ATK1 DEF1
連邦生徒会長とはギャグで笑ってくれる数少ない友人
「アロナ、それは後で説明するとして、サンクトゥムタワーの制御権を取得してくれ」
『え?で、でも私は先生の制御下なので生徒の命令には…』
「オレは席を借りてるだけだ。生徒じゃない、そういうことになるとしたらある意味、先生なんだぜ?」
「“とりあえず目の前のやるべきことからだよね”」
アロナは落ち着きを取り戻して先生に向かって指を重ねるように指示した
「これが生体認証となります、残った指紋を目で確認するというものです」
指を重ねてアロナは目を細める。
唸り、そして顔が柔らかくなって、「はい!承認完了です!」といった。
サンズの目には絶対手抜きしたと見えたがそれは先生も同じようでアロナに問い詰めた。
その結果アロナを泣かせ慰めるために三十分ほど時間を使った。
(何やってんだよセンセイ・・・)
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「はい、はい、わかりました」
リンが電話を切って先生に報告する。
「サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました。これからは連邦生徒会長がいた頃と同じように行政管理を進められますね」
「ついてきてください。連邦捜査部『シャーレ』をご紹介します」
咲くトゥムタワーの制御権を確保してキヴォトスの騒動が沈静化している中、リンは最後の役目をおわらせに向かう。
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「ココがシャーレのメインロビーです。長い間空っぽでしたけど、ようやく主人を迎えることになりましたね。」
扉を開けてシャーレの中に入っていく。
外が見える大きな窓、そしてすでに準備されたいろいろな備品、仕事をさせるにはもってこいの場所である。しってむ。
「それではごゆっくり、必要な時にまた連絡しますから」
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護衛をしてもらった生徒にお礼をしてシャーレに戻った
「先生、お疲れ様でした。でも大変なのはこれからですよ?それでは、シャーレをよろしくお願いしますね?先生」
「“うん!よろしくね!アロナ”」
「それではこれより連邦捜査部『シャーレ』として初の公式任務を始めましょう!」
「『“おぉ~!!!”』」
「そういえばシャーレって自由に生徒を入部させることができるんだよね?」
『そうですね!早速入部させますか?』
「そうだね、じゃあサンズ。シャーレに入部しない?」
「・・・いいぜ。オイラは生徒なんだろうからな」
『……(サンクトゥムタワーにはサンズさんの情報がありませんでした。2年前から急にアビドスに入学。そのまま留年してるのでしょうか。彼は1年生です。しかしそれ以前の、ある日からサンズさんは不登校の扱いを受けてます。なにがあったのでしょうか。今はもう、制御権利がないので探る訳にも行きませんけどね)』
シッテムの箱のカメラからサンズを視る。
彼は笑顔を先生に向けていた