羅刹は今日も夜に舞う   作:槙 秀人

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明けましておめでとうございます!
ちょっと遅いですが…

そしてまだまだ、申します!

お気に入り登録してたもれ!!


さて、今回は…
 ・引っ越し画策その後
 ・最終選別の監視役配置の初回です。


どーぞ!






最終選別、監視役

 以前、提案(画策)した産屋敷家の引っ越しだけれども、耀哉君は説得出来たが引っ越し自体は無くなった。

 なんで? と、そう思うでしょう。

 まあ、組織でよくある権力闘争の話だよ…。 ちょっと違うか

 

 理由としては、お館様の病気(呪い)の原因がこの屋敷にある!と言ったの私だから。

 

 相談役という役職は柱と同格とされる立場もあり、不満を抱く者も居るらしい。

 命を懸けて鬼との戦いの場に身を置かない者が権力を持っている事が気にくわないのだろう。そんなヤツの言う事が信用できるのか?(なんて聞けるか!!) という事らしい。

 ハッキリと聞いたわけでは無いけれど、要するにそう言う事だ。私が女だという事も影響してる。…と思う。

 

 柱たちは表向き賛成。しかし隊士達からの(署名)をお館様に届けたのは古参の柱2人。

 そもそもの話、産屋敷の場所を知っているのは柱と一部の隊士のみ。

 一般隊士の意見が上がって来る事自体がおかしな事なんだよ。つまりはそう言う事だと理解した。

 そして私は特殊能力(ちから)持ち。ヤツ等が持ってきた書類(署名)を手にした時に裏事情が見えてしまった。

 

 これは耀哉君にも、もちろんあまねさんにも言っていない事だけど…

 

 鬼殺隊の隊士達は鬼に恨みを持つ者がほとんどで、鬼殺隊という組織が無くとも仇を討ちたいと思っている者も多い。その手段として鬼殺隊に所属してる訳だけど、そうは言っても烏合の衆では意味がない。

 現在、鬼殺隊があるのは産屋敷家の力があるからだ。彼らの(経済力)なくして鬼殺隊は存続できない。

 

 ここまで話をすれば、お分かりになる方もいるだろう。

 

 要するに、だ!

 お館様の呪い問題が解決してしまったら、鬼殺隊解散すんじゃね?という懸念だ。

 私の事を気に食わないと思う2人の古参の柱がその辺りの事を隊士達に吹き込んで、署名が上がって来たというね…

 

 

 ここで少し、歴史を紐解こう。

 産屋敷一族は、血筋から鬼を出してしまったことで、生まれてくる子どもたちが病弱ですぐに死んでしまうという『呪い』を受けたとされている。この呪いを解く方法は鬼の頭領である『鬼舞辻無惨』を倒す事。その為に、1000年以上前に鬼殺隊を結成したとされている。

 

 鬼殺隊の目的は『鬼舞辻無惨』を倒す事。

 では、産屋敷家の目的は?

 それは、一族にかかった『呪い』を解く事!!産屋敷家にとって、鬼殺隊は手段なのである。

 

 だから、

 『鬼殺隊解散すんじゃね?』

 という懸念が出るのも当然だとは思ってた。

 

 

 実はこの話、呪いの正体を調べていた時に耀哉君に聞いている。

 

 もしも、呪いが解けた場合、鬼舞辻無惨を倒さずに鬼殺隊を解散する事はあるのか? と…

 

「さすがにそれは無いよ。鬼殺隊が出来てから何人の隊士(こども)達が亡くなったことか…。鬼殺隊を結成した当初は『呪い』を解く事が一族の目的だったかも知れないけれど、『鬼舞辻無惨』を倒す事は、もはやそれ自体が産屋敷家一族の使命だと思っている。」

 ただ一つ…耀哉君も懸念している事があった。

 

「でも…『呪い』が解けたとしたならば、将来もしも産屋敷家の財が不安定になってきたら…。私の子孫はもしかして鬼殺隊の存在を疑問に思うかも知れない。その時はどうなるかは分からない…。隊士(こども)達には申し訳ないけどね。」

 

「いいんじゃないですか?」

「えっ!?」

 

「それは、未来の産屋敷家当主が考えればいい事です。耀哉君が気に病む事じゃないでしょう?」

「…そうだね。でも、鬼殺隊の話をする時は、私の事を名前でないほうが適切だと思うよ?」

 

「そうですね。以後気を付けます。お館様」

「うん。でもありがとう!飛鳥さん(・・)

 

 

 

 

 

 


 

 今日は、最終選別初日です。

 今回の参加者は20名。監視役は31名が参加する。

 何で監視役が多いかって?それは交代制をとるからです。10人を1チームとして、8時間交代で24時間監視する。昼間は鬼が出ないので、1チームは階級が下から2番目の(みずのえ)の者が多い。残り2チームはその上、(かのと)以上の者達だ。

 そして、言い出しっぺの私が今回全体の総指揮を取る事になっている。昼間に寝て、夜は私も見まわる予定。ばらけた場合は10人で全員をサポートするのは難しいかも知れないからだ。

 監視役たちに実戦経験を積ませる事も最終選別の新たな役割となっている。彼らには状況判断の制度と救助の的確さが求められる。実は監視役と同数の隠たちが、彼らの監視を行っている。(これ、ナイショ!)

