ふるい)に掛けられるのだと思う。そこで死ぬか死なないかが、恐らく痣が出る者と出ない者の分かれ道です」

 

「チッ!そんな簡単な事でいいのかよ!」

「これを簡単と言ってしまえる簡単な頭で羨ましい…」

 

「何だと?」

「いや、何も…」

「…」

 

「では、痣の発現が柱の急務となりますね」

「御意!何とか致します」

 

「ただ一つ、痣の訓練につきましては皆さまにお伝えしなければならない事があります。」

 あまねさんが、すこし申し訳なさそうに口を開いた。

 

「なんでしょうか…?」

「もうすでに痣が発現してしまった(・・・・)方は選ぶ事が出来ません…痣を発現した方はどなたも例外なく…」

 

「あ、それ大丈夫です!」

「「は!?」」

「痣の伝承には誤りがありました。」

 当時は私みたいに確認しようとする人なんていなかったんだろうからね!!

 今朝、無一郎君たちの体を診させてもらったんですよ!!

 

 ・

 ・

 ・

 

「しかし、だとすると痣が発現した後は…」

「その前に、禰豆子をどうするかを話し合いたいと思います!!」

 

 

 恐らく無惨は禰豆子を喰おうとするだろう。禰豆子をその身に取り込む事で太陽を克服しようとするはずだ!

 

 原作と異なり、既に鬼殺隊は知っている!!

 

 ― 無残は顎を斬っても死なない!! ―

 

 始まりの呼吸の剣士(緑壱さん)が顎を斬ったのに、あの男は死ななかった。

 鬼舞辻無惨は顎の弱点を克服している!と、珠世さんから聞いて知っているのだ!

 

 無惨を倒すには太陽で焼くしか方法は無いのだろうか?

 では、無残が太陽を克服したなら、倒す事は出来ないのだろうか?

 

 もしも答えがYESなら、禰豆子は人に戻さなくてはいけない。

 

 いや、戻せよ!!

 

 と、お思いでしょうがしかし、禰豆子は鬼殺隊の最高戦力の一人なのです。

 戦力としてでなくとも、衛生兵としてもとても貴重な者なのです!!

 ※食料を大量に用意したなら、鬼殺隊…鬼と同じ再生能力発揮するよ?

 

 人間に戻しちゃいます?

 本当に!?

 

 

 もちろんちゃんと戻すつもりで居ますけど!!

 でもそれ、無惨討伐した後でもよくね?

 

 

 実は検証してました!!

 

 検証事項:鬼は顎を斬らずとも塵となるか(倒せるか)

 検証方法:鬼の顎を斬らずに赫刀でなます斬り!

      鬼が回復するのを待ってまた斬る!!

      の繰り返し…

 

   ※回復が遅いだけで回復するので!!

 

 立ち会ったのは、その日非番の柱達(実弥、天元、杏寿郎の3名です。)

 

 飛鳥のこの所業には、鬼嫌いの実弥も鬼に同情する始末。

 

「派手さのねぇ実験…ってか拷問だろこれ?…鬼が哀れに思えてくるぜ。」

「あァ…。鬼になんざ同情する事はねェと思ってたが流石になァ…」

「うむ。俺はもう既にその鬼がかわいそうだ!!」

「…」

 ちょっと!私が悪者みたいじゃない!! ←【そう思えます。】

 

 

 

 そして検証結果をお館様に報告した。

 

 顎を斬らずとも鬼は塵となって消滅した。

 ※拷問のような(?)『なます斬り』は13回に及んだ。

 

「つまり、日の出を待たずとも、赫刀で顎を斬り続ければ無惨を倒す事が可能だと?」

「たぶんですけどね?」

 顎というか、脳と心臓…だと思うけど?

 もちろん、普通に考えるなら無惨の急所を斬り続ける事自体、困難を極める事なんだろうけど…

 

 恐らく、緑壱さんから無惨が逃げ出したのは、あのまま斬られ続けたら殺されてしまうと無惨が感じたからだと思うのです。

 緑壱さんは無惨の()を見て、型が完成したと言ってたけれど、あれは日が昇るまで逃がさない為の型ではなくて、脳と心臓を連続で斬り続けて絶命させることを想定したものだと思う。

 

 今回の検証結果から、赫刀で斬られ続ける事で鬼の生命力(生きる力そのもの)が弱まるという事が分かった。

 まぁ、天元君が言ってたように、終わりの見えない拷問だもんね。

 体力と精神力を削られりゃ顎を斬られずとも絶命するか…

 

 もしも無惨が太陽を克服した場合は、私が頑張っちゃおうっと!!

