スケルトンの青春   作:袴田

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サンズ ATK1 DEF1
最弱のスケルトン。1ダメージしか与えられない。
カラダを再構築するまでに至ったホシノの魔力(神秘)には
秘密があると思い始めている


到来、アビドス砂漠に現れたスケルトン

痛い。魔法を保てない。身体が保てなくなった、これはもう、死ぬな。

ハハ、結局この世界は壊れてしまうのか、何がだめだったんだろうか、そんな事考えても所詮オレは手のひらの上でしか動けないキャラクターに過ぎない。

それに比べたらアイツのほうがよほど、、、、いやそんなことはない。何が原因で世界が変わるのか、

それを知らないはずがないだろう。

「ハハ、」

なにか目の前に世界の切れ目のようなものが見える。

流れがあるようだがそんなの気にしてられない。

オレはその流れに崩れかけの身体を任せながら

「パピルス、おまえもはらへってるか?」

 

 

 

 

 

「ねぇねぇホシノちゃん。これなんだろう。青いハート型の」

「そんなことよりこの砂漠にお宝が眠っているって言ったのは先輩じゃないですか!そんなの持ってないでまずはてをうごかしてください!」

「ねぇこれならお金になったりしない?」

「・・・・・なんですか?これ・・・」

 

ピンク髪の少女が触れた瞬間。神秘がそのハートへと流れ込み、青い光に包まれた。

周りの砂がハートへと吸収され、そして一つの人形の影ができていた。

 

「こ、これは一体?」

「ホシノちゃん!私の後ろに隠れて!!」

そんな声も虚しく、ホシノの目の前で砂を吸収しながら形が作られていく。

青いパーカーに白いフードを被った、短パンでスリッパを履いている、スネが骨になっている

 

 

「おい、ニンゲン。」

目の前の謎の人物に二人は経過して銃を横目に見る。少し距離があり届きそうにない。

 

「はじめて あうのに あいさつも なしか?」

目の前の人物は手を差し伸べた。

 

「あくしゅ しようぜ?」

緊張が額に汗を滴らせる。これは気温が暑いのか、それとも冷や汗なのか、彼女ら二人は心の奥では理解している。

 

目の前に経っていたホシノは相手の手を握った。

 

 

ぶうううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

 

「ハハ…ひっかかったな。てにブーブークッションをしかけといたんだ」

ホシノは唖然とする。

目の前に立っているのは明らかな骨だったから。それはまごうことなき骨だった。理科室においてあるような骨格をしているわけではなく、丸みがあり頭は鏡餅のようで歯と鼻と目に穴が空いている。表情が動くので柔らかいのだろうか、

いやいや、そんなことより

「ほ、ほほ、ホシノちゃん。骨が喋った」

 

「それはそうとアンタ、ニンゲンだろ?ここは地上なのか?」

「・・え、えぇ。ここは地上というか、アビドス砂漠ですけど。」

「ハハハ、ウケるな。オイラはサンズ。みてのとおりスケルトンさ」

目の前に骨は表情豊かに話す。

 

「なるほど、ココはアビドス砂漠。あんたらはアビドス高校に通う生徒さんってことだな。」

「梔子ユメです。」「小鳥遊ホシノです」

「まぁここにいるりゆうもきいたが、そのまえになにかのみものはないか?

カラカラなんだよ、ホネだけに?!」\ツクテーン/

「「・・・・・・・・・」」

この寒さはもう語る必要がないだろう。

 

 

「・・・プハーっ」

「「・・・・・・・・」」

片手にはケチャップを持つスケルトンを横目に少女二人は教室で相談していた。サンズに聞かれないように。

 

「この、人?一体どうするんですか?」

「どうするといってもさぁ。何もできないじゃん?いきなり親切にしといてサヨウナラなんて可哀想じゃない。」

「・・・はぁ、ねぇサンズさん!貴方、これからどうするの?」

「まぁ、いくつかのセンタクシをきかせてほしい。トントン拍子に話が進みすぎて色々追いついてないぜ、スケルトンなだけに?!」

「次そんなつまらないギャグ言うようなら頭に風穴開けますよ」

常に話さず手に持っている愛銃をサンズの頭に向ける。彼は怯むどころか笑って流した。

「ジョークだぜ、そんな物騒なもんしまってよ、骨が折れちゃうぜ、スケルトンだけに」

一発の銃声が轟く。

つい頭に熱が登り引き金をひいてしまう。そしてハッとした。彼にはヘイローがない。当たれば砕ける。

 

 

「あぶない。これ避けるのには骨が折れるな」

おかしい。確かに避けれない距離にいたはず、なのになぜ

背後を取られている・・・

「一体どうやって!?