 最終選別は新しい隊士を選ぶだけでなく、隊士の成長の場にもなったというわけ。さすがお館様である。

 目標は当然だけど犠牲者ゼロ!!もちろん監視役の隊士も含めて!

 

 恐らく3日目以降からが監視役の本番になるだろうと思われる。

 

 さて、どうなりますやら…

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

「皆様。今宵は最終選別にお集まりくださり、ありがとうございます。」

「この藤襲山には鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込めてあり、外に出る事は出来ません。山の麓から中腹にかけて、鬼共の嫌う藤の花が1年中狂い咲いているからでございます。」

 私が参加した最終選別の進行役はあまねさん一人だった。子供達がここに立つにはあと2年は待つ必要がある。

 だからってさ、なんで私があまねさんの隣に立ってるんだろうね?

 

「しかし、ここから先は藤の花は咲いておりませんから鬼共がおります。この中で七日間生き抜く。それが最終選別の条件でございます。」

「なお、敷地内には鬼殺隊の隊士達が、皆様の監視役兼護衛として配置されています。皆様が、棄権の意思を示した時、重度の負傷など命が危険に晒された時、明らかな不正行為があった時。以上三つに該当しない限り、隊士は姿を見せる事はありません。あくまでも緊急時の備えとご理解ください。」

 

「「では、行ってらっしゃいませ」」

 進行役の口上を聞き終え、出発していく参加者たちを見送り、監視役も敷地内へと散っていく…

 

「無理言ってごめんなさいね。飛鳥さんが今回の総指揮だって聞いたから、お願いしちゃった。」

「お役に立てたなら良かったです。では、私も行ってまいります。」

「気を付けてね!」

「はい!」

 7日間の最終選別が幕を開けた!

 

 

 

 最初の4日間で、脱落者がが8人出た。負傷3人、棄権5人。

 棄権5人のうち3人は、鬼と遭遇した途端に腰が抜けてしまい戦う事も出来ずに殺されかけた。そこに監視役の隊士が助けに入ったという感じ。かなり怯えてしまったらしく、持ってきた刀すら持ち帰れなかった者もいたらしい。恐らく再挑戦すら出来ないだろうと思われる。残る2名は泣くほど悔しがっていたそうで(実際に泣いていたらしいけど)、再挑戦するか隠になるかで鬼との戦いにその身を投じるだろうと思われる。負傷3名も同じかな?

 

 そして、それは5日目の夜に起こった。

 


 

「この前食った鱗滝の弟子は強かった!!宍色の髪で口に傷があった。あいつは俺以外の鬼をほとんどやっつけたみたいだけどな!俺には敵わなかったってわけだ!!」

「お前が錆兎を!?ウソを言うな!!」

「ウソじゃねぇよ!鱗滝の弟子は全員殺してやるって決めてるんだ!!その狐の面が目印なんだよ!鱗滝が彫った面の木目を俺は覚えてる。アイツがつけていた天狗の面と同じ彫り方!”厄除の面”とか言ってたか?それをつけてるせいでみんな俺に食われたってわけだ!つまり鱗滝が殺したようなもんだよなあ!」

「鱗滝さんの事を悪くいうなぁ!!」

 泣きながら鬼に向かっていく娘が居た。しかし簡単に挑発されちゃってまぁ…

 近くには、塵になっていく鬼が2人。おそらくこの娘が斬ったのだろう。

 

 ってか、もしかしてこの娘は真菰(まこも)ちゃん?

 

 原作ではこの娘は手鬼に手足を引きちぎられて殺されている。しかし、今回の監視役の目標は死者0だ。見捨てるわけには行かんのよ!

 だけど、手鬼を私が倒して助けるのも違う気がする。そもそも鬼を2人倒した子が脱落っていうのもねぇ…

 

 とりあえず!

 

 

 

 

<真菰視点>

 

「えっ!?」

「なんだと!?」

 私は誰かに抱えられ、鬼から離れた場所に居た。

 

「まずは怒りを鎮めなさい!」

 私を抱えて助けてくれた人が言った。

 

「はっ!!も、もしかして…私、失格ですか?」

 あれ?この人確か…案内役の…

 

「何だお前は!!」

 

 

「あの鬼を倒したいんでしょ?」

「…はい!」

 

「お前は誰だって聞いてんだよ!!」

 

 

「アイツとまだ、()る気ある?」

「はい!!」

 

「無視すんじゃねェ!!」

 

 

「それじゃ、がんばって!」

 

 

(挑む機会をもらった!決めなきゃ!錆兎の!みんなの仇を取らなくちゃ!!)

