都市の鎖   作:エ・駄・死だな

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library of ruinaのネタバレが含まれます!
まずはlibrary of ruinaを買ってプレイし終わってから読もう!



到着  ─リバー視点─

 

 

 

 

あの後、初回指定司書会議が開かれ、俺たちは自分たちの階で待機となった。会議と言っても、初回はどうやら、これからの図書館の方針を説明したり、それぞれの階の役割を話したりなど、所謂報告会的なものらしい。だから、それほど時間はかからないはず………なんだが………

 

リバー「…いくらなんでも遅すぎやしねぇか?もう2時間半は少なくても経ってるぞ」

デクスター「報告だけって言ってたから時間はあまりかからないはずなんだけど…」

アラ「すぐ終わるって言ってたから頭痛いの我慢して待ってるのに〜〜眠いよ〜寝ていい〜?」

ザビエル「ちょっと!ゲブラーさんに見つかったらどんな訓練されるかわからないですよ!?今だけでもなかなか苦しいのに……でも、確かに来ないですね。何かあったんでしょうか?」

 

そのセリフを聞かれてもなかなかマズい気がするんだか………

 

「教えてくださいと願ったのは私たちだろう。だから、弱音を吐くのはあまり良くないね、二人とも」

 

「「はい!」」

 

 

ふーん…

 

 

「修行サボって紅茶飲み言ってたやつが言っても説得力ねぇーよ」

「…ゲブラーさんは「訓練中以外にも自主的に修行しといてくれ」とは一言も言ってないじゃないか。それはリバーが私を誘って勝手にやり始めたことだろ?勝手に始めたことで私は誘われただけなのにサボったは少し心外だな?」

 

…言ってくれるじゃねえか。

 

「姉貴に追いつくためにはこうでもしないと追いつけないだろ。それに、結果は出てる。

お前と俺が今戦り合ったら、俺が勝つと断言できるぜ」

 

これは断言できる。今は俺の方が強い。

 

「…へぇ?じゃあ、実際に確かめてみる?」

 

「いいぜ。一度ガチで白黒つけたかったんだ」

 

 

「……(構える)」

 

 

「……ああ」

 

 

今にも殴ろうとしたその時。

 

「「先輩たちちょっっと落ち着いてください!!!」」

 

 

二人が俺たちの間に割って入ってきた。

 

 

「一度落ち着いてください!デクスター先輩!いつもの落ち着いてる雰囲気はどうしたんですか!?」

 

「リバー先輩も!手が早すぎるのもどうかと思います!」

 

 

「リバー!そもそもゲブラーさんも体を壊すから控えてくれと言っていただろう?上司の願いも叶えられないって部下としてどうなのかな?!」

 

こいつ!

 

 

「上司のために役に立とうとするのが、どこが悪いんだ?!それに、姉貴が教えてあげてるのをいいことに他のことにうつつを抜かす部下もどうかと思うんだがな?」

 

「昨日の目覚めた時、他人行儀になったか?と思ったけど、やっぱりいつまでもお前は子供じみたままだね!リバー!」

 

「お前も、どんなに経っても冗談ひとつ言えない大人のフリしてるんだ?見た目は確かに大人でも中身がこんなんじゃなぁ?!」

 

負けじと言い返す。そうやって二人に抑えられながらしばらく言い争ってると。

 

「人の話を聞いてください!このままじゃまたロボトミーの時の大惨事になりかねないですよ!?」

 

「ゲブラー姉さんにお仕置きされちゃいますよ!あの時は近くにアブノーマリティーがいたからまだ言い訳できたけど、次はないって言ってました!だから…落ち着いてください!!!」

 

 

 

ボキィィィィ!!

 

 

 

 

「ぐぅぅぅぅ?!!?ほ、骨が…」

 

 

 

 

ドコッッッッ!

