都市の鎖   作:エ・駄・死だな

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引き続きアラス視点です!まだまだアラス視点続きますよ〜!
ちなみに、リバー達が所謂「ねじれ探偵」や「リヴァイアサン」とかの物語で、アラスが所謂「library of ruina」とかの本筋の物語です!



library of ruinaのネタバレが含まれます!まずはlibrary of ruinaを買ってプレイし終わってから読もう!





協力  ─アラス視点─

 

 

 

 

「まさか、弟子の家に入る機会があるとはねぇ?私としてはこれまでもこれからも無いと思っていたんだけど。」

 

「自分もまさかあなたを入れる羽目になるとは思わなかったですよ?」

 

 

そう、ここは俺の家。家と言っても、寝室以外は全部客人用だが。

 

「……で?結局話ってなんですか?自分としては早く帰ってほしいんですが。」

 

「そう言わないで、弟子と師匠の他愛もない雑談でも……と言いたいんだが、私も時間がなくてね?単刀直入に言わせてもらうよ?」

 

何が師匠だ。勝手に俺をフィクサーにしたくせに…

 

「言わせてもらうと、私と協力してもら「無理です。」……まぁ、気持ちはわかるさ?」

 

「あなた何を言っているんですか?自分あなたのせいでもしかしたら死ぬ羽目になってたかもしれないんですよ?」

 

もう面倒事に巻き込まれたくない。早く帰ってもらおう。

 

「あの件に関しては、私も申し訳なく思っているさ。あの時は無茶な依頼してすまなかったね?」

 

すまなかったで済まされることじゃないんですが。

 

「お前さんが行った後、私も結局行ったから。これでチャラにはならないかい?」

 

「行ったんですか。…まぁ、あなたの性格上行くとは思っていましたが。」

 

「…一体どういう性格だと思われているんだか?」

言うと多分半殺しにされるよな…やめとくか。

 

「…というか、行った後その反応ってことは…十中八九、あなたもやられたっぽいですね?」

「勿論。まぁ、こうやって助かることを考慮して行ったんだけどね?」

 

…は?この人…?!

 

「助かることを自分にも伝えてくれれば良かったんですがね……!」

 

「不確実な情報を依頼相手に伝える訳には行かないだろ?」

「それもそうですが…って!違う!自分はあなたと協力することはないです!早く帰ってください!」

 

危ない危ない。奴のペースになるところだった。

 

「そもそも、自分あの件解決したらあなたとは関わらないと言ったはずです!忘れたとは言いませんよ?!」

 

「あの件を「解決したら」、だろ?実際解決できていないじゃないか?」

 

屁理屈ばっか言いやがって…

 

「ま、まさかそんな狡いやり方を使うとは思わなかったですよ?失望しました。」

 

「勝手に期待されて勝手に失望されても、残念ながら私には全く響かないねぇ?化物小僧。」

 

クソが…このゼンシンムラサキクソババァが!

 

「それに、あの件と違って何も直接調べてこいってわけじゃない。情報を流してくれればいいんだ。」

 

「……へえ?どういうことですか?」

 

「ようやくその気になったか。…詳しく言うと、ねじれ関係の情報をこちらに横流ししてほしいんだ。」

 

情報を横流し、しかも今ホットな話題のねじれ関係か…

 

「…報酬は?都市において情報、しかもねじれ関係の情報はかなり貴重ですよ?」

 

情報の有無で人生が終わるこの都市。これに見合った物を貰わないと話にならない。

 

「報酬は、翼の特異点技術…もといその製品を不定期的だがそちらに送らせてもらうよ。これなら、それと釣り合うほどの価値があるだろう?」

 

……不定期なのが気になるが、それなら充分に釣り合うといえる…のか?

 

「それと、お前さんの出自についても、少し調べてあげよう。これならどうだい?」

「……いいですよ。どの道、自分に拒否権はなさそうですしね。」

「ありがたいね。契約完了ってことだ、これからよろしくねぇ?化物小僧。」

「だから化物じゃ……まぁ、宜しく頼みますよ?紫の涙。」

「勿論さ、白い波紋。」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数週間が経った後、俺にとんでもない苦行が降りかかって来た。

 

 

 

 

 

「……え?ど、どういうことですか?」

「どうもこうもないですよ?そのままの意味です。」

 

……いやいやいやいや…流石に…ねぇ…?