 

「クソっ!落ち着きやがったか!!」

 手鬼は真菰の動きが速く、捕まえる事が出来ずにいた。だから心を揺さぶって動きを鈍らせたのだが…

 

(何度か斬りかかったけど、こいつの頸は硬い。普通にやったら弾かれるか、あるいは刀が折れる!!錆兎が斬れなかったなら、普通にやったら私じゃムリだ!!ならば!!)

 

 真菰は鬼の周りを素早く動き回り、攻撃をかわして多くの手を出させていた。そうする事で、鬼の守りを削っていく…

 

「いまだ!!」

 

 私の力に遠心力を加えて顎を斬る!!

 

「水の呼吸、弐ノ型!」

 私は鬼と反対側に飛び、木を蹴って身体を横に傾けて回転しながら鬼に突っ込む!

 

 - 横・水車!! -

 

 やった!顎を斬れた!仇をとれた!!

 

 

「みんなの仇をとれました!ありがとうございます!ってあれ?」

 その場から、監視役の人の姿は消えていた。

 

「私…失格じゃなくていいのかな?」

 

 

 

 

 

 


 

 七日後早朝…

 

「お帰りなさいませ」

「おめでとうございます。ご無事でなによりです。」

 

 会釈する真菰ちゃんに私は少しだけ笑顔を見せる。

 でも私と会った事は内緒にしないとダメじゃんよ! ほらぁ!あまねさんが私の事見てんじゃん!!

 

 

 今回の結果としては負傷者12名 内、参加者9名 監視役3名

 棄権者:8名

 

 そして死者数0

 

 最終選別突破者は3名という結果だった。

 

 

 このやり方で行えば、確実に死者は減らせると思う。複数回参加する者もいるだろうから結果的に隊士の数も増えるでしょう。

 繰り返していけば、ノウハウ溜まって負傷者も減るかもね?

 

 でも、手鬼討伐しちゃったけど、この先大丈夫かしら?(いろんな意味で…)

 

 とりあえず、(弱めの)鬼の確保に務めましょう!!

 

 

 

 

 

 


 

飛鳥:オリ主(転生者)

〇引っ越しについて

 産屋敷家の引っ越しは阻止されたが、その後数ヶ月間、用事がある時以外は別宅にお館様一家を滞在させる事を強行。

 その間にあまねに頼んで屋敷の隅から隅まで確認させてもらい、無惨と関係の深い物については廃棄ないし別の場所へと移動した。

 建物としては寝所がそれに該当した為、屋敷に居る時も寝所を別の場所にしてもらう事に。寝所の建て直しを計画している。

 引っ越し出来ないのなら可能な限り呪いを除く措置を施すべき!!として、あまねとは産屋敷全体の建て直しすら視野に居れて計画を練っている。

 その数ヶ月間の病魔の進行はほぼ停滞。左目は未だ健在である。

〇最終選別について

 初の監視役の一人として最終選別に参加した。

 この敷地内に獣とかを放ってあげないと捕まえた鬼、餓死したりしない?などと悪鬼の胃袋を心配している今日この頃…

 手鬼が倒された事で、炭治郎の試練が消えてしまった!…と勘違い。

 そっか!私が鍛えてやればええんやん!!

 甥の知らぬところで変なフラグが立っていた。

 危うし?炭治郎!!

 

 

古参の柱2人(オリジナル)

 土柱:大地山誠

 森柱:栗本茂人

 2人とも、岩柱:悲鳴嶼さんより年上で煉獄(父)さんよりは年下。

 ※この2人は飛鳥の事を良く思っていません。

 

 古参の柱はもう2人。

 風柱:風間恒次 悲鳴嶼さんと同い年

 

 砂柱:蟻塚果林 飛鳥の2つ年上

 

 物語の中に出てくるかどうかは未定。

 

 

あまね:お館様の奥方

 飛鳥の友人

 引っ越しがなくなった事を残念に(悔しく)思っているが、飛鳥がいろいろと動いてくれているので、気を静める事が出来ている。

 最終選別の進行役を担っている。

 進行役がもう一人居たらいいのに…と思っていたところ、今回の監視役の話があり、誰かにお願いしようと思って当日を迎える。飛鳥ちゃん居るやん!と無茶ぶりをかました。

 あまねさん、そういうのは前もって言っとこう?

 ちなみに、輝利哉君があまねさんの隣に立つまでの間、飛鳥が隣に立つ事になったそうな。(まだ飛鳥に言ってない)←おい!

 

手鬼:鱗滝に捕まって、最終選別の敷地に囲われた鬼

 鱗滝を恨み、彼が育てた者を狙って食っていた。

 

 

鱗滝:育手

 錆兎と真菰の師匠

 

 

錆兎:手鬼が強かったと言ってた子。

 原作で炭治郎の修行中に現れた幽霊?

 真菰の兄弟弟子?

 

 

真菰:育手の鱗滝に育てられた。

 原作で炭治郎の修行中に現れた幽霊?

 生き延びたので、どーなるん?

 

 

 




大型連休なって言っても、
終わってみればあっと言う間さ!

なーんもできんかった。
なので、更新不定期変わりません。
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