 

 

 話し合いの結果、少なくとも柱全員が痣を発現するまでは、禰豆子は()のままでいると言う事になった。

 その後の事はその後検討する事に…

 

 そして、行冥さんが『柱稽古』を提案した。

 

 

 

 


 

<<隊士達の強化:柱稽古の順番と内容>>

 

 炎柱・煉獄杏寿郎:体力強化を中心とした訓練。持久力と精神力を鍛える。

 水柱・冨岡義勇 :基礎的な剣術や型の確認。冷静さと安定感を重視

 蟲柱・胡蝶しのぶ:繊細で素早い剣技の指導。

 音柱・宇髄天元 :状況判断力を鍛える

 鳴柱・稲玉獪岳 :局部に力を溜めて一気に爆発させる訓練。(獪岳が戻り次第)

 霞柱・時透無一郎:高速移動

 恋柱・甘露寺蜜璃:柔軟

 蛇柱・伊黒小芭内:太刀筋矯正

 風柱・不死川実弥:無限打ち込み

 岩柱・悲鳴嶼行冥:筋肉強化

 

 

<<上位隊士(丙以上)の強化>> ※柱稽古完了後

 

 緑壱壱式との稽古 ※3体あります。

 

 大量生産出来たなら、これだけでも結構な戦力になったのかな?

 

 

<<柱達の強化>>

 

 ※夕刻以降に行われる

 柱同士の稽古

 柱の連携強化(要するにVS飛鳥)

 

 

 

 ちなみにですが、

 隊士達も柱も原作と比べて練度が上がっているために、柱稽古の強度も当然増しています。

 なので、脱落者の数は原作と大差ありませんでした。

 

 

 

 


 

飛鳥:オリ主(転生者)

 お館様から行冥と一緒に呼び出され、今後の事を話し合いました。

 二人にナイショで天元君とも打合せ済

 その他、いろいろ画策しています。

 

お館様一家

 お館様の呪いが解けた為、柱合会議もお館様主催です。

 実はあまねさん。最近女性隊士達から羨ましがられているらしい。

 何がって?そりゃステキな旦那様ですよ!

 「やっぱり顔かよ!!」と思う自分も居るけれど、羨ましがられて悪い気はしないってさ!

 なぜかお肌がつるっつる!

 

柱達

 痣の事および伝承とその伝承が間違っている事を知る。

 柱稽古を行いながら痣の発現を目指す事に!!

 発現した二人も意識して出せるように訓練を開始した。

 

 飛鳥は右足、禰豆子は左足の太もも内側に痣がある事を知った。

 蜜璃ちゃんは禰豆子に『それ不用意に男性に見せちゃダメだからね!」と言っていた。

 不用意に見せて悪かったね!謝ったじゃんかよー!!

 そう言えば、蜜璃ちゃんもお肌つるっつる!

 禰豆子と関係があるらしい?

 

 

 

 

 

 大正コソコソ?話

 

 赫刀の極意

 

 原作でも発現してましたが、

 ・万力の握力で柄を握る

   → 力を無駄に使いすぎ。ヘタをすると刀を振れなくなるからダメでしょう

 ・日輪刀同士をぶつけ合う

   → 切れ味が鈍るし壊れる可能性があるのでやめましょう

 

 正解は!!闘気を刀に流し込む!です。

 全集中の呼吸で体を強化するのと同じように、刀を体の一部と考えて、力を流し込むイメージを持ちましょう。

 全集中では発現しません。常中の上の全集中以上(・・)を使い、闘気を流し込みましょう!!

 

「こんな感じです!」

 黒曜石のような私の刀が鍔元から徐々に赫く染まっていく。

 造られたばかりの日輪刀を最初に剣士が持った時、色が変わるように…

 

「「おおっ!!」」

「いいねぇ!刀が赫く染まってくのは派手派手だ!」

「でもそれ(超全集中)、柱じゃないとムリなんじゃない?」

 現在、超全集中を一定時間(2~3時間)続けられる隊士は柱のみ。

 超全集中が出来るのは甲の階級隊士にも居るけれど…

 

「大丈夫!!日輪刀同士をぶつけ合う事で発現する事もわかっています。なので、こんな刀を造ってもらいました!」

 それは刀を抜く時に鎬地と鞘の中の凹凸とがぶつかり合い、抜いた時には赫刀になるというとんでもねー代物だった!

 鞘の強度も上がっており、1000回の高速抜刀に耐えれる事を確認済。

 200本あるよ!!

 

 それと、無限城が地上に出た後に、そこに刀を運ぶ手配も済んでるよ!!

 

 

 

 

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