ペンライトの光明   作:ゴリラとの逢瀬

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閲覧数百人、しかもお気に入りもしてくれた方がいる、朝見た時思わずヨシ!なんて言ってしまうくらい嬉しい。

見守ってくださりありがとうございます。
前話に言った通り牛歩ではありますが、見てくれる人の存在で、やり遂げたいとより強く思いました。



二話 学友

〜神山高校 校門前〜

 

学校に着き、荷物を下ろし校門前に立つ、この月の間はこの行為を暫くやらなければならないが…来る時間に変わりはしないので負担にはならない。

 それに、学校に来る先生や生徒の表情を見るのも必要な事だ、そう認識している。

 

「おはよう、一番乗りだね?」

 

「うわっ螢くん!?ああいや、昨日学校で言ったねそういえば…こんな朝早くなのに、というか、螢くんがいるから二番乗りだよ私?」

 

 彼女はクラスメイトのうちの一人だ、名前は…あぁダメだ、ちゃんと覚えていないや。

 

「風紀委員でも無いのに、こんなに朝早くから来るんだもの、とても良い心がけと思うよ?少なくとも、僕なら寝過ごしちゃうかも?」

 

「なにそれ?螢くんなら風紀委員じゃなくても毎日朝早くから来ちゃうでしょ真面目だし…あ、ご覧の通り何も問題ない服装なので何卒通してもらって、うへへ」

 

「うん、そう言ってもらえると嬉しいよ。…問題無いよ、強化月間なんて言って特定の月にこうするけど、この学校の校則って緩いから、大体は問題無いんだよね…先生からそうゆう日は設けろって言われてるからこうしてるけど…」

 

 さて、余計な一言を皮切りに会話が続いているが、どちらにせよ彼女の足を止めさせるのは悪い、どう切り上げようか。

 

「あぁ、確かに、ウチの校則ユッルユルだもんねぇ、前やまんばメイク試してる子いたのにお咎めなしだったよ?」

 

 やまんばメイク?ああ、未旱(みかん)が言ってたパンダの色を逆にした様なメイクか。

 …いつかの時代に流行っただけあって根強い人気だな。

 

「…うん?すごいねそれ、まぁでも、それだけ自由な校風だからこそ、みんなここに来るんだろうね?」

 

「あはは、でしょ?じゃあまた教室でね?風紀委員さん!」

 

「うん、また教室で」

 

 …

 

「おは〜螢〜」

 

「おはよう」

 

「…うす」

 

「あはは、おはよう!」

 

「おはよう!未来の大スターが」

 

「そうゆうの良いから早く行きな?前それで遅刻しかけたでしょキミ」

 

「事実だがヒドイッ!?」

 

 この学校にきて思う事は変わった人間が多い事、それは僕が名前を覚えていられる人達にも当てはまる。

 

「おはようさま、螢」

 

「霖晴おはよう、今日は珍しく遅刻ギリギリじゃ無いね」

 

「人を遅刻魔みたいに言うのやめん…?俺の事情知ってるだろ」

 

 長間 霖晴(ながま りんせ)画家志望の同級生、『夢に利用できるものは利用していく』を座右の銘とする、黒髪、黒い瞳の男。

 ()()()力になってくれているのは他の二人を交えての秘密、そうゆうことになったらしい、あの二人のことだから自分から漏らしそうだけど。

 

「そう?事情は知っているけど、それはそれとして霖晴の自業自得だろ」

 

「いやまぁそうだけどさ、熱が入りすぎるって言うかな?」

 

「ははっそう、服装その他問題無しだよ、じゃあまた」

 

 彼との会話は早めに切り上げるのが良い、あまり長引くと、知らないうちに優等生の顔が剥がれちゃうし。

 

「ああ、教室でな」

 

 …

 

「さて、そろそろ時間だから、それぞれの教室に戻ろうか」

 

 委員のみんなに戻る旨を伝えつつ、自分戻ろうとしたところでうるさい足音が迫って来た。

 …相変わらず全身がうるさいな、彼は。

 

「みんなは先に戻ってて良いよ、じゃあまた放課後ね?」

 

 返事を聴き、各々の教室に戻ったのを見届けた直後、足音の主が目の前に来た。

 

「螢センパイ、おはようございます!」

 

「おふぁようござぁいます」

 

「…広登(ひろと)はともかく、キミが登校するのは珍しいね、確か」

 

暁山 瑞希(あきやま みずき)っすよ!オラ起きろ!いつまで背中で寝てんだ」

 

「良いじゃ〜ん、同じクラスなのにこのままおぶれよ〜」

 

「俺だけ根掘り葉掘り聞かれるんだよソレすると!あと重い!」

 

「イッタ!?落とすことないだろ!こんなキュートな子をさぁ?!」

 

「自分で言ってりゃ世話ねぇんだよあざと猫が!」

 

「はぁ?!」

 

「…痴話喧嘩は教室に戻ってからやってもらっても良い?時間も時間なんだから、暁山さんに霰者(あられ)さん?」

 

「はぁい」「すいませんホント…」

 

「うん、じゃあ二人とも服装に問題はないから行ってよし」

 

「はい!螢センパイ」

 

 うるさい二人を見送りつつ、自分も己の教室に足を向ける。

 …なんだかあの暁山という生徒の振る舞いに違和感があったが、気にする意味はないか。

 

 …

 

「お前、さっきの話の続きだけど」

 

「やだ〜瑞希ったらネチネチ過去のこと振り返るの良くないアルよ〜?大体寝ぼけてたお前が悪いだろが」

 

「だからって落とす事ないだろって言ってんの!まだお尻痛いんだけど!」

 

 腰を部分をさすりながらぶつぶつと文句垂れてる瑞希を見ながら、さっきの会話を思い出す。

 雨宮 螢(あめみや けい)センパイ、俺が身を置いている音楽サークル『スカーライト』を設立した人、なんでも『聴く人全てにきっかけをあげたい』を目的とした作曲をしてるらしい。

 

 ユーザー名 ほたる、Fos(ふぉす)、レモン、それと俺、Re:A(りあ)でなる小さいサークルだけど、まぁ楽しい、躍起になってたところのスランプで出鼻を挫かれて、レモン…長間 未旱(ながま みかん)の紹介で入ったけど、抜けるのが勿体無いからと居座るくらいには。

 結局抜ける羽目になっちゃうのは確定だけど、へへ、最後まで居たいかもなんて思ってるのは、相当みんなに毒されてるわ。

 

「ちょっと、つっかえてる、早く入って」

 

 瑞希の言葉によって、めんどい授業に出なきゃいけないと言う事実が重くのしかかる…数学の授業なんて今更感あるし嫌やなぁ…せや!

 

「えっお前屋上いかんの?」

 

「…めんどいし行っちゃおっか!」

 

「よし来たクソ眠いんだわ今…」

 

「やぁ、聞き間違いかな?今から授業をバックれる馬鹿タレが私の目の前に居る事になるが…」

 

「「…」」

 

 先生に肩を掴まれた…へっ、詰み、かぁ

 




今更ですが、この作品は、螢 広登 霖晴 未旱の四人のキャラの視点があります、時たま原作キャラが視点となることもあると思いますが、私自身彼らの心情を理解出来ていないので、そう言った視点は本当に少ないかと。
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