 

「「南部のねじれ関係の依頼を全てハナ協会所属特色フィクサー白い波紋に一任する」って……言ってること相当ヤバいですよ……?」

 

「申し訳ないですが、これは他の協会とも話し合って決めた確定事項です。…一応、死協会やリウ協会からある程度人員サポートは受けられますが、あちらも南部協会長や1課、2課部長ともに行方不明になっていまして…恐らく、優秀な人員は期待できないでしょう…」

 

「ハ、ハナ協会は…?」

 

「こちらも1課が全滅したせいで、優秀な人材が不足していまして…人員サポートは、期待しない方がいいと…」

 

「で、でも…」

 

「ハナ協会2、3課も、FEGO登場から急激に増えた組織の対応に忙しく…本当に申し訳ないですが、白い波紋様しか適任がいないかと……何度もいいますが、本当にすみません。」

 

そう言うと、伝達員はまだまだ仕事が残っているのか、急いで事務室に向かって行った。

 

「ま、マジかぁ…」

 

手にはセブン協会の紙があり、南部のねじれ関係の依頼は白い波紋に一任すると書かれている。

 

「一旦、家に帰るか…」

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから先はまさに地獄そのものだった。

毎日毎日ねじれ関係の依頼が少なくても5件は来る。酷い時は20件以上も。

依頼の内容も都市伝説から都市の星まで、1時間未満で終わるのもあれば、3日間かかっても解決できないものもあった。そして帰ってきたら大量の依頼。頭がどうにかなりそうだった。

中にもねじれ関係かと思ったら組織の罠だったり、FEGOが暴走している奴もいた。勿論全部殺した。

それにプラス紫の涙に情報を流さないといけないため、いちいち紙にどうこう書いて送らないといけない。時には依頼しながら書くこともあった。…報酬の特異点製品や情報は、あの生活を支えてくれる代物だった。

なんだかんだそんな生活がなんと半年ずっっと続き、それまで体を酷使し特異点をフル活用した。J社&F社&P社のとんでもビームで大体の連中を消し飛ばし、K社の特異点やR社のドーピング、M社の月光石すら使って何十轍もした。

 

最近は落ち着いてきたが、それでも毎日1件は依頼が来る。その依頼を解決しながら、ふと感じたことがあった。

 

 

 

 

 

 

 

「………特異点が、出てる???」

 

そう。特異点を使いすぎた結果なのか、切り傷がついても10分程度で何もなかったのように治り、手をなんかグッとやったら少し謎の光(多分とんでもビーム)が出てくるようになったり、体をなんかフワってしたら数十m跳べるようになったり……とても微弱だが特異点の性質が体に染み付いてきていた。だが、その中でもかなり酷いのが一つあり…

 

 

 

 

「うっっっっ……ぐっっっ!?」

 

なんと頭の中から3人?3匹?の言葉が聞こえてくるようになった。

一つ目は、死は救済だが、全てを救うだとか言う。これが一番よく聞こえてくる。

二つ目はなんか自分を曝け出してとか我慢しなくていいとか多分俺に言ってる。なんかどっかで聞いたことがあるんだが…誰だっけ?

三つ目は、俺がよく覚えているあいつの声。すごいたまにしか聞こえなくて、まだ手で数えられるぐらいしか聞いたことがない。急にごめんとかありがとうとか言ってくるが、多分働きすぎによる幻聴だろう。実際最近は聞こえてこないし。

 

多分これも特異点の一種なんだろうが……正直、なんの特異点かわからない。精神系だからM社かもしれないし、N社の記憶貯蔵が無意識に残ってるのかもしれない。

 

 

そんなこんなで今日も依頼が来てないか確認しに行くと………

 

「……ぁ?」

 

 

大量の依頼が来てた、その数目分量でおよそ30件。こういう時は大体…

 

「ま、だよな。」

 

全部が同じ内容の依頼だった。

内容としてはJ社の巣でねじれが発生したらしく、建物などに被害が出てるという。だが奇妙なのが、

 

「死傷者が0?どういうことだ?」

 

こういう同じ依頼が大量にくる際は、信じられない程の被害が出ているのが定石だ。しかし、今回は建物だけに被害が出ている。

 

「とりあえず、行ってみることには始まらないか…」

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが巣の入り口か……っと、」

 

中から一人、巣の住人に見える奴がこちらに向かってきた。

 

「あなたが白い波紋様ですか?」

 

