ペンライトの光明   作:ゴリラとの逢瀬

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500閲覧!?本当に嬉しい…処女作でこうも見てくれる方が多いなんて感謝感激雨あられです!

ただ書きながらプロセカのシナリオ流しで見ててふと思うのですが、やっぱり事前に物語を知ると言うのは重要だなと思いましたね、そのためのキャラ改変の保険なんですが、時たまリスペクトが欠けているのではないかと自分で考えて凹んでしまいます。

それでもキャラの解像度が上がり喋り方でちゃんと悩めるようになっては来たので、見守ってくだされば嬉しいです。



五話 お隣事情

〜長間家 未旱の部屋〜

 

 目を開けるとそこは己の部屋だった…なんて恥ずかし気も無く考えつく時間も程々に、私が終わらせるべき作業を終わらせて一息付いているとふと、お兄は今どっちの作業に没頭しているのかと気になった。

 

 確かコンペだかコンクールだかに出す作品を制作中なんだっけ?スカーライトのイラスト自体そんな切羽詰まらせるものでもないから別に良いんだけど、お兄そろそろ倒れ無いわよね?…まぁ倒れたら笑ってやろ

 

「…とにかく今10時だし?徹夜するタイミングじゃ無くても起きてるでしょお兄だし」

 

 徹夜じゃ無くても11時には寝る準備に入ってるから微妙っちゃ微妙な時間だけどね。

 さてさて?お兄の部屋の前に来た訳だけどぉ〜…ノックなんてみみっちい事はせずに入ってやろっと…うわ。

 

「…アンタらマジ?」

 

「いやお前もお前でノックしろよ…痛っ痛いってさっきより痛いぞ、絵名…」

 

「…っ!…っ!!!」

 

「…そうやって暴力に訴えるの良くありませんからね、絵名さ…痛い痛い!?お前さらに力入れるなよ!?」

 

 そこにはお兄の背中に顔を埋めて何回も繰り返して背中を小突く絵名姉の姿があった。

 イヤ〜いくら私らお隣さんとは言え、そうやってイチャイチャしだすのはちょっと絵面的にどうなの…あれ?あの二人付き合ってんだっけ、いつもあんな調子だからどっちだったか忘れるわ…

 

「おほほ、私ったらお邪魔な見たいね?まぁともかく、絵名姉はそろそろ戻んないとおば様やおじ様に心配かけちゃうんじゃない?」

 

「…うるさい、息抜きくらいさせなさいよ」

 

 お兄の背中で見えなかった顔をこちらに向け、睨みつけるように絵名姉はそう言った。

 

 そんなの勝手にしたら良いし、それだけなら何も言わないわよ面倒臭いし、そっちのことを言っていないからこうやって言ってるんだけど。

 

「そりゃ息抜きは必要よ?ただいちいちお兄に八つ当たりされちゃ…」

 

「いいんだよ別に、俺も言い過ぎたし…おい絵名、まだ殴るか」

 

「…うるさい」

 

「お前今日うるさいって言ってるとこしか見てないぞ…悪かったってホント…そうゆう訳だからすまん」

 

「…はいはい勝手にしたら?じゃあ私は部屋に戻るから、じゃあね絵名姉、お兄」

 

 揃いも揃って一人で抱え込む癖に、身内に頼るなんて嫌だ〜なんて難儀な性格してんだから…全くアホらし、さて?ちょっと早いけど寝ちゃおうかな…。

 

 

ドスッ ドスッ ドスッ

 

「…」

 

「…ッ…ッ!」

 

 未旱が部屋を出てから10分はこうしてる気がするんだが、作業中にどこどこ背中小突くのはできれば勘弁願いたいモノなんだがなぁ。

 イヤになったらいつでもこっち来いなんてカッコつけたけどさ、にしても作業中にまでこうして擦り寄るか…?まぁ甘えて貰えるだけかなり前進なんだけどさ。

 

 十中八九オヤジさんと揉めたんだろうが、俺から言う事なんて一つも無いんだよな…それに絵名もそこらへんわかってるつもりなんだから改めて言われるのも嫌だろうし。

 その辺の間取り持ってくれてるだろう彰人に変なちょっかいも入れたく無いし。

 

「…あ〜、絵名?頼むからただ背中殴り続けるのだけは辞めてくれないか?分からないもので八つ当たりされるのは流石に堪えるものがあるぞ…」

 

「…ムカつくの」

 

「はい?」

 

「才能が無いって言ったアイツの言う事に…見返してやりたいのに!」

 

 …時々分かりかねるなオヤジさんの言う事、あぁイヤ絵名の話しか聞いていない都合上、全部を理解なんてできはしないんだが、でもコイツに才能が無いと言ったのは事実なんだよなオヤジさん、彰人の反応とか見る限り。

 

「アイツ?あぁやっぱオヤジさんの事ね、あの人の考えとか分かりかねるけど、絵名が単に伸び代が無いだなんて全く思わんがね…」

 

「…嬉しく無いのよ!バカ霖晴!」

 