「ホシノちゃんが背後を?!」

「頭がスカスカになっちまうぜ、スカルだけに」\ツクテーン/

「そんなことより!!」

「一体どうやったっていうの!」

「・・・・ヤレヤレ」

 

アビドス 校庭にて

「OKだしたのはオイラだけど、そんなにかたくなるなよ。まるでホネのようだぜ。」\つくt

「いいから、始めますよ」

いきなり愛銃を手に持ち銃声を鳴らす。1発、2発と鳴るその銃声の先には何食わぬ顔で青い上着のポケットに手を突っ込むスケルトン。彼の目が青く光ったと思えばその瞬間彼は目の前から消えて後ろで肩に手をおいていた。

「そんなんじゃホネがおれるだろ?ホネだけに」

「うるさい!」

振り向いて身体に触れた!今ならあたっ!

そんな考えもつかの束の間目の前には見知らぬ巨大な龍の顔のようなものが口に光をためて待機していた。

それを見てすかさずサンズに打つはずだった銃弾をソレに放つ。

当たったソレは溜め込んだエネルギーを爆発。白煙の中で全方位に神経を注ぎ奇襲に備える。

風が吹き、白煙がすぐに消えたその時、目の前には先程壊したはずのそれは口を開けていた。

 

 

「ホシノちゃん!!」

目の前で実の後輩が白い光に飲まれた。

その時、彼は目をとじていた。その瞬間、光の中からホシノが現れた。出血している。

「おわりだな」「大丈夫です、見た目の割に酷くはありません。手加減してません?」

「そんなことないぜ、オイラの手札はこれだけだぜ」

「そうですか、こちら側も攻撃手段はこの銃しかありませんからね」

再び攻撃体制に入るホシノ。無理に決まってる。勝てるはずがない。

 

ホシノは体制を低く保ち目の前のサンズに鉛弾を放った。

ポケットに手を突っ込んだままのサンズはそれを瞬間移動を使わずに避けた。

その隙をついてホシノは隠し持つ拳銃を抜き出して放った。

それも避けニヘッと笑ったサンズ。愛銃を振り回して打撃を加えようとするもそれをからかうような笑顔で避ける、「まさか、おとなしくあたりにいくとおもったか?」なんて口を挟む余裕を見せるサンズに更に怒りをあらわにするホシノ。

「ヘヘ、ひっかかったな」そういうホシノの

周りには5つほどの龍の口が今にも光線を放ちそうだった。ホシノはとっさに射線から逃れるように高く飛んだ。

ジャンプで避けたのもつかの間。一気に重力が強くなり地面に叩きつけられた。

サンズを見ると左目を黄か青に光らせて左腕を地面に振り下ろしていた。

「諦めの悪いやつだったな。これでおしまいだぜ」

振り下ろしていた腕を今度は高く上げた。その時ホシノの下から骨の束が勢いよく生え、その衝撃でホシノは高く飛び上がった。そして骨の束に沈んでいった。

「ホシノちゃん!!!!!!!!!」

ユメの叫びが骨の束へと近づいていく。

 

サンズは骨を地へと沈めた。その場にはヘイローがないホシノがいた。

「こりゃ焦ったぜ。ここまで強いとは思いもよらなかったぜ」

「ヘイローがないよ。死んじゃった!!」「!?」

おかしい、とサンズは思った。なにせ自分はLOVEがとても低い。攻撃力防御力、そして体力ともに1。最後の束は当たる直前少し引っ込めて衝撃を吸収した。そこまでの配慮を込めてなお彼女は死んでしまったのだろうか。

とっさにユメを退かして脈を計る。そして聞こえてきた、寝息。

「びっくりしたぜ、これは気絶だ。どうせすぐ起きる。手当をするから保健室まで連れてってくれ」

安心した。彼らは身体が丈夫なのは一発目で理解していた。

小型のガスターブラスターはフルまで溜めて放ったにも関わらずアイツ(chara)が受けたときよりダメージはなさそうに見えた。

気絶に追い込むことがやっとできたところなのだ。

 




ホシノにかたせると死んじゃうんだ。
初見殺しでサンズくんの勝利だってことにしてください
ホシノの初期HP3275
そりゃユメの「死んじゃった」でビックリするやろ。だってCHARAでさえ92だったのに
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