「あぁ、依頼解決しに来たんですけど…」

 

「それなら早くあの化物を巣から追い出してやってくれませんか!今にも私の家に被害を与えそうで…」

 

「わかりました。…ねじれはどこに?」

 

「私が先程見た限りでは、ここから2km程の範囲にいました!は、早く解決してください!」

 

「わかりました。出来るだけ早く解決して見せます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2kmだろ?すぐに見つけられるよな……って!」

 

いた。2mほどの体躯に、カラフルな衣装をつけた人型の生物。よく見ると、下に色んな人が集まっている。なんだ?操られているのか、それともまた別か。

 

 

「みんな〜!今度は、あっちに行ってみようよ〜♪」

 

 

………!!喋る!マズイ、俺の知る限りでは喋るねじれは最低でも都市悪夢級。早急に対処しないと。

 

「そして、僕の仲間を探してきてほしいんだ!申し訳ないけど、手伝ってくれるかなぁ?」

 

 

 

「おい。」

 

 

「……あ!新しい人かな?!みんな!挨拶しようね!」

「こ〜んに〜ちは〜〜〜!♪♪!」

 

「…その声量をすぐ横で聞かないといけない俺のことも考えてくれよ。心配して大声出さなくても聞こえてるって図書館の時に言っただろ?」

 

「ご、ごめんノア!でも、やっぱり僕の声が届かないかと心配になって。次からは気をつけるよ!」

 

 

 

二人?!今まで様々なねじれを見てきたが、複数人のねじれは初めてみたな…それに、意思疎通ができるなんてとんでもない珍しさだ。いや、逆に二人だから意思疎通ができるのか?

 

…とりあえず、まず無力化するか。

 

 

「そんな物騒なものをこちらに向けないでくれ。君も、ちゃんと楽しませてあげるから。」

 

「そうそう!っと!まずは自己紹介からだね!僕はエマ!そしてこっちがノアだよ!僕らは「八時のサーカス」で団員としてみんなに笑いを届けているんだ!君の名前はなんて言うんだい?」

 

「すまないが、お前らに名乗る名前はないんだ。」

「まぁまぁそう言わずに!一回だけでもいいから!」

 

「…お前らが今からする質問に答えたら言ってやるよ。」

 

「やったぁ!ノア、一緒に答えようね!」

「…勿論。」

 

本当に仲良しだな…まぁ、そうじゃないと一緒にねじれたりしないか。

 

「一つ目。お前らは、ここにいる奴らに危害を加えたりしたか?」

 

「そんなことする訳ないですよ!僕らは色んな人を笑わせたいだけなんだから!そうだよね!ノア?」

 

「その通りだ。俺たちは君達を幸せにしたいだけだ、危害なんか加えるわけない。」

 

「…二つ目。住人から建物を壊しているという情報が来た。それは本当か?」

 

「え!?ご、ごめんなさい!僕目が見えなくて、外の様子がよくわからないんです!もし何か壊していたら、その人に謝らせてください!ね、ねぇノア、僕なにか壊しちゃったかなぁ?」

 

「大丈夫だ、エマ。確かにちょこちょこ物に当たったりしていたけど、何も壊していない筈だ。」

 

「………三つ目。お前ら、ねじれる前の自分を覚えているか?」

 

「ねじれる前…?ねぇノア、ねじれって何だい?」

 

「お前は本当に世間知らずだな…ねじれって言うのは、人が突然化物になって暴れたりすることだ。」

 

「えへへ…ごめんね?ねじれがそれなら、僕たちそもそもねじれてなんか居ませんよ!暴れてなんかいないし、化物なんかでもないですよ!」

 

それで化物じゃないはだいぶ無理があるが…

ねじれでは珍しい意思疎通ができ、尚且つ二人組…それに、先程の「八時のサーカス」…これから考えられることは、

 

 

 

「お前ら、ねじれじゃないな?」

 

 

「そりゃそうですよ!僕らは暴れるんじゃなくてみんなを笑わせて楽しませるためにいるんですから!」

 

 

「……最後だ。お前らは、何でここにきた?」

 

 

「何でここに来たかって……気づいたらここにいた?って感じです!」

 

「図書館で倒されて…死んだと思ったら、ここにエマと一緒に倒れていたんだ。」

 

「……!!図書館だと!?」

 

「もしかして図書館を知ってるんですか!やったぁ!僕ら、おんなじところありましたね!」

 