「うおっ、耳元で叫ぶなよ手塞がってんだぞ」

 

 絵名に小突かれるくらいなら別に支障は無いんだけどコイツ無駄に声デカいから、耳元で叫ばれると流石に危ないんだが…、こうやって、ちんたらダル絡みされる方が落ち着くってのは、流石に末期か。

 

「…ごめん、作業の邪魔して」

 

 それにこうやってやらかした事に対して律儀な所とか憎めないし、寧ろ絵名の美徳なんだよな…、まずやらかすなって話だけど人間やらかす時なんていくらでもあるし、それをちゃんと反省する事なんてそうそう出来ない。

 

「いつでも来て良いって言ったの俺だぞ、気にするな」

 

 だからこそ俺はなんだかんだ何やられても絵名に対して甘いんだろうけど…アレ、いつだか彰人に言われた苦言ってこれのことか…?

 

 そんなことを考えている内に絵名は部屋から出ていったようでさっきまで人気のあった自室が随分と広く感じる、ナイトコードでも付けてりゃ気は紛れるか…お、螢がナイトコードに入室したまま作業してるのかこれ?珍しい。

 

『ラフ、送っておくよ、多分君の言った通りに出来たと思うから』

 

 おいおい、アイツここ最近だろう曲のラフ送ってきたの、忙殺させる気か?

 アイツは俺らペースでいいって言ってたが、そんな高頻度で出されちゃこっちも焦るんだよ…!というか。

 

「君?どいつのこと言ってんだ」

 

『ほたる、今仕上げてる最中のモノを終わらせたら、当然それの構想を練りはするが、君って誰のこと言ってんだ?』

 

 そんな感じのチャット送って少ししたら、メッセが取り消されていた…?なんだコイツ。

 

『おいほたる、ラフはどうした?』

 

『こうやって複数のルームを入れるのが初めてだから間違えた、もう覚えたから大丈夫。』

 

いつまで経ってもラフが送られて来ないことを疑問に思い、一応個人間のチャット機能を使い送ると、ただミスである旨を伝えられた。

 うん?コイツまたなんか安請け合いでもしたのか?

 

『お前、なんか無茶振りに付き合わされてるとかじゃ無いよな?お前自身もそんなに余裕ある訳じゃ無いんだから、何でもかんでも請け負うのは良く無いぞ、色々。』

 

『なんで僕が知りもしない誰かの無茶振りに付き合わなくちゃ行けないの?僕にとっては大切な事だよ。』

 

『そうは言うがお前学校だと結構安請け合いするだろ、それでなんとかなるのもどうかと思うが。』

 

『だってそれが優等生だろ、それで学校の皆がそう思うのならそうするよ。』

 

 しまった…別のことに話がズレた。

 …とりあえず後は仕上げに入るだけだなこの絵は。

 

『それはそうだな、お前らしくていいと思う。

 てか大切な事なのか、さっきのアレが?』

 

『そうだよ、頼まれたから。』

 

 …頼まれたねぇ。

 こうやって色々と言ってくれるようになったのも螢の成長って言えるんだろうけどさ、アイツの都合上そんな外に連れ出して楽しいって思えるような状態でも無いし…。

 

 あぁもう、そりゃ頼まれたからって何でも請け負わないのも事実だけどさぁ…

 

『頼まれたね、それって前お前が言ってた助けたい人が居るってのと関係あるのか?』

 

『あるよ。』

 

『あっそ、こっちの作業も程々にするのか?』

 

『元からその為に作ったんだから、捨てる意味がない。』

 

『なら良いわ、ぼちぼちやっとくわこっちも。』

 

『うん。』

 

『あぁそうだ、明日あたりには絵の方、完成すると思うわ』

 

『わかった。』

 

『じゃあ、また明日な。』

 

『また明日。』

 

 …はぁ、アイツとは長い間やって来たけど、気疲れはするんだよなチャット越しで話してても、それがイヤって訳では無いし、何なら小気味いい感じの気疲れだから寧ろ落ち着くんだが。

 アイツのふとした拍子にパッと消えそうな雰囲気も相まって不安になるんだよな、このまま目を離せば消えてしまいそうだって。

 

「と言うかもうこんな時間か、まぁ徹夜するか、明日までに仕上げるって言っちまったし。

 明日の授業は明日の俺がどうにかするだろう、うん」




最後まで拝読いただきありがとうございます。

前書きでリスペクト云々言った手前この絵名は解釈違いじゃね?って思いつつ書いたんですが、頭絞って考えたものがこれなので自身の技量の無さが物悲しいと言いますか…。

ともかくキャラ改変のタグを入れたのは瑞希やこの話の絵名を入れたいが為でした、あとまふゆ母。
そして常々目を逸らし続けていたんですが、もしかしてあらすじ詐欺の気強すぎるからダメだったりします…?

コレ矛盾だろ、ここ良かった、コイツならこう話すのもアリじゃろがい!諸々あれば是非にコメントで、他の方のキャラクター観を知れば見えて来るものもあるかもしれないので。
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