 

 

 

 

「うっ……くっ……?!」

 

 

「はぁ…はぁ…よ、ようやく、落ち着きましたね」

 

「お、落ち着かせ方が物理的すぎないか……?」

 

「そ、そういう…困ったら物理で解決するのは……リバーやゲブラーさんと似てるね…」

 

「すみません……ですが!一度落ち着いてくださいと何度も言っています!ちゃんと聞いてください!」

 

ぐ…

 

「このタイミングでゲブラーさんが来たらどうするつもりだったんですか!?」

 

ぐぐぐ…

 

「ロボトミーの頃も、犠牲がオフィサーだけで済んだのが奇跡だったんですよ!?」

 

ぐぐぐぐぐぅぅぅぅぅ………

 

物理的に落ち着かせてから頭を冷やさせる…いい方法なんだが…なん…だが…

「わ、わかった!わかったからアラ!!その剣を折れた場所に刺そうとするのやめてくれ!?」

 

このままじゃ永遠に落ち着いてしまう!

 

「で、できません!つ、次何か抵抗する素振りを見せたら1週間は足ガクガクさせるぐらいやります!」

 

何でそう落ち着かせ方が物騒なんだ?!

 

「ザ、ザビエル…君もそのどこからか持ってきたスタンガンを下ろそうか…?」

 

「いいえ。少なくても二人がちゃんと落ち着くまではこのままです」

 

あいつもまたやばそうだな……

 

「とりあえず、後1時間はこうしてますからね!」

 

マ…マジか…

 

 

────────30分後

 

 

「意外とすぐに解かれたね…」

 

「先輩たちが落ち着いてると判断したからです……」

 

「そ、それに、これ以上やるとリバー先輩が…(泣)」

 

 

「うっ☆?☆あっ?と☆とかれ?☆のか?☆☆」

 

「スタンガンが壊れるぐらい打ちましたからね…」

 

「これ…元に戻るんでしょうか…?」

 

「これでおかしくなるほどやわじゃない筈だよ……多分」

 

「リバー先輩が戻ってからたのことの対処をしましょうか…」

 

「ま、まぁそうだね」

「は、はいぃぃ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「ゲブラーさん(姉貴)(姉さん)は?」」」」

 

戻った。時間がかかったが、ここまで長い時間騒いでも一向にくる兆しはない。

 

「…俺、少し様子を見ていくか?」

「…あぁ。私は二人と居ておくよ」

 

ここは血鬼の血で伝言を飛ばせるデクスターが残った方が良いだろう。もし入れ違いになっても、伝言を飛ばせるし、俺の体に血の目をつけて置けばこちらの情報も確認できる。

 

 

「それじゃ、行ってくるわ」

「私も先輩と行きたいんですが…」

「私も同感です。それに、リバー先輩は今骨折してるじゃないですか」

 

折ったのはお前らだろうが!!

 

「いや、ダメだ。先輩という立場上、俺が行く」

「アラ、ザビエル、大丈夫。不意打ちでやられるような奴じゃないさ」

「…行ってくる…」

 

そう言って階段に続く道に曲がろうとした時。

 

「……あ?」

「……お前らは多分こういうことするってゲブラーさんが言ってたが…まさか本当にするとはな。入れ違わなくてよかったよ」

 

「アカシアさんですか。昨日ぶりですね?」

 

アカシア「…ユウキだ。…用事があって来た。悪いがもう準備は始まっているんだ。すぐに部屋に行くぞ」

 

「……準備、ですか…?私たち、まだ何も聞かされていないんですけど…」

 

「それだ。それの説明をしに来た。だから早く座ってくれ」

 

…いつものあいつらしくない。焦っているのか。…それなら、

 

「お前ら、全員座れ。姉貴を探すのは後ででいいだろ」

 

「ありがとう。上から順に説明していてな、まだまだ説明しなきゃいけない階層があるんだ。だから早めに終わりたい」

 

「指揮官がこんなになるなんて、余程大切な説明らしいですね?」

 

「大切というか…まぁ兎に角急がなくちゃならないんだ。すぐに本題に入るぞ」

 

 

─────────────────

 

 

 

 

「指定司書会議でも話されたこれからの図書館の目的、方針を説明する」

 

 

「まず図書館は、これまで通り本を集め、「たったひとつの完全な本」を作る。だが、集め方は変える。今まではゲストを招待し、図書館という感情が増幅する空間で接待を行い、直接本に展開していた。その件に関しては図書館長の代弁、そして私からも謝罪させていただく」

 

「お前だって館長に利用された被害者だろ。しかも、俺らと違って最初の司書。一番苦しかったのはお前のはずだ」

 

 

「………」

 

 

 

 

……少し、失言したか?

