…原作キャラの口調難しすぎます。
私から出力されている以上間違いなのは違いないのですが、せめて近づけたいものです。
そして原作よろしく二十話、八話、八話の繰り返しは難しく、区切りは自分で決めます、申し訳ないです。
『あんた、こんな時間に何してんの?』
ここに居ないはずの声が突然聞こえ、パソコンを見れば、知らない内にナイトコードにログインしていた。
「?君の方こそ何やってるの、レモン」
ミュートを解除し、未旱に対して疑問を投げる。
…聴かれたかな、独り言。
『…べっつにー?ただ一人で作業してたらナイトコードにログインしたほたるが見えただけよ』
「…聴いた?」
『はぁん?何のことだかさっぱり』
聴かれたんだろうな、だからと言って掘り下げる必要も無いけど。
「そう、それで?何が気になるの」
『完成した曲をアップロードなりすると思ってたから待ってたのよ、いつまで経っても来ないからクソだなぁって思っただけぇ』
…確かにできた曲をナイトコードにアップロードして批評会と洒落込む、他三人の通例になってはいる。
だが今わざわざ出すべきじゃないのも理解してると思うんだけど。
「…今出す必要があるの?」
『出す必要があると言うより、出すからナイトコードにログインしたんじゃないの?この時間に』
「…間違えてログインしたんだ、ごめん」
『ウケる、そんな事あるんだ?考え事で誤操作?』
「そうじゃないかな、とにかく、僕はこのまま落ちるから。作業、頑張ってね」
『言うて私の作業内容MVの演出なんだけどね?面白いわよ?絵をぐるぐるするの、陶芸みたいで』
「面白いか知らないけど、レモンが来る前に既にやってるよ」
『それもそうね、じゃあね…次声聴くのいつになるやら?』
「ナイトコードでしか話していないね、確かに」
『オフ会拒否ってんのアンタでしょ』
「時間の無駄」
『おまっ…』
未旱の言葉も聴かずにナイトコードからログアウトした。…もう日が昇ってる。
眠れずに目元にクマを作ってしまい、バレかけたこともあるので化粧品を買ってはいたけど、思ったより早く出番が来たな。
…学校へ行く準備をしよう。
…
未旱に独り言を聴かれてから数日、特に何も起こる事も無く、『OWN』の活動もつつがない。
だが時折まふゆはうわごとのように「足りない」とこぼしている、それに対して僕ができることと言えば、今まで通りのことをする他ない、休むことも我慢することも、決めるのはまふゆだから。
「予定がないし、母さんも仕事だから、外に出たけど…」
万人は、外にさえ出れば気持ちの整理がつく、アイデアが湧き出る等、気持ちの良い変化を言葉にするが、それは余裕のない人間にとって、まずその行動を取れるのか、したとしてもどれ程の効果があるのだろうか。
…外に出て考えたとしても、こんな事ばかり考えてしまうのも、僕のダメな所だろう。
…?白髪?銀髪?の子が倒れてる。
「あれ、何だろう」
熱中症かな…自販機があるのはわかったし、水分を渡してベンチに座らせよう。
「すいません、立てますか?直ぐそこにベンチがあるので、そこまで…奏?」
「…け、螢?ひさし、ぶり」
そこには息を切らして膝をつき、青褪めた顔をしたかつてのクラスメイトが居た。
この子、こんな貧弱だったっけ。
「あ、ありがとう…改めて、久しぶり、螢」
「うん、久しぶりだね?まさかこんな再会の仕方になるなんて…本当に大丈夫?目的の場所まで付き添うよ?」
ひとまず、奏をベンチに座らせて、飲料を渡す。
…コレが所謂、噂をすればなんとやらって事かな。
「う、ごめん…そこまでお世話になるのは…」
「また倒れて、今度は誰も助けに来なかったらどうするの、そうじゃなくても、ここ最近物騒なんだから…場所言って、ね?」
「…音楽ショップだよ、故障したヘッドフォンが直ったから、取りに行こうとして、それで」
「え?…奏の家とそんなに離れてなかった記憶なんだけど、引っ越したの?」
「う…その、ただの、運動不足」
そう言って恥ずかしそうに顔を俯かせる奏は、何となく、昔と変わっていなさそうな印象を受ける。
雰囲気は大きく変わった、だが父親が倒れたのだから、変わらないと行けない時もある…僕も、そうなれたらな。
「…引きこもり?」
「うっ…そうなんだけど、曲を作ってて」
…曲?奏、まだ作っていたんだ。
本当に、優しい子。
「曲?どんな曲なの?良かったら聴かせて欲しいな」
「ご、ごめん、今は手元に無いから聴かせられな…あ、螢のスマホから、聴いてみる?」
「…投稿もしてるんだ、すごいね、奏は」
「うん、人を救う曲を、作らないといけないから」
『人を救う曲を作る』そう言う奏は、脅されているようにも、自分の意思で決めているようにも見えた。
人を救う曲、あの子の大きな変化になにか…いや、偶然だろう。
「人を救う曲…素敵で、大きな夢だね、奏ならきっとできるよ…それと」
「ありがとう…何?」
「奏のお父さんが倒れた時、何も声をかけてあげられなくて、ごめん…友人だったのに、僕は何も力になれてなかったや」
父親が奏に対してコンプレックスを抱いてしまっていた事や、彼女を養うために自分を追い詰めてしまった事、気付いていたこと全部を言わずに、ただ謝罪だけを伝える。
…言ってしまえば、彼女からは恨まれるのだろうか、それとも感謝されるのだろうか。
言わないと決めた以上、分からなくなるが。
「……螢が謝る事じゃ無い、コレはわたしの罪で、背負うものだから」
「…罪?」
「…ううん、こっちの話だから、気にしないで」
罪、罪?罪。
…なんで、お父さんが倒れた事で、そう思うんだろう。
あの人の、理想と現実のギャップを感じ取れなかったことからだろうか、ソレとも。
「…だとしても、関係、ないか」
「…どうしたの?螢」
「ううん!何も無いよ!ソレよりもホラ、そろそろつくよ、体の方は大丈夫?」
「う、うん…ねぇ、そろそろ、手を離して貰えると…支えてくれるのありがたいんだけど」
そう言えば、手を握って、歩幅を合わせたんだった。
…改めて思うけど、僕より背が低いの、珍しいな…僕は一体何を考えているんだろう。
「あっ…ご、ごめんね?支えるつもりだったとは言え、こんな」
「ううん、気にしてないよ、ありがとう螢」
「そう、良かった…ね、本当に大丈夫?あんなの見た後だから、少し心配なんだ」
「大丈夫…飲み物も貰ったし、休みながら帰るから、ありがとう」
「そう、なら信じるよ…あっ、奏」
「どうしたの?」
「そう言えば、どんな名前で、曲を投稿してるか聴いてないなって」
「…そう、だね、えっと、名前は『25時、ナイトコードで。』だよ」
「『25時、ナイトコードで。』…わかった、後で曲、聴かせてもらうね」
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
曲聴きつつ後の展開考えはしてるんですが…なんかこう、そのキャラの目指してる夢はあるのかって不安になります、調べた上で出鱈目書いてる不義理をしてる以上は、なんとか絵とかギター関連はちゃんと活かしたいんですがね…。
後何と言っても原作キャラの口調が難しい、ホントに。
コメント、評価、大歓迎です、誤字報告も是非どしどしと。