Wish Upon a Star 100周年の幻覚 作:空っぽのティーポット
そして御機嫌よう、『(検閲済み)』です
本作品はPCで作成しています。そして結末は
バッドエンド、場合によってはノーマルエンドとなっています。
大団円以外認めないという方はお手数ですが
『ブラウザバク』を強く推奨致します
ひとつ想像してみて欲しい
数十億も昔の話、何もない空間にそれは現れた
気がつけばそれは渦を巻き何も無い空間に光をもたらした
これが『2つ目の魔法』であると
2つ目?と思うことだろう。もしかしたら3つ目かも知れない
しかしそんなものは些細な違いでしかありません
確実と言えるのは『1つ目の魔法』は既に紡がれていたと言う事である
それ以降にいくつかの魔法が使われていようと
『1つ目ではない』ため『2つ目』と言っているに過ぎません
さて、その渦に小さくも豊かな世界ができたのである
数十億か数百、数千、数万を経て
そこからやがて小さな生き物が生まれると
豊かな世界はその彩りを増していきました
そこから時が経ち
分かる範囲での『年』が生まれた頃
彩りが『青と緑』で落ち着きを見せた頃
大小さまざまな光が円を作り楽しそうに踊っている森の中
大小さまざまな光はその色も様々で見る人はこぞって
「絵を描きっ切った後のパレット」だと思うだろう
それ程に配色様々、奇怪的で規則性なんて微塵も見られない程の散らかり具合だった。
そんな森から遠く離れた地に居を構えた魔法使いが居ました
魔法使いはとても名の知れた魔法使いでしたがその伝説を知る者は
もうこの世には存在していないでしょう
そんな彼には二人の弟子がいました
いえ、二人といえば少し齟齬があります
一人と一匹ですが便宜上、二人ということにしておきましょう
彼らは魔法使いよりとある大釜の水を一杯に満たすように言いました
2人は木組みの小さなバケツを両手に持ち
4つのバケツで長い階段を登って降りて釜に流し入れ
登って降りて井戸までと往復していました。
何度も繰り返す水運びに一人がうんざりしていました。
「こんなのはあんまりだ、いつになったら魔法を使わせてくれるんだ」
もう一人はその誰へとも投げたか分からない問いに答えた
「先輩、そんなこと言ってたらいつまでも魔法が使えないままですよ」
「うっ、それは分かってるよ」
諭された兄弟子(=先輩)と言われたひとりは諭され肩を落とす
しかし、もうひとりもまた今の状況を良くは思っていなかった
偶然であっても聞くに著名な魔法使いの元で修行ができてるのだから
魔法のひとつでも使わせて欲しいと思っているのは弟弟子も同じであった
『彼らのうち、ひとりがこの地を去る前の出来事である』
◆◇◆◇◆
昔むかしあるところに、”願い”より大切なものはないと信じる若者がいました。
”願い”とはその人自身を作る強い思い”いわば”原動力のことです。
けれど若者は、”願い”というものを叶えることがどれ程困難なことか分かっていました。
そこで世界中の魔術を学び、偉大な
魔術師は学んだ魔術を持って行く先々で人々の願い事に真摯に向き合い
時には願い事を叶えられるだけの救いの手を
時には願い事そのものを叶えたりしていました。
そうする内に魔術師の噂は広がり
気がつけば多くの人たちが「夢を叶えてくれる魔法使い」に連なりを見せていました。
やがて魔術師は地中海の果て、そこにある島にたどり着くと
連なりを見せていた人たちに向けて
「ここに王国を、ロサス王国の建国を宣言する」と言った
『ロサス』はどんな境遇でも、どんな家族でも
どんな人種でも、あらゆる人達を温かく迎え入れました。
そしてある日、国王となった若者はロサス国民に向けて
「”願い”を私に預けて欲しい」と言った
国民は最初それに懐疑的でしたが国民に向け
「それを義務にする代わりに税とし、何不自由ない生活を約束しよう」
そう言った
この言葉に国民は全員が”願い”を差し出した。
こうして『魔法使いが願いを叶えてくれる国』が誕生したのでした。