 

 

 

 

 

 

「………………だからこそ、なんだ。最初の司書は私だった。私が最初に接待をさせない、もしくは私だけ接待を手伝うなどの意見を言えばよかった」

 

 

「……」

 

 

「……しかし出来なかった。言えなかった……言いたくなかった。…憐れにも、「まだ指揮官をやりたい、みんなとまた一緒に居たい」という自分勝手な考えが浮かんで、否定できなかったんだ。…そして、図書館が追放されるまで皆んなを率いて、操った。……言わば、共犯だ……」

 

 

 

 

 

「……でも」

「ザビエル。何も言わなくていい」

 

今は、何も言わないのが正解だろう。

 

 

 

「ありがとう。お前には助けられてばかりだな…いつか返して見せよう…っと、こんな感情的になっていたら指揮官失格だな。話に戻らさせていただく」

 

「図書館は都市ではそのようなやり方だった。しかし、これからは本の抽出方法を変える。今はまだ細かなことは言えないが、少なくてもまた人を実質殺すなんてことはないと言える。そもそも、もう君二人ともう二人以外本の力は使えない。事実上、接待はもうできないと言える筈だ」

 

「次に、図書館はもう二つ、目標を作った。今の図書館はこの目標を重点的に進めていく」

 

 

「…へぇ?」

 

「簡単に言うと、「新天地の発見」、「それの開拓」だ」

 

 

新天地…か。外郭を見たことはあるが、見渡す限り不毛の大地だったな…

 

「外郭を見たならわかる筈だが、外郭は人が住めるような場所じゃない。植物は一つも生えていないし、動物もとても食えるような体をしていないし、そもそも数が少ない」

 

「だが、それはあくまで都市が振りまいた不純物の影響でもある。つまり、都市から離れれば、おのずと豊かな大地に辿り着く」

 

「…だが、都市は長らくこの外郭に不純な種を蒔きづつけてきた。そしてその種のごく少数が成長し、また種を蒔く…それは、何日何週間程度で解き逃れられるものじゃない」

 

「そして、その間の距離をいくら機械とはいえ一人で行けるような力もない。道中で外郭の化物に襲われる危険性もあるしな」

 

「そこでだ。館長様、そして執事…じゃなくてローランさんは、とある案を出した」

 

「これも少し説明が難でな…要約すると、もともとの先駆者、もしくは豊かな大地から都市に来た奴らの痕跡を辿って、短い経路で、尚且つ安全に行くんだ」

 

 

 

「……あの…質問なんですけど、どうやってその先駆者?の痕跡を見つけるんですか?多分、足跡や匂いも完全に消えてると思うんですけど…」

 

「それと……本当に遠くには豊かな大地があるんですか?私には、あの荒涼とした世界がいつまでも続いていると思うんですけど…」

 

「…それが、私たち以外だったらそう考えるだろう。だが、私たちには豊かな大地があると言う根拠を持っているんだ」

 

 

「…アブノーマリティ。あの中には、外郭から来た奴もいくつか存在する」

 

「わかりやすいのが「黒い森」の三鳥ですね。あれは確かに外郭に存在して、森と名付けられるほど豊かだ」

 

「それはわかった、じゃ次に痕跡についてだ。これはどうすることもできない気がするんだが?」

 

「何も痕跡は足跡や匂いだけじゃない。私たちが辿る痕跡は、「光」…これの痕跡を辿るんだ」

 

「「元々図書館も私が一気に光を得たことによって発現したEGO。それも、光と密接に関係したEGOを発現したわ」…こう館長様は言っていた。そう、図書館は都市全ての生物の光がわかるほどの能力を持ったEGOだった。それは、前より成長した今のEGOでも出来ると館長様は踏んでいる」

 

「…信じられねぇが、これで短い経路で行けるってことか。確かにそれはわかったが、安全目はどうすんだ?いくらEGOがあると言っても、ずっと何かに襲われないように気を張っとくってのは不可能だろ」

 

「そこが、今指定司書の皆さんがいない理由と関係しているんだ」

 

 

「「「「……!!」」」」

 

 

