ティターンズブルーアーカイブ   作:毒撒

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うーん、戦闘描写がムズい!


第三話  前線指揮

 場所は変わって、シャーレの部室付近の道路。そこでは、まぁまぁな規模の戦闘が起こっていた。辺りは戦火に包まれ、煙が立ち上り、バスク先生達は瓦礫に身を隠しつつ様子を伺っていた。

 

「な、なんで私達が不良共と戦わなきゃいけないのよぉ!?」

 

「サンクトゥムタワーの制御権の奪還には、あの部室を占拠しようとしている不良を片付けなければいけないので………」

 

 ユウカがグチグチと文句を言う中、彼女の頭に放たれた数発の銃弾が命中した。しかし………

 

「い、痛っ!?あいつら、違法JHP弾を使ってるじゃない!?」

 

 ユウカはピンピンしており、更に文句を垂れる始末。彼女達が言い争う中、その現実にバスク先生は戦慄していた。

 

(銃弾が命中しても傷一つつかないだと………!?これが、キヴォトスの銃社会を成す理由なのか………)

 

「………とにかく、今は先生を守りましょう。いくら軍人だったとしても、外から来た先生は、銃の耐性がありません。先生の安全を最優先とし、あの建物はその次です」

 

「先生はここで隠れていてください。私達が鎮圧してきます」

 

 そう言って、彼女達は瓦礫の壁から駆け出そうとする───

 

 

 

───それを、バスク先生が止める

 

「待て!」

 

「っ!先生、まだ何か?」

 

「………貴様達が現在持っている武器は?」

 

「え………?」

 

 

私が指揮を取ると言っているのだ!

 

 

「先生が………?」

 

「ですが、退役軍人であるバスク・オム先生なら………」

 

「………先生、良いんですか?」

 

生徒達は心配するが、バスクは悪い笑みを浮かべる。

 

「これでもかつて、部下からは[戦術の天才]と呼ばれていた。それに、乗りかかった舟とやらだ。私自らがが、貴様達を勝利へ導いてやろう」

 

 バスク先生の言葉に、生徒達は覚悟を決め、直ぐ様情報共有に映る。

 

「私の銃は、ボルトアクションライフル。遠距離からの支援に長けています」

 

「私もピストルを所持していますが、治療が主な役割です。戦場での応急処置はお任せください」

 

「私はライフルと閃光弾を用いた戦闘を行えます。戦場を撹乱させることに長けています」

 

「えっと、私の武器はサブマシンガン。2丁持ちもできるし、いざという時はシールドを発生させて防御も出来ます」

 

 バスク先生はすぐに頭の中で戦術を組み立てていく。

 

「………ユウカは前線でタンクを、スズミは中距離からその援護、ハスミは狙撃で支援、チナツは必要に応じて各員の処置を頼む。ひとまずはこの陣形で突入、状況に応じて別の指示を出そう」

 

「「「「はい!」」」」

 

 

「では、戦場を我が物にするとしよう」

 

 

 

そして、各員突入していくが………

 

 

「ハスミ、2時方向に二人、片付けろ!」

 

「お任せください!」

 

 

「ユウカ、シールドを張って一つ前の遮蔽へ移動しろ!」

 

「は、はい!」

 

 

「ユウカが少しダメージを負っているな………チナツ、応急処置を!」

 

「了解です」

 

 

「スズミ、閃光弾を前方に!」

 

「了解。閃光弾、投擲します!」

 

 

 バスク先生の長年の経験による的確な指示により、戦闘はかなり有利に進み、あっという間に鎮圧、シャーレの部室のすぐそこまで来ていた。

 

「………なんだか、いつもより戦闘がやりやすかったです」

 

「これが、先生の指揮なのですね………」

 

「まぁ、連邦生徒会長が選んだんだし、そりゃそうよね」

 

「ともかく、部室はすぐそこです!」

 

「このまま行くぞ!」

 

 ユウカ達は先生の指揮による戦闘のやりやすさに感嘆しつつ、そのまま前進してゆく。そんな中、バスク先生に向けてリンから通信が来た。

 

《先生、七神です。今、この騒ぎを起こした原因の生徒が判明しました》

 

「原因………一体誰だ?」

 

 バスクの問いに、リンは静かに告げる。

 

《………ワカモ。百鬼夜行連合学院にて停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。似たような前科がいくつもある危険人物ですので、お気をつけください》

 

「凶悪犯という事か………了解した」

 

 リンとの通信をを終え、再び前進しようとした所で、ハスミが叫ぶ。

 

「騒動の中心人物を発見!」

 

「何!?」

 

 一同がその方向を向くと、そこにはこの騒動を起こした、狐のお面を付けた生徒、「狐坂ワカモ」が立っていた。

 

「フフ、連邦生徒会の子犬たちが現れましたか。お可愛らしいこと」

 

「悪いが、こちらは子犬と言うより大鷲なのだよ。総員、戦闘開始だ!」

 

「あら、残念ですが、貴方方の相手は私ではなくてよ!」

 

 ワカモはバックステップで後退し、そのまま撤退していった。

 

「このままじゃ逃げられる!」

 

「待ってください、この音は………!?」

 

 追いかけようとしたユウカだが、何か聞こえたチナツに静止される。次第にその音は大きくなり、正面から戦車が現れる。

 

「戦車まで………!」

 

「クルセイダーⅠ型………私の学園の制式戦車と同じ型です」

 

「不法に流通したものに違いないわ!PMCに流れたのを不良が買い入れたのかも!」

 

「………つまり、私が強奪しても構わんのだろう?」

 

「その通り、さっさと壊すわy待って今なんて?」

 

 バスク先生が不意に言った言葉に、ユウカは思わず聞き返す。

 

「あれをシャーレの戦力とする。違法に流通したものなら、私が買い取っても支障はないだろう?」

 

「まぁ、確かにそうとも言えますが………」

 

「ならばそうするとしよう。ハスミ、貴様のライフルはダメージがデカすぎる。牽制程度にしろ」

 

「りょ、了解です」

 

「スズミ、合図と同時に、閃光弾をありったけ投げろ!出し惜しみはナシだ」

 

「はい!」

 

「ユウカは合図と同時にシールドを張って突撃、閃光弾で怯んだ戦車に飛び乗り、操縦席に銃を突きつけて投降させろ」

 

「………あーもう、やってやるわよ!」

 

「チナツはいざという時にユウカをリカバリーするんだ。治療の準備をしておけ」

 

「分かりました」

 

 

「ではゆくぞ、シャーレの戦力第一号を手に入れるのだ!」

 

 

 

………数十秒後、全てが上手くいったとだけ、この場では言っておこう。




次回予告

第四話  地下にあるモノ
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