知ってるどころか、俺も行って無事殺されたよ。…こんなやつも図書館にいくもんなんだな。

 

「…あぁー。えとな。お前らは、ここらへんの住人に迷惑だと思われている可能性がある。」

 

「そ、そんな!僕ら笑わせようと頑張っているのに!」

 

「まぁ、そんなんだから、できれば立ち退いてくれるといいんだが…」

 

「立ち退いてと言われるなら立ち退かなきゃいけないんだが…俺たち、仲間を探しているんだ。」

 

「そうなんです!みんな、団長さんもいなくなっちゃって…」

 

「仲間…ねぇ?多分だけど、ここらへんにはいないと俺は思うけど。それに、仲間を集まって何をする気だ?」

 

「もちろん、みんなを幸せにするためにショーをするんだ!君も招待してあげるよ!」

 

「俺たちのショーを見たらきっと幸せになれる筈だ。ぜひ見てほしいよ。」

 

「…どこで?」

 

「僕らのテントで……って!そうだ!僕たちテントも見つけないといけないんだよ!い、急がないと!」

 

「あぁ〜。焦っているところ申し訳ないんだが、八時のサーカスはちょいと前に解散になってるよ。」

 

 

 

「「……え?!」」

 

 

「そ、そんな!僕らのサーカスが、何で解散に!?」

「解散ってことは…俺たち、もうショーができないってことなのか!?」

「どうしよう!僕ら、もうみんなを笑わせられないってことだよ!?」

 

…どうしよう。こういうタイプの奴の対処方がわからん。……そもそも俺の仕事の管轄外だし、俺には関係ないな…帰るか。

 

「あっ!ちょ、ちょっと待って!!!」

 

「なんだよ。もう俺としては帰りたいんだが。」

 

「君、なかなか裕福そうだから、家とか持ってないかなーって……」

 

「……あっても居候はさせないぞ。」

 

「そんなぁ!お、お願い!みんなが見つかるまででいいから!お願いします!」

「俺からもお願いだ。このままショーができなくなるなんて御免なんだ…」

 

「……い、いや……」

 

「お、お願いしますぅぅぅ!!!」

 

「わ、わかった!わかったから!こういうタイプの奴は初めてだからな…どうするかはあいつと決めるか…」

 

「や、やったよノア!やっぱりこの人は優しいよ!」

「まだ決まったわけじゃないだろ!…でも、ありがとうな。」

 

「…どうも。」

 

「そ、そうだ!まだ名前を聞いてないよ!君の名前は?そういう約束でしょ!」

 

やべ。覚えてたか……

 

「あぁ〜、…ジャクソンって言うんだ。」

 

「ジャクソンさん!いい名前だね!よろしくね!」

「エマ、絶対違うぞ。…名前を教えてくれないか。恩人として覚えておきたいんだ。」

 

「……っち。」

 

「あ……ごめんなさい!聞きたくないことを無理矢理聞いてしまって…」

 

「…アラス。」

 

「…え?」

 

「アラス・ファルソ。…言ったぞ。」

 

「あ…あ…ありがとう〜〜!!絶対忘れないよ!アラスさん!」

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのムラサキババァと話し合った結果、俺の家の下の階にすむことになったようだ。それはいいんだが…

八時になると急に物音がよく聞こえるようになった。

家の隣はどっちも店で、どっちも年がら年中ずっとなんかなってるからそこまで近所迷惑にはならない。けど、たまに俺のところに来る客人がビックリすると言っている。最後には仲良くなったとも。

 

 

 

そんなんを聞いている俺はと言うと、一方的にあっちが話しかけてきて俺が適当に返事してる感じ。

 

 

…正直、エマノア関係よりも、特異点がより酷く体に染み付いてることが気になる…

使うたびにどんどん酷くなってきてるんだよな…

今じゃW社の空間切断のエネルギー刃をちょっと出せるようになってきてるし…

本格的に不味くなってきたな?

 

 

 

 

 

 

 

 







エマノア仲良しだよね〜キャラ付けむずすぎ〜。
あ〜クロスもR18もリバー達も書きたい〜憧れが止まらねえ〜
ちなみに正月休みで投稿間隔早くなるかも〜?


EGO発現するオリキャラは……

  • たくさんいた方が良い!
  • 少人数で良いかな…
  • そもそも居なくて良い。
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