スケルトンの青春   作:袴田

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誘拐と便利屋 アビドス高校#7

「信じられない…結局私のバイトが終わっても居座るなんて…」

 

外が暗くなってきたので家に早く着くために路地裏などの近道をしながらセリカは進む。

 

路地をぬけていくと大通り手前の所で自販機の光に照らされているシロコが居た。

 

「シロコ先輩?こんな時間に何してるの?」

 

「ん、セリカ。私は銀行の偵さt…ツーリング「いや全く隠しきれてないわよ」……ん」

 

シロコは耳を垂らして悲しそうな顔をしたけれどすぐにいつもと変わらぬ表情、いや、少し心配が混じったような顔でセリカに問う。

 

「ん、そういうセリカこそなにしてるの?」

 

「私はバイト終わって家に帰ろうかと」

 

「ん、路地は危険。一緒に帰ろ」

 

「いや、別にいいわよ。ここからなら路地に入ることもないし、そういうシロコ先輩こそ…」

 

「私は大丈夫」

耳を立てて胸を張り誇らしそうな顔をする、その姿に思わずセリカには笑顔が咲いた。

 

「ん、良かった」

「…え?」

 

「セリカ、サンズと先生が来てから余計表情がツンツンしてたから」

「べっ!別にいつもツンツンしてる訳じゃないわよー!」

 

「でも、先生やサンズにあんな反応はだめ」

「いや、正直仕方ないと思うんだけど……」

 

セリカはシロコに今までの主観を全てシロコに話した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ん、ま、、まぁ仕方ないと思うけど、流石にツンケンしすぎかも」

 

 

瞬間移動でセリカを驚かして来たこと、先生も同伴で来た事。

そしてホシノ先輩とサンズの関係。

 

「ありえる?2年間もアビドスを捨てて連邦生徒会に……しかもホシノ先輩を置いて…」

 

「ん、理由はサンズに直談判すればいい話」

 

「とりあえず、今日は疲れたわ、私はもう帰るけどシロコ先輩は?」

 

「ん、少しサンズのところ行ってみる」

 

「じゃ、ここまでね。また明日」

 

「ん、また明日」

 

シロコは自転車に跨り自転車とは思えないスピードで走り去った。

 

 

「疲れたわ、今日は早く帰っ……ん?」

なにか缶のようなものが落ちた音がしてセリカはそちらを振り向いた…そして煙幕と全身で被り意識を……

 

 

 

最後に目に写ったのはヘルメット団の団員約2名だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ん、セリカは?」

 

「見つかりません……柴関を出てからセリカちゃんが…」

 

「やほやほ〜みんなー」「どうしたんだ?こんな夜遅く」

 

「ホシノ先輩、サンズさん、セリカちゃんが行方不明なんです」

 

「ん、最後に見たのは多分私……家に帰るって言って別れてからそれっきり、」

 

《先生!アロナにお任せください!セントラルネットワークに侵入してセリカさんのスマホの場所を検索します》

 

アロナは瞳を閉じて頭の上のヘイローを何度もかたちを変えていた。

すぐに瞳を開き一言。

 

《出てきました、アビドス砂漠です》

 

“見つけた!セリカはアビドス砂漠にいる!誘拐の線で間違いないね、皆、セリカを助けにいくよ!!!”

 

「そんじゃ行ってみよ〜」

“出発!!”

 

 




プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャ

「はい、こちら便利屋68。陸八魔です」

「あ〜、もしもし オレオレ サンズだぜ」

「はい、今回はどういったご要件でしょうか」

「一つ、忠告と依頼がある。どっちから聞きたい?」

「じゃあ、まずは依頼から…」

「あ~、うん。任せたい護衛任務がある。報酬は(ゴニョ ゴニョ)くらいでどうだ?」

「……わかりました。引き受けましょう。そして…その忠告というのは?」

「ア ビ ド ス か ら て を ひ い て く れ」

「…………」(な、ななななんでその事知っているの!?)

サンズくんは伊達に二年間連邦生徒会にいたわけじゃないんだからね
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