「今指定司書の皆さんは図書館をどうにかして発現しながら移動出来ないか模索してる。と言っても、大体の目処は立ってるし、後は出した提案を試せば一つは見つかるだろう」

 

「今回指定司書の皆さんじゃなくて、俺が説明しに来た理由がこれだ。ちなみにこの説明が終わったらお前らも手伝いに行ってもらうぞ」

 

 

「早く行きたいです!」

「私も、できれば1秒でも早く行きたいです…」

「まだ説明は終わってねぇよ。座れ」

 

「「は、はい!」」

 

「大丈夫。次で話は終わりさ」

 

 

 

 

 

 

「……質問だ。もし、また人の体を得られて、また外を歩き回れたら…でも、それが前の君らと少し違かったら、君らはそれでも人の体を得たいか………?」

 

 

 

 

それが前の自分と少し違かったら……か……まぁ、答えは決まってるよな。あいつらも、答えは同じだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「「「「それでも、人の体に戻りたいです」」」」

 

 

「…あぁ、やっぱり、お前らはそう答えると思ったよ…」

 

「ちなみに、あなたはどうなんですか?」

「私も気になります〜」

 

 

 

 

「…私も、一応人の体で見たいこと、やりたいことがあるのでね…」

 

 

「「やったー!!」」

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

そうやって、手伝いに行くついでに指揮官を見届けてることにした。

 

「……ところで、目的の理由をまだ聞いてないんだが…」

「簡単な話さ。人間に戻れた際に目一杯やれることやりたいから、それまでに周りを整えておくって館長様が言ってた」

 

 

…まだまだ自分勝手な所は治らなそうだな…

でも、その中に俺らも入ってるって考えると、優しくはなってるのか…?うーん。わからん…

 

 

「リバー、私たちも手伝いにいくよ。二人はもう階段を降り始めてる」

「いくらなんでも早すぎるだろ…すぐ行く!…あー、またな!」

「手伝い、頑張って来てくれよ」

「おう!」

 

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

 

 

ゲブラー「これもダメか…」

イェソド「なにかが足りないのでしょうか…?」

ローラン「俺はこういうのからっきしだからなぁ…力仕事しかできないよ」

アンジェラ「次の案を試してみて。図書館が私のEGOな以上、いくらでもやりようはある筈よ」

ケセド「光は人に貯まるから、それを利用すればどうにかなるんじゃないかな〜?」

ティファレト「じゃあ、ローランの階の…誰だったかしら?そいつが急がないと私達何も出来ないわね…」

ゲブラー「あいつらもそろそろくる筈なんだが……っと。噂をしたら来たか」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲブラーさ〜ん!あ、他の指定司書の皆さんもいますね!」

「恐らく私たち司書補は雑用だから、あそこの人がたくさん集まってる所に行きましょうか」

「ちぇっ。俺も力仕事ぐらいできるってのに…」

「ゲブラー姉さ〜ん!手伝いに来ました〜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうやって、他の司書補たちも段々と集まって来た。人が集まったことで光がなんかどうのこうのなるらしくて、イェソドやケセドがその光を利用してなんか作ったらしい。簡単に言うと、人に貯まる光の種を集めて成長させることでなんかすごい不可思議的な何かがでるんだと。でそれを使って図書館を成長させることで図書館の「根」ってのが伸びて、その根を電線みたいに光が通ることで移動できるとかなんとか。正直言ってることがむず過ぎて要約してもあんまりよくわからん。

ちなみに、豊かな大地に行くためには最低でも半年かかるらしい。その間、俺ら言語の階は総記の階と交代制で見張りをする。たまに人かようわからん奴が来て図書館に招待して帰ってくんだけど、「なにしてんの?」って姉貴に聞いてみたら、「本を抽出してる」って返ってきた。ようわからん。

 

 

 

 

まぁそんなこんなで………………

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半年後──────

 

 

「結局半年かかったな…」

「でも、身体的には老けや成長はしてないらしいよ」

 

 

 

 

 

 

 

…着いた。

 

 




次は多分もう一人の主人公視点書くと思う。多分…

EGO発現するオリキャラは……

  • たくさんいた方が良い!
  • 少人数で良いかな…
  • そもそも居なくて良い。
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